エスケープルートを直登・・・雪盛山(1726峰) (1726m)
■ 山 行 日 2014年7月31日(木) 日帰り
■ ル ー ト パンケヌーシ川八ノ沢~北西面直登沢~エスケープルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №19
■ 登 山 形 態 沢登り (エバ、スパイク地下足袋)
■ 地 形 図 1/25000地形図 「ペンケヌーシ岳」
■ 三角点・点名 三角点・点名無し (図根点「二九」)
■ コースタイム 登り 3時間17分 下り 2時間30分
<登り>
07:10 八ノ沢出合出発
07:35 C1030付近~入渓
07:50 1075二股
08:33~8:40 1230二股 休憩
08:53 1300 滝
09:00 C1330付近 エスケープ沢へ
09:30 C1460付近 藪斜面へ
10:27 1726 雪盛山頂上 (登り 3時間17分)
<下り>
11:00 下山開始
11:30 C1460付近
11:45~11:50 C1330付近(本流出合) 休憩
12:48~12:50 1075二股 休憩
13:10 1030入渓点(林道出合)
13:30 八ノ沢出合着 (下り 2時間30分)
★ 19日に続く3度目の雪盛山・・・
前日のご褒美は実に美味い生ビールと天ぷらに酔いしれた。
ホテルハイエースも寝心地良く睡眠も充分だった。
起床 4:00
道の駅出発 6:10と余裕のスタートを切る。
今日は、まだ未踏のチーヤンを案内する遡行。7月19日にHYMLの山歩さんと登ったばかりだが
ここで登る事は予定通りで、前回は偵察を兼ねた山行に山歩さんをお誘いしての遡行だった。
雪盛山には、昨年の10月に初登頂しているが初冠雪のあった日で地下足袋には冷た過ぎる登行だった。
山の師匠Kiiさんに連れられこの時にエスケープルートの伝授を受けていた。
2度目の7/19、登りは沢を詰めて登頂し、下りでエスケープルートを使用したが
3度目の今回は、そのエスケープルートを登りでも使用し往復する事にした。
前回の教訓からチーヤンには6本爪の簡易アイゼンを持ってもらい藪対策は万全だ。
八ノ沢出合(C950)駐車 6:55~7:10出発
本流から八ノ沢沿いの八ノ沢林道に架かる橋は無残にも流されて、最初から本流の渡渉で始まる。
ここも廃道化する林道でこの時期生い茂る草が目立つ。
今回は、少し早いがC1030付近から入渓し遡行開始とした。 入渓 7:35
八ノ沢林道も間もなく廃道の一途を辿るだろう・・・
八ノ沢入渓時の上流から見た様子・・・
★ 八ノ沢の渓相・・・
入渓した1030付近から平凡なゴーロ帯の沢が暫く続く。
1140付近で階段状の小滝が2~3現れるが、再びゴーロとなりブタ沢のイメージだ。
しかし、1230二股を右に進むとすぐに2~3mの小滝が連続して渓相が一気に変わる。
1300付近の5mの滝がこの沢最大の滝で左岸を高巻く・・・今回はここまで。
1330付近から右岸に流れ込む超小沢の支流に入るが、これがエスケープルートの入口だ。
通常なら絶対に登らないほぼ涸れ沢の小さな沢形で八ノ沢の右岸側に並行するように形成している。
C1250付近から小滝が連続して出て来る・・
上の写真のすぐ上流の滑滝です・・・
1300付近で出合うこの沢最大の5mの滝
★ エスケープルートの登行・・・
1330エスケープ支沢 9:00
7/19 山歩さんと降りて来たエスケープルートの出口が今回の入口になる。
敢えてこれ以上詳しい説明は避けておこう・・・。
この沢は間もなく二股があり右を登る。
C1460付近で沢形が終わりここからがエスケープのヤブ斜面の登りとなる。
ルートは基本的に八ノ沢上流の右岸の小尾根または小斜面とでも言っておこう。
藪に入る前にチーヤンが簡易アイゼンを装着し、笹の滑り止め対策を講じる。
効果は抜群でスパイク地下足袋の私にも遅れずに登って来る。
ルート上はすでに踏み跡とテープで示され、右手の本沢を意識して真っ直ぐに登っていればOK
1700m付近まではこんな感じで登り、稜線が近づくとハイ松も出てくるがしっかりした踏み跡と
ピンクのテープに導かれ稜線に出る。
エスケープの藪はこんな感じで笹も細いミヤコザサ風・・・
