2013 エバ夫婦の初登山・・・ホロホロ山 (1322m)
(冬期5年振り4度目の徳舜瞥・ホロホロ山再訪はラッキーでした)
■ 山 行 日 2013年1月20日(日) 日帰り
■ ル ー ト 三階滝工芸館から北西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №1
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「蟠渓」「徳舜瞥山」
■ コースタイム C1250付近まで 登り 3時間30分 下り 1時間20分
<登り>
登山口 8:45--C750 10:20--C1250 12:10 登り 3時間30分
<下り>
C1250 下山開始 12:15------登山口 13:35 下り 1時間20分
★ 予定は徳舜瞥山も・・・
ようやく訪れた「夫婦登山」のチャンスに選択肢は幾つもあった。
しかし、どこの山を選んでも天候が今一つ・・・そんな中、「徳舜瞥山」旧大滝コースと決めた理由は
やはり天候と登山口までの距離そしてある程度スキーの楽しめる山が基準となった。
旧大滝コースは、2008年1月17日と1月28日に登っている夏山コースだった。
その前2007年12月26日には、日鉄鉱山跡コースから970m旧道分岐を超えた8合目付近まで
登っているので今回5年振り4度目の挑戦だった。
だが、旧大滝コースの登山口まで途中から道路の除雪がされておらず躊躇する。
路上に駐車出来る場所があれば、登山口までは5~600mほどなので歩いても良かったが
除雪したばかりの道路にその場所は無かった。
そこで思いついたのが「三階滝公園」からのアプローチである。
以前登山口とした公園内の「大滝工芸館」に行って見ると1台の車と二人が山スキーの準備をしていた。
同行者?が居てラッキーと思いつつ車から降りずに私たちはそのままそこを去ってしまった。
それは、トイレに行きたかったから一旦大滝村市街地まで行き「公衆トイレ」を借りるためだった。
用を終え戻るとすでに二人は出発した後だったが、私たちも早々準備をする。
天候は予報に反して「雪」、少し風もあって頂上は見えない・・・。
★ 変更、ホロホロ山へ・・・
出発 8:45
最初から先行者のトレースを拝借して辿る事に「罪の意識」は多少あった。
そして、辿るトレースの方向から目的の山が徳舜瞥山ではなく「ホロホロ山」だという事も承知していた。
夫婦登山での途中変更は付き物で山はホロホロ山と自然に決まる。
考えて見てもここを登山口とした場合、徳瞬瞥山へ行くにはコノエオサレベツ川の渡渉があるので
一度道路を戻って橋を渡り適当なところから旧大滝コースの登山口を目指さなければならない。
1キロ以上の距離を歩くにもきっと時間を要すだろうと予想は出来た。
出発時間、天候、ラッセルなどからも登頂は最初から諦めての山行は明白だったので、ホロホロへの
変更もエバ夫婦らしい決定なのだ。
今回のルートと以前のルート図
登山口として出発した三階滝公園内の「大滝工芸館」・・冬期間は使用していないようだった。
★ まずはスタートした・・・
本意ではないもののトレースを辿る山行は「楽」なのでつい「他力本願的」な性格が表面化する。
一応、地図とコンパス、高度計でトレースの方向をチェックしながらもただただ高度を稼いでいた。
チーヤンは実に3ヶ月ぶりの本格登山になる。
体力は人一倍あるものの先日の風邪が治ったばかり・・・
今日はリハビリ登山という位置付けも出来る。
吹雪の中淡々と歩く・・・
登り始めて10分程で北西尾根に上がる・・
C650~C700付近、少し斜度のある北西尾根上の樹林帯を登るチーヤン
C800付近に来ると少しずつ雪が深くなり松の大木がモンスター群に近くなって来た
C1200付近になると完全にモンスター化する松が綺麗だった。
★ 先行者との再会・・・
C1200付近 11:50頃
前を歩くチーヤンと先行者が樹林帯の中で突然出会いぶつかりそうになった。
お互いにビックリしつつも登山口で面識はあったのですぐにご挨拶を交わす。
私たちは何度もトレースの御礼を言ってここまで来れた事を感謝した。
話を聞くと「すぐ上はホワイトアウト状態で風も強いので登頂出来ず下山した」という事だった。
彼らの完璧なルート取りに敬意を表しながら無事に下山するよう声をかけて別れる。
私たちはもう少し登って見て判断する事とし再び登り始めた。
★ 登頂断念・・・
C1250付近 12:10 登行中止
1200m付近で森林限界となり松のモンスターからハイ松のモンスター群に変わる。
視界はほとんど無くホワイトアウト状態になる。時々、前方が見え隠れし少し上に稜線が見えた。
でも無理は禁物・・・
チーヤン的にはもう少し登りたかったかも知れない。
頂上まであと800m位の位置だったが、この雪の状態でここまで来れただけでもラッキーだったのだ。
ここを今日の頂上として写真を撮って下山する事にした。
下山開始 12:15
C1250付近 ホロホロ山にて
★ 腰痛・・・
トレース泥棒をしながらも用心にテープを付けて来たエバ。
雪質は最高のパウダーでスキーの下手な私たちも適度な斜度は楽しかった。
テープを回収する度に止まる事も「休憩」と思えば苦にはならない。
しかし、下り始めて間もなく・・・
突然の腰痛に困惑する!
