恐い、寂しい、でもプチ楽しい?・・・単独行
夕張連山の展望台・・・796m峰(本遠)(796.4m)
■ 山 行 日 2018年1月23日(火) 日帰り
■ ル ー ト シューパロトンネル出口~東斜面ルート
■ メ ン バ ー 単独
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「シューパロ湖」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「本遠 ホンエン」
■ コースタイム 登り 2時間25分 下り 40分
<登り>
09:20 明石橋P帯出発
09:50 C435付近作業道跡出合
10:35 630標高点 南側作業道跡
11:25 C760ポコ
11:45 796m峰 頂上
<下り>
11:50 下山開始
11:55 C760ポコ
12:30 登山口P帯

古い地形図使用のためトンネル、道路は不正確です。ルートはGPSを元に引いてます
★ 触発されて・・・
先日(1/20)この山に登った岳友Amigoさんのブログを読んで、直ぐに「行きたい」と触発された。
それは、通い慣れた夕張岳を始めとする夕張連山を眺める絶好の展望台と分かったからである。
私にとって夕張岳は特別な山。この山に関わる山ならどんな山でも興味津々なのだ。
ただ、問題が一つ。
自分の気持ちとは裏腹に「単独行」に一抹の不安が拭い切れないでいる・・・。
そして、天気予報も危うい。。
発達した南岸低気圧の通過で午後から暴風雪とあり、登ったとしても「展望台」には
ならないと予想出来るからテンションが上がらない。「でも、行きたい」との葛藤があった。
Amigoさんからも「スキーよりスノーシューがいいぞ」とアドバイスを頂きながら「スキー」を
選択する愚か者・・・。
出発前から「気持ちが固まらない」自分に腹が立っている・・・。
Amigoさんのブログはこちら⇒ 「796m峰」

明石橋P帯から望む全面凍結したシューパロ湖と夕張岳

1/20 Amigoさんのブログからお借りしました。晴れていたらこんなに綺麗に見られます。

駐車帯から見たトンネルと取付き方向・・・
★ 単独行・・・
気持ちの整理がつかないまま自宅を8:00に出る。
皮肉にも天候は快晴に近く気温は-3度。風も弱く絶好の登山日和だ。
吹雪だったら直ぐに中止したのに、晴れたので取り敢えず・・・だった。
登山口は、シューパロトンネルを出て直ぐの駐車帯。明石橋を過ぎてすぐで9:00に着いた。
Amigoさんのブログから取付き点はすぐに判明。3日前のトレースがはっきりと残っていた。
早々準備をして9:20にスキーで出発。道路を横断して取付き点から登り始めた。
急斜面の取付きもAmigoさんたちはスノーシューでほぼ直登気味に登っていたが、山スキーでは
それを辿る事が出来ない。大きくジグを切りながら少しずつ高度を稼ぎトレースは非常に参考に
なった。もしトレースが無ければ、頻繁に地形図とGPSを確認しながらの登行となり時間が
掛かっただろうと思うと感謝の一言である。
久々の単独行・・・
不安もあったが、辿った人が分かるトレースが「相棒」となって安心だった。

少し登った斜面からトンネルを見下ろす・・・

東斜面のC435付近で作業道跡に出合う・・・Amigoさんのトレース有難し

唯一の自撮りです・・・

作業道跡を辿るAmigoさんのトレースはくっきり・・・
★ 山スキー問題無し・・・
Amigoさんから「スキーよりもスノーシューがいいよ」とアドバイスを頂いていたが、
自分の冬山は山スキーが主体なので敢えて山スキーを選択した。もし不適なら登行を中止するつもりで
先輩の助言を無視した愚か者だったかも知れない。
しかし、取り付きからスキーでも問題無く登る事が出来、途中から作業道跡に出合うと利用したり
ショートカットしたりもスキーで問題なかった。
ただ、標高点630付近からC760ポコまでは一段と急斜面となりこの山の核心部と読んだ。
スノーシューのトレースはほぼ直登していたが、私は大きくジグを切って緩斜度に少しずつ登り
なんとかC760ポコに辿り着いた。雪は柔らかく下りのスキーが楽しみになるほどパウダー
だったが、ラッセルも足首程度で苦労はしなかった。
途中の700m付近では振り返ると視界が開けたビューポイントな場所があり、夕張岳やシューパロ湖
そして、芦別方面の展望が良さそうだった。