★ そして頂上へ・・・
頂上 10:27 (登り 3時間17分)
チーヤンの初登頂もガスの頂上だった。
昨日登ったルベシベ山をここから見せたかったが最後まで見る事は出来なかった。
斜めになった図根点にコーラを立てエバ夫婦の登頂を撮影する。
図根点とコーラ
雪盛山 1726峰初登頂のチーヤンと3度目のエバでした
チーヤンの靴には簡易アイゼンが付いています・・・
唯一見えた景色は、十勝側(東側)の眼下にピパイロ川の伏美湖が見えただけ・・・
★ 早い下山・・・
下山開始 11:00
登って来たルート(斜面)を忠実に降りる。
下りでも簡易アイゼンの効果は抜群で笹によるスリップはほとんど無かった。
登りでアイゼンを付けたC1460付近には 11:30
1330付近の八ノ沢本流出合には 11:45に着いた。
1400m付近の沢形のあるエスケープ沢・・・
八ノ沢林道に出て安心・・・
登山口の八ノ沢出合に着く
八ノ沢出合 13:30 下りは2時間30分だった・・・
★ 大ハプニング・・・
2日間連続の遡行も無事終了し、大充実感に浸りながら揚々と林道を走り日高町の温泉を目指した。
林道は慎重気味に低速で走り何の問題も感じずに国道に出合う。そして国道も順調で日高町市街地
に入った。
交差点から左折して温泉に向かうその時、突然ブレーキの利きに違和感を感じると共にタイヤの
異常も感じて車を止める。窓を開けて右後ろのタイヤを見ると完全にタイヤがバースト状態だった。
(下の写真)
ショックで一気に血の気の引く思いもすぐにタイヤ交換の準備をした。
実はこんな経験は始めてでは無く3度目だった・・・
スペアタイヤを外し交換するのに30~40分は掛かったかも知れない。
温泉を目の前にして入浴は中止し、帰宅を急いだ。
地元で馴染みのタイヤショップに電話して同タイヤの在庫を確認しタイヤ交換を発注する。
帰宅してすぐにショップへ・・・手際良く新品のタイヤが付いた。
しかし、15,000円が羽を付けて飛んで行く。あぁ~無情・・・・
でも山は、良かった良かったわぁ~ (苦笑)
※ 前日のルベシベ山はこちら・・・ ルベシベ山をクリックして下さい。
■ 山 行 日 2014年7月31日(木) 日帰り
■ ル ー ト パンケヌーシ川八ノ沢~北西面直登沢~エスケープルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №19
■ 登 山 形 態 沢登り (エバ、スパイク地下足袋)
■ 地 形 図 1/25000地形図 「ペンケヌーシ岳」
■ 三角点・点名 三角点・点名無し (図根点「二九」)
■ コースタイム 登り 3時間17分 下り 2時間30分
<登り>
07:10 八ノ沢出合出発
07:35 C1030付近~入渓
07:50 1075二股
08:33~8:40 1230二股 休憩
08:53 1300 滝
09:00 C1330付近 エスケープ沢へ
09:30 C1460付近 藪斜面へ
10:27 1726 雪盛山頂上 (登り 3時間17分)
<下り>
11:00 下山開始
11:30 C1460付近
11:45~11:50 C1330付近(本流出合) 休憩
12:48~12:50 1075二股 休憩
13:10 1030入渓点(林道出合)
13:30 八ノ沢出合着 (下り 2時間30分)
★ 19日に続く3度目の雪盛山・・・
前日のご褒美は実に美味い生ビールと天ぷらに酔いしれた。
ホテルハイエースも寝心地良く睡眠も充分だった。
起床 4:00
道の駅出発 6:10と余裕のスタートを切る。
今日は、まだ未踏のチーヤンを案内する遡行。7月19日にHYMLの山歩さんと登ったばかりだが
ここで登る事は予定通りで、前回は偵察を兼ねた山行に山歩さんをお誘いしての遡行だった。
雪盛山には、昨年の10月に初登頂しているが初冠雪のあった日で地下足袋には冷た過ぎる登行だった。
山の師匠Kiiさんに連れられこの時にエスケープルートの伝授を受けていた。
2度目の7/19、登りは沢を詰めて登頂し、下りでエスケープルートを使用したが
3度目の今回は、そのエスケープルートを登りでも使用し往復する事にした。
前回の教訓からチーヤンには6本爪の簡易アイゼンを持ってもらい藪対策は万全だ。
