3年振りの再訪も最多登頂で地図無し山行・・・
里山散策・・・樽 前 山・東山 (1022m)
■ 山 行 日 2014年7月13日(日) 日帰り
■ コ ー ス 七合目ヒュッテ~932峰~西山~東山~七合目ヒュッテ
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №16
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「樽前山」
■ 三角点・点名 一等三角点・点名「樽前岳・タルマエダケ」
■ コースタイム 周回コース全行程で約3時間40分
<コース>
七合目ヒュッテ12:55---932峰分岐14:00--932峰14:11~15---西山分岐15:18
---樽前山神社15:33---樽前山・東山15:55~16:05---七合目ヒュッテ16:35
★ 日曜日・・・
この日の夫婦登山計画は、初登頂を目指す北日高の「ルベシベ山1740m」だった。
今シーズンの初沢でもあり、1740mから望む日高の峰々を楽しみにしていたが、道内の天気予報は
今一つ、曇りや雨マークが目立っていた。
このところガソリン価格の高騰で軽油が1リットル151円だった。これまでに無い最高値だ。
以前のように「行ってダメなら温泉」ではすまされないガソリンの無駄使いは家計に大きくひびくのだ。
しかし、夫婦登山も前回(6/27)の夕張岳以降2週間も空いているとストレス症候群に悩まされる。
どこか天気の良い所はないか!・・・と、選んだのが近くて手頃な里山「樽前山」だった。
日曜日で昼からの出発だが登山口までは自宅から1時間で着く。
予想通り七合目ヒュッテの駐車場は満車状態だったが、帰り組も多くなんとか停める事が出来た。
★ 地図要らず・・・
七合目ヒュッテ出発 12:55
こんな時間でも私たちと同じようにこれから登ろうとする登山者は結構居て驚いた。
駐車場はほぼ満車状態だったが、下山者も多く賑わっていた登山口だった。
ルート的には、ヒュッテ前の登山口からスタート。不風死岳登山口へ繋がるコースから932峰を経由し
反時計回りで西山、神社、東山と辿って駐車場に戻る周回ルートだ。
樽前山は、ほぼ全ルートを歩いている。地形図はすっかり頭の中に描かれ持っていても見る事は無い。
今回も、メモ帳だけ持って地形図は家に置いて来た。
夕張岳と地元安平山そして樽前山は地図要らず3座だが、より親しんでる里山であることに違いは無い。
ヒュッテ前の登山口からスタート
樹林帯を出ると砂礫帯の広がる登山路となる・・・背景が樽前山東山
★ イワブクロ (タルマエソウ)花盛り・・・
山の名前がそのまま花の名前になっているイワブクロ(タルマエソウ)は、今が旬の花盛りだった。
一株毎に大輪の花を咲かせ、花冠の長い毛が砂礫に咲く厳しい環境での生命力の源に感じる。
まだ蕾の株も沢山あったので8月に掛けて暫くは楽しめそうなので機会を見つけて再訪したくなった。
イワブクロ (タルマエソウ) ゴマノハグサ科
イワブクロと樽前山・・・
まだ実になる前のシラタマノキ
のんびりと里山散策・・・
花冠の毛が凄いですね・・・
3年振りの再訪で新発見・・・標識が新しくなっていました。
イワブクロと不風死岳です・・・
ミヤマホツヅジ ?だと思うのですが・・・
花期を終えたマルバシモツケ
可憐なイワギキョウも所々に点在していました~
進路は向こうなんですが振り向いてもらいました・・・
咲いていたマルバシモツケの花です
★ 932峰・・・
932峰 14:11
ここも一面にイワブクロが花盛りでした。
その間にイワギキョウも何株か咲いています。
イソツツジやマルバシモツケも群落してましたが花期を終えて葉だけが目立ちます。
天気が良ければ支笏湖も一望し爽やかな風と共に休憩するには良い場所なので好きです。
932峰を降りて西山と東山の分岐標識です・・・
分岐標識から振り返る932峰とその登山路・・・
樽前山の中央に迫り出す溶岩ドームの周りにもイワブクロ花盛りです・・
正に岩の上に咲くイワブクロあり・・・です。
また撮りたくなる可憐なイワギキョウでした・・・
★ 西山はパス・・・
西山手前分岐 15:18
西山995mピークはガスが濃くなって来たので踏まずにスルーしました。
分岐標識のところで外国人ファミリーが休んでいました。一声掛けて先に神社方向へ進みます。
駐車場では沢山の車があったのに山ですれ違う登山者は少なく「いったいどこへ行ったんだろう?」
と思うほど人と会いませんでした。私たちの前には単独の登山者が二組見えるだけ、あとは外国人
ファミリーが後ろから来ていますが他には誰の姿も見えませんでした。
イワブクロと噴煙を上げる溶岩ドーム
「今日もありがとう・・・」と樽前山神社奥宮で参拝するチーヤン
★ 見つけた探しもの・・・
樽前山神社奥宮 15:33
樽前山に、あってはいけないものとされた・・・コマクサ。
何年も掛かってその駆除作業を行い「樽前山にはもうコマクサは無い」とウワサを聞いていた。
久しぶりの再訪、3年前は沢山のコマクサを発見していただけについ目を点にして探してしまった。
そして・・・
ここでもイワブクロが群生していたが、目を凝らして発見したコマクサです。
さらに白いコマクサを発見しました・・・はじめて見るコマクサです。
全部で10株ほどのコマクサを見つけましたが・・・やっぱり可愛いです。
★ 最後の登山者?・・・
樽前山・東山1022m 15:55
登山を開始して丁度3時間でした。
時おりガスが山全体を覆いつくし真っ白になって何も見えない位でした。
山頂は私たちの貸切、後を歩いていた外国人ファミリーは下の分岐から下山したようです。
いつものように山頂コーラで乾杯しパンを摘まみながらのひと時です。
風もいつものように強くゆっくり山頂気分を味わう雰囲気ではありません。
写真だけ撮って早々に下山も少し降りると風は無く蒸し暑いくらいで汗を掻きました。
登山口に降りると駐車してある車は3台でした。
外国人ファミリーが丁度発車するところで、あと一台はヒュッテ前の登山口から降りて来ました。
道路脇に駐車してあった車も全て無く私たちの車が最後だったようです。
樽前山・東山頂上 もう30数回は登っている山です・・・
通称 ニョロニョロと呼んでいるこの植物の本当の名前は知りません・・・か?
