隠れた静峰・・幌平山 (718m)
■ 山 行 日 2009年3月12日(木) 日帰り
■ ル ー ト イチャンコッペ山登山口~南東斜面ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №12
■ 登 山 形 態 スノーシュー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「恵庭岳」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「幌平(山) ホロヒラ(ヤマ)」
■ コースタイム 登り 1時間25分 下り 30分
<登り>
10:10 登山口出発
11:25 稜線上
11:35 幌内山(718m)頂上
<下り>
12:00 下山開始
12:30 登山口
★ 予定はリベンジ「ホロホロ山」だった・・・
しかし、すっかり嫌われた天気でホロホロに向かっても山頂ガス
中毒・・に見舞われるのが落ちだ。・・・と今シーズンのリベン
ジは諦めました。そこで浮かんだ第二案が「幌内山」だった。
山行時間も短く、低い標高から天候の影響も少ない山そして未踏
・・千歳のたかさんに教えていただいたエバの知らない二つ目の
山だった。
★ 最短の南東斜面ルート・・・
登山口は
イチャンコッペ山(828.9m)の夏道登山口と同じ。支笏湖線幌美内
を過ぎて丸駒・伊藤温泉のT字路分岐を右折し恵庭岳登山口を過
ぎて最初のヘアピンカーブ突端がそれだ。カーブを曲がり切った
ところに展望台駐車場があるのでここに駐車する。
山スキーからスノーシューへ変更
大雨の後の湿った新雪・・が10cmほど積っていた。天候も午
後から晴れる予報だったが雪の状態が良くないので急きょの変更
だ。
駐車場からスノーシューを履いてスタート。イチャンコッペ山の
登山口で登山ポストに記入。昨日登っている人が2名記されてい
た・・。
取付き付近(後方に道路が見える)
ここは最初から急登の斜面に取付く。湿った新雪の下にはこれ
までのトレースがしっかりと残っていた。中にはツボ足も居た
らしく深い穴凹が証明していた。目指すはイチャンコッペ山
・・ではなく、南東斜面を登り詰めた先の幌内山だ。取付きの
標高は約380m、登り始め左手には顕著な沢形の地形を横目に登る。
500m付近からトレースは二手に分かれその一方は斜面をトラバ
ースする様に右手の進路となりイチャンコッペ山へと続く。
一方は、南東斜面の直登となり尾根を目指す。
稜線を目指しているトレースはわずか一人分位だろうか?途中
からはまったく確認出来なくなった。標高550mではほんの小さ
な尾根上に上がり緩斜面となる。そして潅木も疎林となって短
いがスキーには絶好の斜面・・?に見えた。パウダースノーな
ら面白いかも知れない。しかし、この日は様子が違う。湿った
新雪は、上部でも10cmほどだったがその下の斜面が固く氷
のようだ。スノーシューの底には雪が団子化して一歩の度に雪
を掃う。急斜面では歯が立たず、新雪部分だけずり落ちる・・
表層雪崩が登行の邪魔をした。
急斜面の登り・・
間もなく尾根に・・最後の登り
悪戦苦闘・・と言うにはチト大げさだが、わずかな距離の登り
でも1時間以上を要してようやく稜線に登った。
おそらく標高660~670m付近の稜線上と予想する。景色は良く
支笏湖をはじめイチャンコッペ山や恵庭岳、樽前山などが見渡
せるビューポントでもある。稜線上にはほとんど木々は無く、
平坦で歩き易い。南側に小さな雪庇はあるが気にする事無くそ
の稜線を西へ辿り僅か250mで頂上に着いた。
稜線から支笏湖を振り返る・・
稜線からイチャンコッペ山7合目の反射板を確認・・
登り1時間25分。予報通り天候が回復してきて青空が多くな
り風はそよ風となってまったく寒くはなかった。ここもまた貸
切の頂上となり間近に見上げる「恵庭岳」の場でゆっくりと楽
しんだ頂上だった。この次は、この西尾根の末端から登り少し
長い稜線歩きをしながら低山の静かな里山を楽しむことにしよ
う。
幌内山(718.2m) 頂上にて
頂上付近稜線から恵庭岳を望む・・
★ 下りは、表層雪崩の上に乗って・・・
下りでは、スノーシューでテレマークを意識しながら楽しい
滑り?を期待していたが、気温も上がったせいか一歩斜面にスノ
ーシューを乗せると周りの雪と共に表層雪崩が発生しその上に乗
っかって落ちていく格好だった。この先どうなるのかと少し不安
だったが、湿った雪はすぐに塊となって停止してくれた。これを
利用して右足、左足と雪崩れる雪に乗っけて滑り降りるとあっと
いう間の下山だつた。
<コメント・・>
雪山初心者には、お薦めの山です。時間が余り無いでも雪山を楽
しみたいと思う方にはいい山だと思いました。ただ、このルート
でも地図を持たずに初心者だけでは危険も伴いますので注意して
下さい。
※ 2021年(R3) 1月6日、再編集しました・・・。
