熟れた月 (光文社文庫) 2022.4.27読了。
宇佐美まこと (著)
がんで余命半年と宣告されたヤミ金業のマキ子。落ちぶれた取り立て屋の乾。
陸上部のエース阿久津先輩に憧れる高校生の結。生まれてから車椅子の生活しか知らない身体の不自由な博。
それぞれの運命が絡み合ったとき、人生は思いがけない方向へ……。
二〇一七年『愚者の毒』で日本推理作家協会賞を受賞した著者が、底辺で生きる人間たちの業と、不思議な縁を描く。
最初、どういう話なのかさっぱりわからなかった。話がわからなくても面白く読み進めてしまうのは作家さんの力量か。後半に向かって、話が回収されていき、ストーリーがまとめられてくるあたりから、そりゃー、面白いわ面白いわ。クライマックスまで一気読み。ちょっとファンタジーが入っているおかげで、出来すぎのラストにならないで済んでいるのもよく考えられている。7点。
宇佐美まこと (著)
がんで余命半年と宣告されたヤミ金業のマキ子。落ちぶれた取り立て屋の乾。
陸上部のエース阿久津先輩に憧れる高校生の結。生まれてから車椅子の生活しか知らない身体の不自由な博。
それぞれの運命が絡み合ったとき、人生は思いがけない方向へ……。
二〇一七年『愚者の毒』で日本推理作家協会賞を受賞した著者が、底辺で生きる人間たちの業と、不思議な縁を描く。
最初、どういう話なのかさっぱりわからなかった。話がわからなくても面白く読み進めてしまうのは作家さんの力量か。後半に向かって、話が回収されていき、ストーリーがまとめられてくるあたりから、そりゃー、面白いわ面白いわ。クライマックスまで一気読み。ちょっとファンタジーが入っているおかげで、出来すぎのラストにならないで済んでいるのもよく考えられている。7点。
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