ayaGさんからご教授のコメントを頂き、ニョロニョロの正体が分かりました。
それは「ヒカゲノカズラ」だそうです。ありがとうございました・・・。(7/15)
駐車場 16:35
コマクサの掲載には少し迷いました。
すべて駆除したはずのコマクサは今もしっかりと生き残り、可憐な花を咲かせていました。
載せた事で関係者の方々による再駆除が行われるのかも知れません。
「誰かが持ち込んだ・・・」とされる本来この山に植生の無かった植物コマクサ。
生命力は強く砂礫に根を張り巡らせて増えて行きます。それを丹念に駆除して本来の樽前山に戻そう
というのが正論なのかも知れません。そのために多くの方の努力と労力があったものと想像します。
でも思いは複雑です。
自分の家に居なかったネズミが最近屋根裏をチョロチョロ走っています。
これは大変だ・・・と、ネズミ取りを仕掛けて駆除しました。これは当然?
昨年、犬小屋の屋根裏にスズメバチが巣を作り飛び交う姿を見て、これは大変だ・・・と
私がスズメバチハンターに扮して駆除しました。これは当然?
樽前山は誰の山なんでしょうね?
コマクサは本当に樽前山には無かった花なんだろうか?
色々な思いを持って下山帰宅した次第です。
里山散策・・・樽 前 山・東山 (1022m)
■ 山 行 日 2014年7月13日(日) 日帰り
■ コ ー ス 七合目ヒュッテ~932峰~西山~東山~七合目ヒュッテ
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №16
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「樽前山」
■ 三角点・点名 一等三角点・点名「樽前岳・タルマエダケ」
■ コースタイム 周回コース全行程で約3時間40分
<コース>
七合目ヒュッテ12:55---932峰分岐14:00--932峰14:11~15---西山分岐15:18
---樽前山神社15:33---樽前山・東山15:55~16:05---七合目ヒュッテ16:35
★ 日曜日・・・
この日の夫婦登山計画は、初登頂を目指す北日高の「ルベシベ山1740m」だった。
今シーズンの初沢でもあり、1740mから望む日高の峰々を楽しみにしていたが、道内の天気予報は
今一つ、曇りや雨マークが目立っていた。
このところガソリン価格の高騰で軽油が1リットル151円だった。これまでに無い最高値だ。
以前のように「行ってダメなら温泉」ではすまされないガソリンの無駄使いは家計に大きくひびくのだ。
しかし、夫婦登山も前回(6/27)の夕張岳以降2週間も空いているとストレス症候群に悩まされる。
どこか天気の良い所はないか!・・・と、選んだのが近くて手頃な里山「樽前山」だった。
日曜日で昼からの出発だが登山口までは自宅から1時間で着く。
予想通り七合目ヒュッテの駐車場は満車状態だったが、帰り組も多くなんとか停める事が出来た。
★ 地図要らず・・・
七合目ヒュッテ出発 12:55
こんな時間でも私たちと同じようにこれから登ろうとする登山者は結構居て驚いた。
駐車場はほぼ満車状態だったが、下山者も多く賑わっていた登山口だった。
ルート的には、ヒュッテ前の登山口からスタート。不風死岳登山口へ繋がるコースから932峰を経由し
反時計回りで西山、神社、東山と辿って駐車場に戻る周回ルートだ。
樽前山は、ほぼ全ルートを歩いている。地形図はすっかり頭の中に描かれ持っていても見る事は無い。
今回も、メモ帳だけ持って地形図は家に置いて来た。
夕張岳と地元安平山そして樽前山は地図要らず3座だが、より親しんでる里山であることに違いは無い。
ヒュッテ前の登山口からスタート
樹林帯を出ると砂礫帯の広がる登山路となる・・・背景が樽前山東山
★ イワブクロ (タルマエソウ)花盛り・・・
山の名前がそのまま花の名前になっているイワブクロ(タルマエソウ)は、今が旬の花盛りだった。
一株毎に大輪の花を咲かせ、花冠の長い毛が砂礫に咲く厳しい環境での生命力の源に感じる。
まだ蕾の株も沢山あったので8月に掛けて暫くは楽しめそうなので機会を見つけて再訪したくなった。
イワブクロ (タルマエソウ) ゴマノハグサ科
イワブクロと樽前山・・・
まだ実になる前のシラタマノキ
のんびりと里山散策・・・
花冠の毛が凄いですね・・・