C700付近でビューポイントあり

C700付近からシューパロ湖と夕張岳を望む

ズーム

シューパロ湖に架かる「白金橋」夕張岳登山口へ行く時に渡る橋です・・
★ 快晴、烈風の初登頂・・・
核心部の急斜面を登り切ると760ポコの肩になる。
短いが痩せ尾根を辿ると待望の本峰である796m峰を望み、終盤となる。
ポコから本峰へは一端20mほど下り頂上部の緩斜面に取付くとほんのひと登りだった。
しかし、コルから上は急に風が強くなり顔に打ち付ける感じとなり雪面も固くなって来た。
頂上直下は、まさに烈風となり非常に寒かった。三脚を立てて記念写真も撮れず諦めた。
初登頂もほんの5分の滞在で下山体制に入る。それでも何枚か写真を撮る事が出来たので
次回があればもっとゆっくりしたいものだ・・・。
頂上西側斜面は、風下だが絶壁で隠れる場所が無く降りるしか無かった。

C760ポコの肩と796m峰を望む

C760ポコから796m峰を望む

C760ポコからコルへ滑り降りたトレース・・

頂上への斜面・・・写真では分からないが急に風が強くなって来た・・

頂上直下・・強風というより烈風で地吹雪状態

頂上と思われる白樺の木を撮る・・・強風で自撮りは出来ず

頂上から望む夕張岳方面

頂上から望むシューパロ湖の南側

C760ポコの痩せ尾根
★ アッと言う間の下山・・・
下りでは、760ポコまで登り返しがあるのでシールは付けたまま下山を開始。
ポコで外そうと思っていたが、急斜面の下りに恐れをなし付けたまま降りる事にした。
それでもはやり下りは早い・・。
40分で駐車帯まで降りてしまった。
シールを外していれば30分と掛からず降りれたのかも知れないが、焦る事も無く安全第一。

駐車帯が見えて来て安堵する・・・
★ Amigoに感謝・・・
イメージ通りの山でした。
こんな近くにこんな素晴らしい山があったなんて、ほんと驚きです。
山は標高に関係なく登って見なければ分かりませんね。
短いながらも登り応えのある山で下りも充分楽しめて好きになりそうな山でした。
スノーシューでもスキーでも楽しめ、一番は展望の良さか売りですね!
新弟子のMikaさんは、写真も趣味と聞きましたが、ここならいい写真が撮れそう。
また機会がありましたら是非お誘い下さい。
今日は、決断に時間を要しましたが登れて良かったです。
本当にありがとう。
夕張連山の展望台・・・796m峰(本遠)(796.4m)
■ 山 行 日 2018年1月23日(火) 日帰り
■ ル ー ト シューパロトンネル出口~東斜面ルート
■ メ ン バ ー 単独
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「シューパロ湖」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「本遠 ホンエン」
■ コースタイム 登り 2時間25分 下り 40分
<登り>
09:20 明石橋P帯出発
09:50 C435付近作業道跡出合
10:35 630標高点 南側作業道跡
11:25 C760ポコ
11:45 796m峰 頂上
<下り>
11:50 下山開始
11:55 C760ポコ
12:30 登山口P帯

古い地形図使用のためトンネル、道路は不正確です。ルートはGPSを元に引いてます
★ 触発されて・・・
先日(1/20)この山に登った岳友Amigoさんのブログを読んで、直ぐに「行きたい」と触発された。
それは、通い慣れた夕張岳を始めとする夕張連山を眺める絶好の展望台と分かったからである。
私にとって夕張岳は特別な山。この山に関わる山ならどんな山でも興味津々なのだ。
ただ、問題が一つ。
自分の気持ちとは裏腹に「単独行」に一抹の不安が拭い切れないでいる・・・。
そして、天気予報も危うい。。
発達した南岸低気圧の通過で午後から暴風雪とあり、登ったとしても「展望台」には
ならないと予想出来るからテンションが上がらない。「でも、行きたい」との葛藤があった。
Amigoさんからも「スキーよりスノーシューがいいぞ」とアドバイスを頂きながら「スキー」を
選択する愚か者・・・。
出発前から「気持ちが固まらない」自分に腹が立っている・・・。
Amigoさんのブログはこちら⇒ 「796m峰」

