DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

日本共産党崩壊の危機!

2015-12-24 10:50:02 | 雑感

 今日の朝日新聞の一面に、衝撃的な記事が掲載されていた。日本共産党の志位委員長が小沢一郎氏に接近、何度も会談を重ねているとの記事だ。私は、共産党の党員ではないし、共産党の政策を全面的に支持しているわけでもない。しかし、選挙の時には、一票を無駄にするつもりで、共産党に投票してきた。それは、野党の中で唯一、他の党と安易に妥協せずに、独自の路線を歩んできた、その姿勢に感銘を受けたからだった。

 一時的な方便で、他の党と共闘を組むことは、良くあることだし、そのことについては、理解する気持ちはないわけではない。しかし、根本的に考え方が正反対の者と共闘を組むことは、党としての一貫性を損ない、党の存立の根拠を失わせる結果を招く。それは、過去において、日本新党、日本社会党、国民の支持を失い、消滅したという事実が如実に物語っている。確かに、小沢一郎氏の政治手腕は突出しており、勢力拡大にはうってつけの人物だ。しかし、絶対に食べてはいけない「禁断の実」なのだ。

 なぜ、「禁断の実」かというと、これまでの共産党の姿勢と全く対照的に、金まみれで、権力を傘に、傲慢な姿勢が背景に見え隠れしているからだ。これは、影で共産党を応援する者にとって、全く相容れない姿勢で、これまでの共産党に対する「清潔な党」というイメージを完全に破壊し、他の党と変わりない、利とあらばどことでも結びつく、主義主張のないくだらない党というイメージを植えつけてしまうことになるからだ。いったんそうなってしまったら、もう、日本共産党の党員以外、共産党に票を投じる者は居なくなってしまうだろうと私は思う。

 日本共産党は、政党助成金に反対し続け、助成金を受け取らずに頑張ってきたことは評価できる。しかし、一方、小沢一郎氏は、自由党を立ち上げ、そして、解党したときに、残った政党助成金をどうしたか、未だになぞである。また、政治献金でとかくニュースに登場する人物である。これは、日本共産党がもっとも嫌がる人物ではないのか?

 確かに、安倍政権に反対する野党共闘は必要だし、今は、切羽詰った緊急事態であることは分かる。しかし、そうだからといって、禁断の実を食べたら最後、日本共産党の存続意義はなくなるということを良く考えて欲しいものだ。場合によっては、勢力拡大に自分を失ってしまった志位委員長に退陣を突きつける党員の底力を見せてもらいたいと思う。

コメント
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