エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

2013山初め・・白老岳 (968m)

2013年01月10日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
2013年ようやく山初め・・・白 老 岳 (968m)
(チーヤン風邪ひきダウン、パッポ隊長夫妻と3人で・・)
■ 山 行 日   2013年1月9日 (水)   日帰り
■ ル ー ト    国道276号線、中笛橋~北西尾根 往復
■ メ ン バ ー   パッポ隊長、パブマルさん、エバ
■ 登 山 形 態   山スキー
■ 地 形 図   1/25000地形図   「白老岳」
■ コースタイム  登り 2時間10分  下り 1時間45分 (ランチタイム含む)
<登り>
中笛橋 9:30--870ピーク 11:00~11:15(休)--白老岳 11:40
 (登り2時間10分)
<下り>
白老岳 11:45--870ピーク 12:30-(ランチタイム)-中笛橋 13:30
 (下り 1時間45分)


GPSログはパッポ隊長からお借りしました。

★ 夫婦登山№1だったのにぃ~・・・
今年の山初めは夫婦一緒で・・と計画して準備していたが、前日から体調の不調を訴えるチーヤン・・・
当日になって更に悪化、熱もあるようだった。
「私、ダメだわぁ~」と朝、細々とつぶやくその様はホントに辛そうだった。
なのに私より早起きして朝食と行動食はいつものように作ってくれていた。

病気知らずのチーヤンもやはり人の子、折角の山初めではあったが
今日はゆっくりと静養してもらう事にした。

夫婦登山としての山初めは次回に持ち越しとなりました。


★ パッポ隊長夫妻との再会山行・・・
予定では、山初めのエバ夫婦と白老岳初登頂となるパッポ隊長夫妻との新年再会山行だった。
しかし、「しょうがないね・・・」とお詫びして3人で出発することになった。

パッポ隊長夫妻とは、2007年3月定山渓の「美比内山」で偶然出会いお付合いをさせて頂いている。
当時はまだ山を始めたばかりと言っていた二人でしたが、今は山を案内したりクライミング、沢登り、
氷壁、藪漕ぎ、テレマーク・・とその領域と腕前は右上がり、今後も期待の夫婦にまで成長していた。

今回、偶然にも休みが合い夫婦二組での山行を楽しみにしていただけにちょっと寂しさは隠しきれない
が、また来るチャンスに期待して久しぶりの再会山行がスタートした。


★ 北西尾根・・・
出発 9:30
今回はいつもと違うルートを選んだ。
長流川支流二の沢川に架かる「中笛橋」を渡ってすぐに白老岳の北西尾根末端がありここから取付く。
国道を行き交う車に注意しながら一人づつ慎重に取付き安全なところでスキーを履く。
一応案内役のエバが先頭を切ってラッセルし、尾根上までガンバルが早くも息は上がっていた。

その後は、パッポ隊長に先頭をお願いするがエバはほとんど楽をする始末・・・(ありがとう)

ラッセル自体は、足首ほどで平坦ならそれほど負担は無いが、少し傾斜があるとはやり息が上がる。
こんなことではこれから目指そうとする厳しい山々に立ち向かう事は「論外」なエバの体力だわ。
・・・と、パッポ隊長の背中を観ながらため息をつく始末。



北西尾根をラッセルするパッポ隊長とパブマル夫妻


700m付近、曇りから急に太陽が顔を出し眩しさの中にも神秘さを感じる静かな尾根だった。


870ピークへの登りでは、木々の樹氷が綺麗すぎて寒々しいくらいだった。


若い隊長はいつでも先頭です・・・ありがとう!


ようやく870ピークに到着、突然顔を出す白老岳三山に感激する隊長夫妻


鋭鋒「白老岳」を見つめつつ、寒い~とつい声が出るよねぇ~


いいね、いいねと連呼する隊長・・・かな?


白老岳の展望台「870ピーク」から白老岳を背に・・


ここから見る「白老岳」が一番好きなエバです。

★ いよいよ白老岳へ・・・
870ピーク出発 11:15
まだシールを付けたまま870ピークから白老岳へ向かって降りる。
そしてすぐに白老岳北西斜面の取付きとなり最後の急登を迎える。
最初だけ威勢の良いエバが先を登るも息は切れるしルート選択はまずいし・・
やっぱり隊長と交代だ!

風も弱く雪質もサラサラの少し北斜面に移動しながら登る。
最後は、頂上直下でスキーをデポしツボ足で登り頂上尾根に出る。しかし・・・
尾根上に顔を出した瞬間物凄い風を受ける。そして寒い。



白老岳北斜面に移動する隊長がやはり先頭です・・・

★ 初登頂・・・
白老岳頂上 11:40
前回、二の沢の渡渉に時間が掛かり870ピークまで2時間30分も掛かっていたのに今日は頂上まで
で2時間10分で着いた。
はやり人数が居る分ラッセルの楽さとルート取りでこんなに違うと改めて認識する。

それにしても頂上は寒かった。写真では読めたいと思いますが、ピリピリと差すような寒さと強風には
長い時間耐えては居られない感じだった。
写真を撮って5分で下山した。
でも、天候が少し回復し日差しのある頂上だったので初登頂の二人には良かったな・・と思った。



集合写真を撮る準備中で~す・・


隊長夫婦のツーショット・・って、珍しいかも?


南白老岳(944m)を背に・・・白老岳(968m)頂上にて  (パッポ隊長から提供)


★ 最高の雪質・・・
下山開始 11:45
頂上直下からパッポ隊長夫妻はスキーのシールを外して最高の雪質と斜面を満喫する。
エバは、いつものようにシールは付けたまま安全にゆっくりと下りコルへ
コルから870ピークまで再びシールを付ける二人だが労苦を惜しまずに山を楽しむ・・と明言。

北西尾根のスキーは全般に見ると歓喜を上げて滑るほど広いゲレンデは無い。
2~3箇所雑木林が密生する場所を滑り抜けるので木にぶつからないように注意しなければならない。
でもそれなりに・・・
スキーを楽しめる初心者向けの場所としては利用価値のある山で好きな山の一つである。

途中でランチタイムを取り、久しぶりの再会に会話は弾む・・・もやっぱり寒い。
早々に終了して登山口へトレースを基本にスキーを滑らせる。
後半は登り返しや歩く場面も強いられるが、天気にも恵まれ楽しい再会山行だったので良しとしよう。

隊長、パブマルさんありがとうございました。また一緒に行きましょうね。
お疲れ様でしたぁ~。


パッポ隊長の報告はこちらです。


帰宅して・・・・

★ 病み上りのバースディー・・・
本当は、白老岳でバースディーパーティーを・・と思っていたが主役が居ないから中止。
山には持ち上げれない「大きなケーキ」をゲットして帰宅する。
いつもお世話になっているエバの気持ちです・・・(照)



さて、チーヤンは何歳になったのか・・・                       (ヒントは写真の中に・・)

今日一日で熱も下がり少し体調が戻ったようなので、ささやかながらお祝いを決行した。
ビール片手に取りたくない年を取っても嬉しい誕生日だったかも・・・知れない。




【本人よりコメント】
パッポ隊長、パブマルさんへ
今日は参加出来ず本当にすいませんでした。
自分の健康管理が悪いと反省しています。
初登頂の白老、天気が良かったようで何よりでした。
次回は参加出来るよう頑張ります、今年もどうぞよろしくお願いします。

チーヤン