ただ滑っているだけなら痛みは無いが、ギャップを超えるような場面や腰に力が入る場面になると
「ピリッ」と激痛が走った。
一番面白そうな急斜面の下りなのに「踏ん張りが利かない」
三度転んだ。
起き上がるにも腰(腹にも)に力が入らず、転んだままザックを外して起き上がる。
チーヤンも心配してくれたが、これだけはどうしようもない。
痛みの発作が起きないよう何とかごまかしながらの下山だった。
いつもの「ボヤキ」にしか聞こえないが、元々のヘルニヤ持ち、ウエイトオーバーと運動不足は
少しキツイ山行ですぐ現れる自覚症状であり警告灯でもあるのだった。
「楽をすれば苦あり・・」
トレース泥棒をした報いはすべて私の腰痛でチャラにしてしほい。
登山口(大滝工芸館) 13:35着
★ 感想・北西尾根・・・
意外に難しいホロホロ山への北西尾根だと思った。
今回は終始トレース泥棒をしての1250まで・・だったが、地図だけがガイド・・のエバだけなら
標高1000m付近から不安だらけの登行になるだろうと予想する。
快晴で頂上を見ながらと言うなら地図が無くても方向は定まるが、今回のように吹雪やホワイト
アウトの状態では方向が1度違えば大きなロスは免れない。
ロスを承知で進路を選択し、北尾根の稜線に上がれば頂上は確実となるが
今回のトレースは完璧なまでのルートファインディングだったので、きっとGPS登行と推測する。
自分がどこに居るのか
次はどの方向へ行けば良いか
目標まであと何メートルなのか
GPSなら瞬時に分かる・・・ということかぁ~
今まで地図とコンパス、高度計と目視によるルート取りも地図では読みにくい地形や
視界が無い状況下での勘に頼った登行にも限界を感じる今日この頃である。
GPSだけの登行は、それでも受け入れがたい・・が、保険代わりに持っている事の安心感と
いざと言う時のお助けマンになる事は間違いない。
あぁ~GPS・・・
されどGPS・・・
★ 抱負・・・
2013エバ夫婦の抱負は、一つでも多く未踏の1000m超峰を登る事。
昨年は、4座(和刈別山、珊内岳、ピウ岳、岩内岳)で終わってしまいストレス気味・・・
せめて今年は、10座以上を目標にと思っている。
残る未踏峰は厳しくなるばかり、日帰りで行ける山はほとんど無くなった。
夫婦で休日の調整も難しくなり、ロング山行は一年に一回が限度かも知れない。
年も取れば体力も無くなる
愚痴だけが増えて技術は減るばかり・・
知識は薄れ意欲が無くなれば山も終わりか?・・・
いやいや
登る楽しさ、登れる嬉しさ
自然の中に置いた自分たちの姿は幸せ感そのものなのだ・・(なんて)
まだまだ遠い目標があって、今止めたら中途半端・・・
登りたいと言う気持ちが絶えない限り登り続けたい・・夫婦で。
それも今年の抱負の一つかも知れない。
まずは最初の夫婦登山が終わって安堵しました。
※ 1/22 再アップしています。
(冬期5年振り4度目の徳舜瞥・ホロホロ山再訪はラッキーでした)
■ 山 行 日 2013年1月20日(日) 日帰り
■ ル ー ト 三階滝工芸館から北西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №1
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「蟠渓」「徳舜瞥山」
■ コースタイム C1250付近まで 登り 3時間30分 下り 1時間20分
<登り>
登山口 8:45--C750 10:20--C1250 12:10 登り 3時間30分
<下り>
C1250 下山開始 12:15------登山口 13:35 下り 1時間20分
★ 予定は徳舜瞥山も・・・
ようやく訪れた「夫婦登山」のチャンスに選択肢は幾つもあった。
しかし、どこの山を選んでも天候が今一つ・・・そんな中、「徳舜瞥山」旧大滝コースと決めた理由は
やはり天候と登山口までの距離そしてある程度スキーの楽しめる山が基準となった。
旧大滝コースは、2008年1月17日と1月28日に登っている夏山コースだった。