■ 山 行 日 2009年3月12日(木) 日帰り
■ ル ー ト イチャンコッペ山登山口~南東斜面ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №12
■ 登 山 形 態 スノーシュー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「恵庭岳」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「幌平(山) ホロヒラ(ヤマ)」
■ コースタイム 登り 1時間25分 下り 30分
<登り>
10:10 登山口出発
11:25 稜線上
11:35 幌内山(718m)頂上
<下り>
12:00 下山開始
12:30 登山口
★ 予定はリベンジ「ホロホロ山」だった・・・
しかし、すっかり嫌われた天気でホロホロに向かっても山頂ガス
中毒・・に見舞われるのが落ちだ。・・・と今シーズンのリベン
ジは諦めました。そこで浮かんだ第二案が「幌内山」だった。
山行時間も短く、低い標高から天候の影響も少ない山そして未踏
・・千歳のたかさんに教えていただいたエバの知らない二つ目の
山だった。
★ 最短の南東斜面ルート・・・
登山口は
イチャンコッペ山(828.9m)の夏道登山口と同じ。支笏湖線幌美内
を過ぎて丸駒・伊藤温泉のT字路分岐を右折し恵庭岳登山口を過
ぎて最初のヘアピンカーブ突端がそれだ。カーブを曲がり切った
ところに展望台駐車場があるのでここに駐車する。
山スキーからスノーシューへ変更
大雨の後の湿った新雪・・が10cmほど積っていた。天候も午
後から晴れる予報だったが雪の状態が良くないので急きょの変更
だ。
駐車場からスノーシューを履いてスタート。イチャンコッペ山の
登山口で登山ポストに記入。昨日登っている人が2名記されてい
た・・。
取付き付近(後方に道路が見える)
ここは最初から急登の斜面に取付く。湿った新雪の下にはこれ
までのトレースがしっかりと残っていた。中にはツボ足も居た
らしく深い穴凹が証明していた。目指すはイチャンコッペ山
・・ではなく、南東斜面を登り詰めた先の幌内山だ。取付きの
標高は約380m、登り始め左手には顕著な沢形の地形を横目に登る。
500m付近からトレースは二手に分かれその一方は斜面をトラバ
ースする様に右手の進路となりイチャンコッペ山へと続く。
一方は、南東斜面の直登となり尾根を目指す。
稜線を目指しているトレースはわずか一人分位だろうか?途中
からはまったく確認出来なくなった。標高550mではほんの小さ
な尾根上に上がり緩斜面となる。そして潅木も疎林となって短
いがスキーには絶好の斜面・・?に見えた。パウダースノーな
ら面白いかも知れない。しかし、この日は様子が違う。湿った
新雪は、上部でも10cmほどだったがその下の斜面が固く氷
のようだ。スノーシューの底には雪が団子化して一歩の度に雪
を掃う。急斜面では歯が立たず、新雪部分だけずり落ちる・・
表層雪崩が登行の邪魔をした。
急斜面の登り・・
間もなく尾根に・・最後の登り
悪戦苦闘・・と言うにはチト大げさだが、わずかな距離の登り
でも1時間以上を要してようやく稜線に登った。
おそらく標高660~670m付近の稜線上と予想する。景色は良く
支笏湖をはじめイチャンコッペ山や恵庭岳、樽前山などが見渡
せるビューポントでもある。稜線上にはほとんど木々は無く、
平坦で歩き易い。南側に小さな雪庇はあるが気にする事無くそ
の稜線を西へ辿り僅か250mで頂上に着いた。
稜線から支笏湖を振り返る・・
稜線からイチャンコッペ山7合目の反射板を確認・・
登り1時間25分。予報通り天候が回復してきて青空が多くな
り風はそよ風となってまったく寒くはなかった。ここもまた貸
切の頂上となり間近に見上げる「恵庭岳」の場でゆっくりと楽
しんだ頂上だった。この次は、この西尾根の末端から登り少し
長い稜線歩きをしながら低山の静かな里山を楽しむことにしよ
う。
幌内山(718.2m) 頂上にて
頂上付近稜線から恵庭岳を望む・・
★ 下りは、表層雪崩の上に乗って・・・
下りでは、スノーシューでテレマークを意識しながら楽しい
滑り?を期待していたが、気温も上がったせいか一歩斜面にスノ
ーシューを乗せると周りの雪と共に表層雪崩が発生しその上に乗
っかって落ちていく格好だった。この先どうなるのかと少し不安
だったが、湿った雪はすぐに塊となって停止してくれた。これを
利用して右足、左足と雪崩れる雪に乗っけて滑り降りるとあっと
いう間の下山だつた。
<コメント・・>
雪山初心者には、お薦めの山です。時間が余り無いでも雪山を楽
しみたいと思う方にはいい山だと思いました。ただ、このルート
でも地図を持たずに初心者だけでは危険も伴いますので注意して
下さい。
※ 2021年(R3) 1月6日、再編集しました・・・。