※野菜のイメージはほとんどなく、"漬け物" の方がイメージ強いです。イメージ強ですが、「京の伝統野菜」ではあるけれど「ブランド産品」ではないです。
"野菜" として出回ることはないのですね。
「酢茎菜」
公式テキスト『京の伝統野菜と旬野菜』より
⚫︎栽培の起源として2説に大別される。
『加茂川原に自生していたものを、賀茂別雷神社の社家の人が自分の庭で栽培をし始め . . . 本文を読む
公式テキスト『京の伝統野菜と旬野菜』より
「佐波賀かぶ」
⚫︎古来より舞鶴市およびその近郊の一部において栽培されていた。
※「佐波賀」の名前の「佐波賀だいこん」と同様、日本海側山陰地方の在来種作物と覚えておいたらよいみたいです。
⚫︎やや粗野な感じの晩生の越年カブ。
"粗野(そや)とは洗練されていなくて荒々しいこと" ということなのでF1 . . . 本文を読む
ブランド産品指定以外の伝統野菜のダイコンからです。
このあたりのダイコンは特に形状の違いを覚えた方がよいような気がします。
よく写真問題にされるみたいだからです。
公式テキスト『京の伝統野菜と旬野菜』より。
「郡だいこん」
⚫︎断面の形が菊の御紋章の型に似ているので、吸い物のうかしなどに珍重されていた。
⚫︎昭和17年頃まで栽培が続け . . . 本文を読む
「金時にんじん」と「くわい」は京都府内での栽培が少なく近年のブランド品としての出荷の実績がないということらしいです。
「金時にんじん」
公式テキスト『京の伝統野菜と旬野菜』より
⚫︎ニンジンには西洋種と東洋種があるが、「金時にんじん」は東洋種である。
⚫︎「市では伝統野菜に準じる」p128
と書いてありますが、「京の伝統野菜」からは外さ . . . 本文を読む
ブランド認証が始まった平成元年、平成2年に認証されていましたが、
第7回京野菜検定問題から新たに出題範囲に加えられた、
「丹波くり」、「丹波大納言小豆」「新丹波黒」です。
ちなみに問題として出されたのは「黒大豆」問題で2問、「小豆」問題で1問で計3問。
「くり」は出ていません。第8回では「丹波くり」が出るかもしれませんね。
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より
「丹波くり」
& . . . 本文を読む
「聖護院だいこん」
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より
⚫︎文政年間(1818~30)に、尾張の国から黒谷金戒光明寺に2本のだいこんが奉納され、
聖護院村の田中屋喜兵衛が、種子を譲り受けて聖護院で栽培し始め、選抜していったところ
丸型の品種が出来てきた。
⚫︎尾張から導入された「宮重大根」が元であるから、別名「尾張大根」。 . . . 本文を読む
見にくいですという指摘をいただきましたので
もう少し見やすくしてみます。
「聖護院かぶ」
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より
⚫︎享保年間(1716~36)に聖護院村の伊勢屋利八が近江の国から近江かぶの種子を持ち帰り
栽培したところ、年々変化していった。
※「近江かぶ」の形状は扁平だったみたいです。それが円球になってきたようです。
⚫ . . . 本文を読む
「やまのいも」
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より
⚫︎形の丸いヤマトイモの一種で、一般に「丹波つくねいも」とも呼ばれていて「アオヤマ系」が用いられる。
⚫︎江戸末期から明治初期頃に兵庫県丹波地方から導入されたといわれている。
⚫︎宮津市での特徴ある栽培方法として、ヤマノイモとショウガの混植が見ら . . . 本文を読む
「堀川ごぼう」
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より
⚫︎取り壊された聚楽第の堀にたまった塵芥の中から巨大に育ったゴボウが始まり。
⚫︎「堀川ごぼう」は品種名ではなく特殊な栽培方法にによるもので、一般的には「滝野川」系の品種。
※「独特な栽培方法」に対して「京の伝統野菜」ということであって、品種はごく普通のゴボウの品種というこ . . . 本文を読む
「えびいも」
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より。
⚫︎サトイモの一種「唐の芋」を用い、特殊な土入れ作業を行い、湾曲させた大きな小芋に育てる。
※「えびいも」は品種名ではなく、小芋の形がエビに似ていることからくる名前である。
⚫︎安永年間(1772~81)に青蓮院宮が九州長崎から持ち帰った芋を栽培したところエビの形に似た大型 . . . 本文を読む
「京こかぶ」
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より。
⚫︎「京こかぶ」は特定の品種名や独特の栽培方法に由来するものではありません。
※見るからに形状がキレイで揃っていてF1種っぽいですよね。ふつうに種苗会社の小カブの種を使うのだと思います。だから、京の伝統野菜には入っていないのですね。
⚫︎4月から10月頃までの期間、小さめの . . . 本文を読む
「紫ずきん」「夏ずきん」
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より。
⚫︎「紫ずきん」は「丹波黒大豆」を十分成熟しきっていない時期に枝豆として利用するもの。
⚫︎「夏ずきん」は「紫ずきん」よりもさらに早く出荷できるよう改良育成したもの。
⚫︎出回り時期
「夏ずきん」8月中旬~8月下旬
「紫ずきん」9月中 . . . 本文を読む
「鹿ヶ谷かぼちゃ」
「シカ~」と読まずに「シシ~」と読みます。
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より。
⚫︎鹿ヶ谷の安楽寺では、毎年7月25日に、鹿ヶ谷かぼちゃを炊いて参拝者に振る舞う「中風まじない鹿ヶ谷かぼちゃ供養」が行われる。
⚫︎文化年間(1804-18)に農夫の玉屋藤四郎が、奥州津軽から持ち帰ったカボチャの種を鹿ヶ谷で育てたのが、数年作っているうちにヒョウタン型のもの . . . 本文を読む
「京山科なす」
公式テキスト『旬をたのしむ京野菜』より。
⚫︎慶応年間(1865~68)に左京区の吉田あたりで栽培されていた小型の「もぎなす」を大型に改良したものと言われている。
※個人的に不思議に思っていることがあるのですが、
公式テキスト『京の伝統野菜と旬野菜』によると、小型の「もぎなす」は、『慶応、明治の初年頃に在来ナスから偶然早生で草丈の低い系統が出現した( . . . 本文を読む
公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』より
「万願寺とうがらし」
⚫︎舞鶴市特産で来歴も明治時代より新しいのではないかと判断されるため、京の伝統野菜に準ずる野菜とされている。
⚫︎主産地の中丹地域(JA京都にのくに管内)で生産されたものは、「万願寺甘とう」の名前で出荷されている。
※「万願寺とうがらし」が品種名で、「万願寺甘とう」 . . . 本文を読む