3年振りの再訪で新発見・・・標識が新しくなっていました。
イワブクロと不風死岳です・・・
ミヤマホツヅジ ?だと思うのですが・・・
花期を終えたマルバシモツケ
可憐なイワギキョウも所々に点在していました~
進路は向こうなんですが振り向いてもらいました・・・
咲いていたマルバシモツケの花です
★ 932峰・・・
932峰 14:11
ここも一面にイワブクロが花盛りでした。
その間にイワギキョウも何株か咲いています。
イソツツジやマルバシモツケも群落してましたが花期を終えて葉だけが目立ちます。
天気が良ければ支笏湖も一望し爽やかな風と共に休憩するには良い場所なので好きです。
932峰を降りて西山と東山の分岐標識です・・・
分岐標識から振り返る932峰とその登山路・・・
樽前山の中央に迫り出す溶岩ドームの周りにもイワブクロ花盛りです・・
正に岩の上に咲くイワブクロあり・・・です。
また撮りたくなる可憐なイワギキョウでした・・・
★ 西山はパス・・・
西山手前分岐 15:18
西山995mピークはガスが濃くなって来たので踏まずにスルーしました。
分岐標識のところで外国人ファミリーが休んでいました。一声掛けて先に神社方向へ進みます。
駐車場では沢山の車があったのに山ですれ違う登山者は少なく「いったいどこへ行ったんだろう?」
と思うほど人と会いませんでした。私たちの前には単独の登山者が二組見えるだけ、あとは外国人
ファミリーが後ろから来ていますが他には誰の姿も見えませんでした。
イワブクロと噴煙を上げる溶岩ドーム
「今日もありがとう・・・」と樽前山神社奥宮で参拝するチーヤン
★ 見つけた探しもの・・・
樽前山神社奥宮 15:33
樽前山に、あってはいけないものとされた・・・コマクサ。
何年も掛かってその駆除作業を行い「樽前山にはもうコマクサは無い」とウワサを聞いていた。
久しぶりの再訪、3年前は沢山のコマクサを発見していただけについ目を点にして探してしまった。
そして・・・
ここでもイワブクロが群生していたが、目を凝らして発見したコマクサです。
さらに白いコマクサを発見しました・・・はじめて見るコマクサです。
全部で10株ほどのコマクサを見つけましたが・・・やっぱり可愛いです。
★ 最後の登山者?・・・
樽前山・東山1022m 15:55
登山を開始して丁度3時間でした。
時おりガスが山全体を覆いつくし真っ白になって何も見えない位でした。
山頂は私たちの貸切、後を歩いていた外国人ファミリーは下の分岐から下山したようです。
いつものように山頂コーラで乾杯しパンを摘まみながらのひと時です。
風もいつものように強くゆっくり山頂気分を味わう雰囲気ではありません。
写真だけ撮って早々に下山も少し降りると風は無く蒸し暑いくらいで汗を掻きました。
登山口に降りると駐車してある車は3台でした。
外国人ファミリーが丁度発車するところで、あと一台はヒュッテ前の登山口から降りて来ました。
道路脇に駐車してあった車も全て無く私たちの車が最後だったようです。
樽前山・東山頂上 もう30数回は登っている山です・・・
通称 ニョロニョロと呼んでいるこの植物の本当の名前は知りません・・・か?
ayaGさんからご教授のコメントを頂き、ニョロニョロの正体が分かりました。
それは「ヒカゲノカズラ」だそうです。ありがとうございました・・・。(7/15)
駐車場 16:35
コマクサの掲載には少し迷いました。
すべて駆除したはずのコマクサは今もしっかりと生き残り、可憐な花を咲かせていました。
載せた事で関係者の方々による再駆除が行われるのかも知れません。
「誰かが持ち込んだ・・・」とされる本来この山に植生の無かった植物コマクサ。
生命力は強く砂礫に根を張り巡らせて増えて行きます。それを丹念に駆除して本来の樽前山に戻そう
というのが正論なのかも知れません。そのために多くの方の努力と労力があったものと想像します。
でも思いは複雑です。
自分の家に居なかったネズミが最近屋根裏をチョロチョロ走っています。
これは大変だ・・・と、ネズミ取りを仕掛けて駆除しました。これは当然?
昨年、犬小屋の屋根裏にスズメバチが巣を作り飛び交う姿を見て、これは大変だ・・・と
私がスズメバチハンターに扮して駆除しました。これは当然?
樽前山は誰の山なんでしょうね?
コマクサは本当に樽前山には無かった花なんだろうか?
色々な思いを持って下山帰宅した次第です。