その前2007年12月26日には、日鉄鉱山跡コースから970m旧道分岐を超えた8合目付近まで
登っているので今回5年振り4度目の挑戦だった。
だが、旧大滝コースの登山口まで途中から道路の除雪がされておらず躊躇する。
路上に駐車出来る場所があれば、登山口までは5~600mほどなので歩いても良かったが
除雪したばかりの道路にその場所は無かった。
そこで思いついたのが「三階滝公園」からのアプローチである。
以前登山口とした公園内の「大滝工芸館」に行って見ると1台の車と二人が山スキーの準備をしていた。
同行者?が居てラッキーと思いつつ車から降りずに私たちはそのままそこを去ってしまった。
それは、トイレに行きたかったから一旦大滝村市街地まで行き「公衆トイレ」を借りるためだった。
用を終え戻るとすでに二人は出発した後だったが、私たちも早々準備をする。
天候は予報に反して「雪」、少し風もあって頂上は見えない・・・。
★ 変更、ホロホロ山へ・・・
出発 8:45
最初から先行者のトレースを拝借して辿る事に「罪の意識」は多少あった。
そして、辿るトレースの方向から目的の山が徳舜瞥山ではなく「ホロホロ山」だという事も承知していた。
夫婦登山での途中変更は付き物で山はホロホロ山と自然に決まる。
考えて見てもここを登山口とした場合、徳瞬瞥山へ行くにはコノエオサレベツ川の渡渉があるので
一度道路を戻って橋を渡り適当なところから旧大滝コースの登山口を目指さなければならない。
1キロ以上の距離を歩くにもきっと時間を要すだろうと予想は出来た。
出発時間、天候、ラッセルなどからも登頂は最初から諦めての山行は明白だったので、ホロホロへの
変更もエバ夫婦らしい決定なのだ。
今回のルートと以前のルート図
登山口として出発した三階滝公園内の「大滝工芸館」・・冬期間は使用していないようだった。
★ まずはスタートした・・・
本意ではないもののトレースを辿る山行は「楽」なのでつい「他力本願的」な性格が表面化する。
一応、地図とコンパス、高度計でトレースの方向をチェックしながらもただただ高度を稼いでいた。
チーヤンは実に3ヶ月ぶりの本格登山になる。
体力は人一倍あるものの先日の風邪が治ったばかり・・・
今日はリハビリ登山という位置付けも出来る。
吹雪の中淡々と歩く・・・
登り始めて10分程で北西尾根に上がる・・
C650~C700付近、少し斜度のある北西尾根上の樹林帯を登るチーヤン
C800付近に来ると少しずつ雪が深くなり松の大木がモンスター群に近くなって来た
C1200付近になると完全にモンスター化する松が綺麗だった。
★ 先行者との再会・・・
C1200付近 11:50頃
前を歩くチーヤンと先行者が樹林帯の中で突然出会いぶつかりそうになった。
お互いにビックリしつつも登山口で面識はあったのですぐにご挨拶を交わす。
私たちは何度もトレースの御礼を言ってここまで来れた事を感謝した。
話を聞くと「すぐ上はホワイトアウト状態で風も強いので登頂出来ず下山した」という事だった。
彼らの完璧なルート取りに敬意を表しながら無事に下山するよう声をかけて別れる。
私たちはもう少し登って見て判断する事とし再び登り始めた。
★ 登頂断念・・・
C1250付近 12:10 登行中止
1200m付近で森林限界となり松のモンスターからハイ松のモンスター群に変わる。
視界はほとんど無くホワイトアウト状態になる。時々、前方が見え隠れし少し上に稜線が見えた。
でも無理は禁物・・・
チーヤン的にはもう少し登りたかったかも知れない。
頂上まであと800m位の位置だったが、この雪の状態でここまで来れただけでもラッキーだったのだ。
ここを今日の頂上として写真を撮って下山する事にした。
下山開始 12:15
C1250付近 ホロホロ山にて
★ 腰痛・・・
トレース泥棒をしながらも用心にテープを付けて来たエバ。
雪質は最高のパウダーでスキーの下手な私たちも適度な斜度は楽しかった。
テープを回収する度に止まる事も「休憩」と思えば苦にはならない。
しかし、下り始めて間もなく・・・
突然の腰痛に困惑する!