八ノ沢出合(C950)駐車 6:55~7:10出発
本流から八ノ沢沿いの八ノ沢林道に架かる橋は無残にも流されて、最初から本流の渡渉で始まる。
ここも廃道化する林道でこの時期生い茂る草が目立つ。
今回は、少し早いがC1030付近から入渓し遡行開始とした。 入渓 7:35
八ノ沢林道も間もなく廃道の一途を辿るだろう・・・
八ノ沢入渓時の上流から見た様子・・・
★ 八ノ沢の渓相・・・
入渓した1030付近から平凡なゴーロ帯の沢が暫く続く。
1140付近で階段状の小滝が2~3現れるが、再びゴーロとなりブタ沢のイメージだ。
しかし、1230二股を右に進むとすぐに2~3mの小滝が連続して渓相が一気に変わる。
1300付近の5mの滝がこの沢最大の滝で左岸を高巻く・・・今回はここまで。
1330付近から右岸に流れ込む超小沢の支流に入るが、これがエスケープルートの入口だ。
通常なら絶対に登らないほぼ涸れ沢の小さな沢形で八ノ沢の右岸側に並行するように形成している。
C1250付近から小滝が連続して出て来る・・
上の写真のすぐ上流の滑滝です・・・
1300付近で出合うこの沢最大の5mの滝
★ エスケープルートの登行・・・
1330エスケープ支沢 9:00
7/19 山歩さんと降りて来たエスケープルートの出口が今回の入口になる。
敢えてこれ以上詳しい説明は避けておこう・・・。
この沢は間もなく二股があり右を登る。
C1460付近で沢形が終わりここからがエスケープのヤブ斜面の登りとなる。
ルートは基本的に八ノ沢上流の右岸の小尾根または小斜面とでも言っておこう。
藪に入る前にチーヤンが簡易アイゼンを装着し、笹の滑り止め対策を講じる。
効果は抜群でスパイク地下足袋の私にも遅れずに登って来る。
ルート上はすでに踏み跡とテープで示され、右手の本沢を意識して真っ直ぐに登っていればOK
1700m付近まではこんな感じで登り、稜線が近づくとハイ松も出てくるがしっかりした踏み跡と
ピンクのテープに導かれ稜線に出る。
エスケープの藪はこんな感じで笹も細いミヤコザサ風・・・
★ そして頂上へ・・・
頂上 10:27 (登り 3時間17分)
チーヤンの初登頂もガスの頂上だった。
昨日登ったルベシベ山をここから見せたかったが最後まで見る事は出来なかった。
斜めになった図根点にコーラを立てエバ夫婦の登頂を撮影する。
図根点とコーラ
雪盛山 1726峰初登頂のチーヤンと3度目のエバでした
チーヤンの靴には簡易アイゼンが付いています・・・
唯一見えた景色は、十勝側(東側)の眼下にピパイロ川の伏美湖が見えただけ・・・
★ 早い下山・・・
下山開始 11:00
登って来たルート(斜面)を忠実に降りる。
下りでも簡易アイゼンの効果は抜群で笹によるスリップはほとんど無かった。
登りでアイゼンを付けたC1460付近には 11:30
1330付近の八ノ沢本流出合には 11:45に着いた。
1400m付近の沢形のあるエスケープ沢・・・
八ノ沢林道に出て安心・・・
登山口の八ノ沢出合に着く
八ノ沢出合 13:30 下りは2時間30分だった・・・
★ 大ハプニング・・・
2日間連続の遡行も無事終了し、大充実感に浸りながら揚々と林道を走り日高町の温泉を目指した。
林道は慎重気味に低速で走り何の問題も感じずに国道に出合う。そして国道も順調で日高町市街地
に入った。
交差点から左折して温泉に向かうその時、突然ブレーキの利きに違和感を感じると共にタイヤの
異常も感じて車を止める。窓を開けて右後ろのタイヤを見ると完全にタイヤがバースト状態だった。
(下の写真)
ショックで一気に血の気の引く思いもすぐにタイヤ交換の準備をした。
実はこんな経験は始めてでは無く3度目だった・・・
スペアタイヤを外し交換するのに30~40分は掛かったかも知れない。
温泉を目の前にして入浴は中止し、帰宅を急いだ。
地元で馴染みのタイヤショップに電話して同タイヤの在庫を確認しタイヤ交換を発注する。
帰宅してすぐにショップへ・・・手際良く新品のタイヤが付いた。
しかし、15,000円が羽を付けて飛んで行く。あぁ~無情・・・・
でも山は、良かった良かったわぁ~ (苦笑)
※ 前日のルベシベ山はこちら・・・ ルベシベ山をクリックして下さい。