エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

早すぎた今年の山納め・・ピセナイ山(1027m)

2009年01月08日 | 山紀行 (日高山系)
エバ夫婦がブログを開設して始めての山紀行が、華やかですばらしい山報告であれば良かったのに・・何と今期はじめてひと月以上登山の無い生活が続き結局はこのピセナイ山が今年最後の登山となってしまった。それも11月13日からだからひと月半以上になるなんて自分でも信じられない現象だ。
その理由は、いくつかあるが少なくても計画だけは数回ありほとんどが悪天候まるで示し合わせたかと思われるほど休日と悪天が一致してしまった。

11月13日(木) 快晴  2008夫婦登山№42

8:15 自宅を出て登山口となる静内ダムキャンプ場には10:20に着いた。
エバは9年ぶり3回目の来訪だったが妻のチーヤンは未踏の山だったので晴れた日の中日高主稜線の展望を是非見せたいと計画をしてみた。
 結果的に願いかなって快晴となり晩秋から初冬の日高を楽しむ事が出来て満足したがまさかこの山が今年の山納めとなろうとは夢にも思っていなかった。

 今回は、以前と違い登山口が静内ダムキャンプ場近くの林道ゲート前・・という事が事前にネット情報で入手していたのでアルバイトの軽減のためにMTBを2台積み込んでやって来た。ここから本来の登山口まで約5㌔の林道歩きで歩くと2時間以上はロスタイムの加算となる。登りではずっと上り坂となる林道だったがMTBだと1時間15分で本来の登山口に着いた。帰りはずっと下り坂と思うと楽しみを残しての登山開始だった。

 12:00 本来の登山口から登山開始。
落葉が重なり合った広い登山道を少し進むともう一つの登山口があってここがピセナイ山北西尾根への取り付き点だ。最初から日高らしい急登がはじまりひと汗掻くと2合目標識と展望台標識があって顕著な尾根になる。展望台からは北西側の静内ダムと静内調整池がそして東側に尾根上を辿ったピセナイ山頂上部が確認出来るがむしろ展望台というなら地図上の標高864m地点、6合目標識のある町界線がふさわしい。(6合目 13:00)
ここからはあまり高低差の無い歩き易い尾根上を辿り頂上直下の急登を登ると絶景の展望台が待っていた。頂上には13:40に着いた。
 頂上手前では、先行していた3人グループが下山したところで出会い挨拶を交わす。軽く話を覗うと苫小牧から来たらしく私たちより1時間半以上前に登っていたらしい。「天気も良いので頂上でゆっくりしま~す」と別れ早々の頂上だった。





チーヤンは初登頂の「ピセナイ山」

 展望は最高だった。日高山脈の中央部を中心西側から望む稜線は、すでに白い雪化粧をして迎えてくれた。持ってきたガイド本と二人で登った経験から山座同定に時間を忘れて見入っていた。「あれぺテガリだろう、あれはカムエクさ・・」なんて言いながら。チーヤンも満足のご様子でなかなか下りようとはしなかった。
それでも時間にして25分間の満喫タイム。早々に写真を撮って下山することにした。いつもながら名残惜しいのは仕方が無い。(14:05 下山開始)

下りだけは早いエバ夫婦。本来の登山口まで48分、そしてMTBで快走すること30分で車に着いた。その途中では先行していた苫小牧のグループに追い着いてしまい、チャリで快走して来る私達にびっくりしていた。


ピセナイ山の登山口ゲートとチャリ


 帰路では、門別温泉「とねっこの湯」で汗を流し、18:50無事帰宅した。

ちなみに「とねっこ」とはその年に生れた子馬の事を総称して呼ぶ名らしく軽種馬の街らしいネーミングの温泉でした。(日帰り500円)