DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

貪欲さこそ日本人の宝だ!

2015-12-11 22:24:32 | 雑感

 外の物を取り入れることに、日本人以上に貪欲な民族は他にいない。抵抗なく、新しいものを取り入れ、いつの間にか、自分のものにし、そして、新たな物を創造していくすばらしさが日本人にはあると思う。

 例えば、ウィスキー、ワインと言ったもの、はじめは全く真似事で作られ、到底、本場物にはかなわないと言われていたが、今や、世界の名品にも上げられるようなものがどんどん作られているではないか!他にも、周りを見渡すと、そこらじゅうに世界を凌駕した物がたくさん散らばっていてあふれている。今では定番のラーメン、カレーライス、餃子等々、元は外国人のものを取り入れて真似から始まった食べ物だ。しかし、今も、進化し続けているではないか!

 事は食べ物に限らない。ありとあらゆるものが日本に取り入れられ、そして、進化し、新たな物に返信しているではないか!これは、とても、凄いことだと思う。いったん取り入れたものは日本人に合うように、作り変えて、いつの間にか、日本独自の物にしてしまっている。

 古代において、日本独自の文字というものをもたなかったが、漢字を取り入れて使用していたが、その中で、中国が持つ様々な文化を取り入れ、日本の物にしてきている。そのうち、ひらがな、カタガナを作り出し、発音をそのまま標記できるようにしている。ひらがなとカタガナの使い分けも、とても微妙で、カタガナは、外国語を完全ではないにしても、そのまま標記し、日本の語彙の中に加えてしまっている。明治以降、アルファベットも加わり、多様性を増したと言えよう。

 思想についても、同様なことが言える。古来、論語しかり、仏教しかり、儒教しかり、キリスト教しかり、イスラム教しかり、何でも取り入れ、受容し、いつの間にか、生活の中に浸透している。しかし、そのどれにも染まってしまうということがない。これは、とても不思議なことなのだ。この辺は、西洋人にはとても理解しがたいことなのだろう。まあ、いい加減といえば、とてもいい加減で、1つの宗教や哲学に染まった人にはとても理解できないことだろう。良く日本人は、Yes/Noをはっきり言わないと批判され、最近は、日本人自身も、それを自覚し、そうしないように努めている人は多いと思う。しかし、根底には、日本人の曖昧さがあるように思う。言い方を変えれば、それは、全てを受け入れて、曖昧さと混沌の世界の中に居て、極めて動物的な感性で物事を選択し、生きているからなのではないだろうか?

 

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貧乏人に増税、金持ちに減税、これが自民の真意か?

2015-12-11 15:30:48 | 雑感

 貧乏人に消費税を課し、金持ちには大幅な減税を行う、今の政治の流れのようだ。しかし、こうしたことを続けていく限り、貧乏人は益々生活に困窮し、そして、年金等も未納のまま、生活保護での生活に陥っていく。結果として、社会保障費関連の支出が増大し、赤字財政から脱却できないという悪循環をもたらしている。

 それではどうすれば良いのか?貧富の格差を少なくし、誰もが将来に向かって希望の持てる社会を実現するよう全力を挙げて政策を作るべきではないのか?私が思うに、今の貧困対策は、単なる人気取り、一時しのぎに支持率を上げ、現政権の延命を図っているだけのものに見える。根本的な貧困対策には全くなっていないのだ。一時的なバラマキ政策は百害あって一利なしなのだ。恐らく、もらった金は何の計画性もなく、飲食や娯楽に、無用な買い物に費消されるだけ、本の一瞬で消えてしまう。もっとも、これも、マクロ的に見れば、消費増大に繋がるとの見方もできないことはないが、それとて、一時的なことで、消費拡大を促すものではあり得ない。全く困ったことだ。

 政治献金をしてくれる企業や個人を大切にしたい気持ちは分からないではないが、だから政治献金を規制しているわけなのだ。そして、政党助成金なる制度を作ったのではなかったのか?それを反故にし、最近では、政治献金を募るようになってしまっている。国の政治に携わる者が、私利私欲に走ったら、どうなるか?世の中は乱れ、人心が荒れる。そして、テロを生む出すような社会になってしまうのではないか。自らの政治生命をできるだけ長くしたいということも個人としてはあるだろうが、それは、責任ある一国の政治家としては失格だろう。もっと、国民のためになる政治を目指して欲しいものだ。

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