
長男は明日仕事があるということで、また、赤ん坊が疲れすぎるのも心配ということで、午後4時に帰って行った。長男夫婦が帰り支度を済ませ、玄関を出ようとしたところ、次男夫婦も、じゃ、俺たちも帰るかと言って、急に帰り支度を済ませて、長男夫婦と一緒に玄関を出て行った。
次男夫婦は、長男夫婦と違って、少し近いのだから、もう少しゆっくりして行っても良いと思うのだが、そこはドライな性格なのか、さっさと帰って行った。
部屋に残ったのは、4時にやって来た訪問看護師と、私と妻の3人だ。急に静かになり、ちょっとあっけにとられ、訪問看護師の手当の様子を見て、ところどころ手伝ったりしていた。そして、1時間半後、訪問看護師が去ってしまうと、残されたのは、妻と私の二人きりで、急に寂しくなってきた。
訪問看護師は、「呼吸が止まることがあり、これからそれがどんどん長くなっていく。そして・・・・その後は・・・・。」という。その後は?・・・・言葉にならない。私は、そうなのかと察して、「いよいよ覚悟を決めなきゃいけない時期に来たということか!」と内心思う。訪問看護師は、「呼吸には注意していてください!」と一言残して行った。
これから、明日の朝までの時間を思うと、しんどいことこの上ない。しかし、どうなるものでもない。まあ、なるようになるしかないのだから、仕方ないか????!!!