DJみならいのモデルガンブログ

20年近くだらだらと書いています。モデルガン、自転車などの記録。

BRM907 紀伊半島一周

2013-09-07 18:00:00 | _ レース・イベント


 最長の戦いと苦行。

 結果、エントリー?名完走?名中?着で600km認定(リザルト未発表)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

●装備
 乾電池2本で20時間というランタイムを買い、猫目HL-EL340を2本目のフロントライトに。フェンダーはフロントをゼファール/クルーザーロードに交換。リアはあさひのハネンダー。バッテリ切れ対策で、トップチューブにAnker/Astro5600mAhをブラックテープで巻きつけた。

 補給食は、チェックャCント6か所に対応してスメ[ツ羊羹を12個(1ヵ所につき2個)、CCDゼリー黄色を6個、CCDドリンクを現地で作れるよう、粉を6袋(3リットル分)持っている。その他、梅丹の試供品をいくつか携行。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

●前日~集合
 前日は仕事で100名の研修会場セッティング。自宅を出たのは22時ごろ。集合時間は泉佐野7時。東岸和田のファミレスで一夜を明かす。ほぼ寝てない。

 朝6時前に泉佐野のファミマに到着。おにぎりを食べながらCCDドリンクを作ってストレッチ。ファミレスからここまで30km/h巡航できた。腸脛靭帯を痛めたひざの調子は良い感じ。

 ブリーフィングの時間。キューシートと配布データの誤差を聞くがいまいち飲み込めない(泣) 今回ブルベ初挑戦の人はいないようだ。初めて600kmを走るのは自分も含めて数名。ほかはみな経験者だった。

●出発~PC2(串本)
 序盤は25km/h巡航で走る我慢の展開。山中渓の手前でミスコース→すぐ復帰。和歌山(海南)の海岸沿いまでトラックが多くややこしい。集団に混じったままPC1へ向かうと思われたが、50kmを過ぎた有田大橋の手前、トラックをドラフティングする1台が均衡を破る。シートステーに刺さるャ塔v。ムキムキの背筋とフト☆モモ。銀のオルベア。O氏。

 反応して追いかけると巡航速度は一気に35km/h。これはヤバイ。丘超えで後続がちぎれてしまい、しばらく2人旅。そして由良の峠に差し鰍ゥりトンネルの中で僕を抜く1台。色違いのオルベア。

 「僕は足残ってないですけど、今行かないと(O氏に)追いつけないですよ」そう言い残して2台目のオルベアは峠でちぎれていった(あえて温存した?) 羊羹を食べながらO氏の後ろにつくがダンシングでちぎられる。これ以上はひざがヤバイ。遠くなるオルベアの背中。この先で会うことは無かった。

 PC1の時点でCCDドリンクは1リットルを消費。追加分を作りつつゼリーと羊羹を補給。ひざのストレッチだけ念入りにして30分で出発。田辺→串本間は眠気との戦い。事故りそうで10分休憩を何度かとる。白浜あたりでスズメバチに襲われて目が覚めた。。

●PC2(串本)~PC4(志摩磯辺)
 串本でもドリンク補充。ストレッチでひざのダメージを抜く。

 新宮までに日が落ち雨が降り出した。記憶に残っているのは雨の中走った御浜の海岸沿いと、熊野、尾鷲。そして紀伊長島までの延々たる峠とトンネルの繰り返し。通っていないトンネルを通りすぎたと勘違いして引き返したりした(意味不明) 酷く疲れていたのは間違いない。ここでナビのバッテリが切れるも予備バッテリを繋いで助かった。当たり前なんだけどナビが点いた時は感激したなぁ。

 日をまたいでPC3(紀伊長島/道の駅まんぼう)。場所が見つからず無関係の一般ドライバーに教えてもらった。あまりの疲れにベンチで寝落ち。他のブルベ人もバタバタ唐黷トいた。スタッフも「屍がいっぱいだね~」と苦笑い。まだ300km残っている。

 気が付くと午前2時。PC3出発。ひざの痛みで階段を下りられない。でも自転車には乗れる。走り出すといきなり街灯ゼロのまっくら峠。茂みがガサガサ、動物までいるよ。PC3からPC4まで70kmだけなのは峠の繰り返しだからなんだね。後で聞くと鳥羽でDNFして近鉄で帰った人が多いらしい。

●PC4(志摩磯辺)~PC6(五條)
 昨日はろくに食べてない。羊羹も口が受け付けない。この先の県境、高見峠(標高900m)に備えてカップヌードル解禁。

 PC5(勢和多気)まで道なり。大した景色でも無いので温存区間と位置づけて軽いギアを回す。CCDドリンクの味も単調になってきた。ボトル片方に麦茶を入れてみよう。麦茶うまいよ麦茶。

 PC5では最後の難所に備えてストレッチ。CCDドリンクと麦茶を補充。五條に着けばゴール同前。この100kmが勝負だ。

 勢和多気からは試走したので安心。ここから高見峠までが上りで、吉野以降ほぼ下りなのも知っている。キツイのは半分だけだ。ひざの痛みも軽くなってきた!区間賞を狙う気で(そんな賞は無い)5人ほど差し返す。飛ばしすぎて吉野でハンガーノックに陥るも羊羹を食べてリセット。勢和多気→五條を5時間で通過。

●PC6(五條)~ゴール(泉佐野)
 五條以降はノープラン。コンビニでサラダを食べてタラタラ大阪へ向かう。体は疲れ切り、しょぼい上りが激坂に感じる。速度は20km/hを割り、右ひざをかばってきた左がいよいよ痛み出す。

 和歌山→大阪間の雄ノ山峠で日が落ちる。BRM518と似た展開だが今回は1人旅だった。痛む左ひざを痛めた右でかばう老老介護。体はガタガタなのに意識ははっきりしている。

 ついにゴール。ブルベカードチェック。ここでチェック漏れがあったら失神する。「これ見本にしてサインして」と差し出されたのは先にゴールしたO氏のカード。26時間という文字を見て目玉飛び出す。長距離ではとても勝てそうにないな。

 疲れと敗北感に襲われながらの輪行。寝落ち。明日は仕事だ。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

●番外編:体へのダメージ
 翌日の目覚めは良かった。短時間で深い睡眠がとれたらしい。ひざもストレッチのお蔭でそこそこ曲がる。

 しかし元々皮膚が弱いところ2日間風呂に入れずかぶれてしまった。ひざ裏と股関節に股ズレ。特にひざ裏はかさぶたが痒い。ロングタイツも万能ではないか。

 ハンドルの振動と長時間のグリップで手が痺れっぱなし。握力ほぼゼロ。蛇口の水圧に負けて水をすくえない。指がふにゃふにゃで「前にならえ」ができない。箸も持てなかったが1週間経ってようやく回復しつつある。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