明石橋P帯から望む全面凍結したシューパロ湖と夕張岳

1/20 Amigoさんのブログからお借りしました。晴れていたらこんなに綺麗に見られます。

駐車帯から見たトンネルと取付き方向・・・
★ 単独行・・・
気持ちの整理がつかないまま自宅を8:00に出る。
皮肉にも天候は快晴に近く気温は-3度。風も弱く絶好の登山日和だ。
吹雪だったら直ぐに中止したのに、晴れたので取り敢えず・・・だった。
登山口は、シューパロトンネルを出て直ぐの駐車帯。明石橋を過ぎてすぐで9:00に着いた。
Amigoさんのブログから取付き点はすぐに判明。3日前のトレースがはっきりと残っていた。
早々準備をして9:20にスキーで出発。道路を横断して取付き点から登り始めた。
急斜面の取付きもAmigoさんたちはスノーシューでほぼ直登気味に登っていたが、山スキーでは
それを辿る事が出来ない。大きくジグを切りながら少しずつ高度を稼ぎトレースは非常に参考に
なった。もしトレースが無ければ、頻繁に地形図とGPSを確認しながらの登行となり時間が
掛かっただろうと思うと感謝の一言である。
久々の単独行・・・
不安もあったが、辿った人が分かるトレースが「相棒」となって安心だった。

少し登った斜面からトンネルを見下ろす・・・

東斜面のC435付近で作業道跡に出合う・・・Amigoさんのトレース有難し

唯一の自撮りです・・・

作業道跡を辿るAmigoさんのトレースはくっきり・・・
★ 山スキー問題無し・・・
Amigoさんから「スキーよりもスノーシューがいいよ」とアドバイスを頂いていたが、
自分の冬山は山スキーが主体なので敢えて山スキーを選択した。もし不適なら登行を中止するつもりで
先輩の助言を無視した愚か者だったかも知れない。
しかし、取り付きからスキーでも問題無く登る事が出来、途中から作業道跡に出合うと利用したり
ショートカットしたりもスキーで問題なかった。
ただ、標高点630付近からC760ポコまでは一段と急斜面となりこの山の核心部と読んだ。
スノーシューのトレースはほぼ直登していたが、私は大きくジグを切って緩斜度に少しずつ登り
なんとかC760ポコに辿り着いた。雪は柔らかく下りのスキーが楽しみになるほどパウダー
だったが、ラッセルも足首程度で苦労はしなかった。
途中の700m付近では振り返ると視界が開けたビューポイントな場所があり、夕張岳やシューパロ湖
そして、芦別方面の展望が良さそうだった。

C700付近でビューポイントあり

C700付近からシューパロ湖と夕張岳を望む

ズーム

シューパロ湖に架かる「白金橋」夕張岳登山口へ行く時に渡る橋です・・
★ 快晴、烈風の初登頂・・・
核心部の急斜面を登り切ると760ポコの肩になる。
短いが痩せ尾根を辿ると待望の本峰である796m峰を望み、終盤となる。
ポコから本峰へは一端20mほど下り頂上部の緩斜面に取付くとほんのひと登りだった。
しかし、コルから上は急に風が強くなり顔に打ち付ける感じとなり雪面も固くなって来た。
頂上直下は、まさに烈風となり非常に寒かった。三脚を立てて記念写真も撮れず諦めた。
初登頂もほんの5分の滞在で下山体制に入る。それでも何枚か写真を撮る事が出来たので
次回があればもっとゆっくりしたいものだ・・・。
頂上西側斜面は、風下だが絶壁で隠れる場所が無く降りるしか無かった。

C760ポコの肩と796m峰を望む

C760ポコから796m峰を望む

C760ポコからコルへ滑り降りたトレース・・

頂上への斜面・・・写真では分からないが急に風が強くなって来た・・

頂上直下・・強風というより烈風で地吹雪状態

頂上と思われる白樺の木を撮る・・・強風で自撮りは出来ず

頂上から望む夕張岳方面

頂上から望むシューパロ湖の南側

C760ポコの痩せ尾根
★ アッと言う間の下山・・・
下りでは、760ポコまで登り返しがあるのでシールは付けたまま下山を開始。
ポコで外そうと思っていたが、急斜面の下りに恐れをなし付けたまま降りる事にした。
それでもはやり下りは早い・・。
40分で駐車帯まで降りてしまった。
シールを外していれば30分と掛からず降りれたのかも知れないが、焦る事も無く安全第一。

駐車帯が見えて来て安堵する・・・
★ Amigoに感謝・・・
イメージ通りの山でした。
こんな近くにこんな素晴らしい山があったなんて、ほんと驚きです。
山は標高に関係なく登って見なければ分かりませんね。
短いながらも登り応えのある山で下りも充分楽しめて好きになりそうな山でした。
スノーシューでもスキーでも楽しめ、一番は展望の良さか売りですね!
新弟子のMikaさんは、写真も趣味と聞きましたが、ここならいい写真が撮れそう。
また機会がありましたら是非お誘い下さい。
今日は、決断に時間を要しましたが登れて良かったです。
本当にありがとう。