ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「美しき一日の終わり」 有吉 玉青 読了!

2013年04月30日 14時12分31秒 | 作家 あ行
「美しき一日の終わり」(単行本)  有吉 玉青 (著) 2013.4.29読了。

ある日父が弟を連れてきた。父が愛人に生ませた少年は秋雨と名乗り、美妙より八つ年下の異母弟である。実母を失くしてから希望を捨て孤独をつらぬく秋雨と、彼への思いを心の奥底に秘め生きてゆく美妙。二人は、住む人の無いかつて暮らした家で、会うことを決めていた。二人は庭を眺め、過去に思いをめぐらし、互いの来し方を語り合う。悲しいまでにひたむきに生きた男と、忍ぶ思いを持ち続けた女のすべてを、この一日に。


おもしろかった。一晩で読むつもりなかったのにページをめくる手が止められなかった。
まさに「美しき一日の終わり」とは、二人の人生の終焉を意味しているわけです…8点。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