ただ滑っているだけなら痛みは無いが、ギャップを超えるような場面や腰に力が入る場面になると
「ピリッ」と激痛が走った。
一番面白そうな急斜面の下りなのに「踏ん張りが利かない」
三度転んだ。
起き上がるにも腰(腹にも)に力が入らず、転んだままザックを外して起き上がる。
チーヤンも心配してくれたが、これだけはどうしようもない。
痛みの発作が起きないよう何とかごまかしながらの下山だった。
いつもの「ボヤキ」にしか聞こえないが、元々のヘルニヤ持ち、ウエイトオーバーと運動不足は
少しキツイ山行ですぐ現れる自覚症状であり警告灯でもあるのだった。
「楽をすれば苦あり・・」
トレース泥棒をした報いはすべて私の腰痛でチャラにしてしほい。
登山口(大滝工芸館) 13:35着
★ 感想・北西尾根・・・
意外に難しいホロホロ山への北西尾根だと思った。
今回は終始トレース泥棒をしての1250まで・・だったが、地図だけがガイド・・のエバだけなら
標高1000m付近から不安だらけの登行になるだろうと予想する。
快晴で頂上を見ながらと言うなら地図が無くても方向は定まるが、今回のように吹雪やホワイト
アウトの状態では方向が1度違えば大きなロスは免れない。
ロスを承知で進路を選択し、北尾根の稜線に上がれば頂上は確実となるが
今回のトレースは完璧なまでのルートファインディングだったので、きっとGPS登行と推測する。
自分がどこに居るのか
次はどの方向へ行けば良いか
目標まであと何メートルなのか
GPSなら瞬時に分かる・・・ということかぁ~
今まで地図とコンパス、高度計と目視によるルート取りも地図では読みにくい地形や
視界が無い状況下での勘に頼った登行にも限界を感じる今日この頃である。
GPSだけの登行は、それでも受け入れがたい・・が、保険代わりに持っている事の安心感と
いざと言う時のお助けマンになる事は間違いない。
あぁ~GPS・・・
されどGPS・・・
★ 抱負・・・
2013エバ夫婦の抱負は、一つでも多く未踏の1000m超峰を登る事。
昨年は、4座(和刈別山、珊内岳、ピウ岳、岩内岳)で終わってしまいストレス気味・・・
せめて今年は、10座以上を目標にと思っている。
残る未踏峰は厳しくなるばかり、日帰りで行ける山はほとんど無くなった。
夫婦で休日の調整も難しくなり、ロング山行は一年に一回が限度かも知れない。
年も取れば体力も無くなる
愚痴だけが増えて技術は減るばかり・・
知識は薄れ意欲が無くなれば山も終わりか?・・・
いやいや
登る楽しさ、登れる嬉しさ
自然の中に置いた自分たちの姿は幸せ感そのものなのだ・・(なんて)
まだまだ遠い目標があって、今止めたら中途半端・・・
登りたいと言う気持ちが絶えない限り登り続けたい・・夫婦で。
それも今年の抱負の一つかも知れない。
まずは最初の夫婦登山が終わって安堵しました。
※ 1/22 再アップしています。