エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

懇親会の前に冬山体験、紋別岳(865m)

2018年12月09日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
懇親会の前に冬山体験・・・
支笏湖・・・紋別岳 (865.8m)
■ 山 行 日    2018年12月08日(土)  日帰り
■ コ ー ス    NTT道路コース
■ メ ン バ ー     エバ、トモ、ゆみりん
■ 登 山 形 態     登山道 (プラシューズ、下りスノーシュー)
■ 地 形 図    1/25000地形図  「支笏湖温泉」
■ 三角点・点名   二等三角点 点名「紋別岳 モンベツダケ」静かな山の意
■ コースタイム    登り 2時間    下り 1時間
<登り>
09:00   登山口
11:00   頂上

ランチタイム

<下り>
12:00   下山開始
13:00   登山口


★ 懇親会の前に・・・
今日は、春から活動を始めた登山道整備隊の懇親会が開催される。
その参加を前に冬山が初めてと言う会のメンバーと共に紋別岳に登った。

登山道整備隊の詳しい経緯は、次のページでアップするとして参加してくれた
初対面のゆみりんと千歳駅で待ち合せた。
そして、登山口で待つもう一人のメンバーはHYMLの会員でもあり登山道整備隊
にも加わったトモさんだ。

ゆみりんは、「紋別岳」も初めての山であり冬山&雪山を体験するには適度な山と
判断し、宴会の前に良い汗が掻ければ幸いである。
心配していた天候だが、予報通り冬型の気圧配置となり太平洋側は晴れそうな兆候。
登山口の気温は-6℃も風は弱く、上空には青空が増えつつ寒さは感じなかった。
積雪はせいぜい数センチ、頂上部の状況も想像してスノーシューをザックに付けて
ツボ足で出発する事にした。

トモさんとゆみりんも初対面であり挨拶を交わしながらももう10年の友のようだ。



終始おしゃべりしながらNTT道路を歩き始める


樹氷と青空のコントラストについ足が止まる美しさだ


見え始めた「紋別岳」を背に気持ちが良い青空である・・

★ 気が付けば頂上・・・
私とトモさんは何度か山行や飲み会でも親しい山友だが、ゆみりんとは初対面なだけに
彼女の事が気になって興味津々のオヤジ二人だ。
ねほりはほりなんでも聞きたがる私たちと、とにかく会話が途切れることなくゆっくりと
登るスタイルだった。ゆみりんもまたオヤジの問いに嫌な顔もせず色々話してくれて親睦
が深まる山行だった。

雪山のアドバイスも忘れて気が付けばもう頂上に建つレーダー塔が目に入りびっくりした
ほど話に夢中だったかも知れない。

先行していた単独の男性とは5、6合目ですれ違い挨拶を交わす。
ボードのような板に両足を乗せて滑る初めて見るアイテムだった。
深雪でも結構滑れますよと話していたのでちょっとだけ興味をもった・・・。

登山口から丁度2時間だった。
初登頂のゆみりんが最初にピークを踏む。



12/8 「紋別岳」初登頂のゆみりんとオヤジ2人・・


頂上標識が壊れていたので標識だけ借りて別な場所でもう一枚

★ トモさんの頂上ラーメン・・・
昨年のオコタンぺ山でも作ってもらったトモさんの頂上ラーメン。
「今回も作りますか!」とすべてをお任せして私は水だけ用意する。
色々な野菜がいっぱい入っているのがトモさん流、棒ラーメンがあっと言う間に
出来上がり有難くいただいた。



鍋に具沢山のラーメンで溢れそう・・・


器も箸もおにぎりまで用意してくれる面倒の良さ・・・


まずは俺から・・とポーズを決めるトモさん


温っか~いラーメン「いっただきま~す!」

★ ランチタイム1時間・・・
風も弱く青空の太陽の下は暖かく、更にラーメンですっかり体はぽかぽかだ。
ふと時計を見ると1時間も滞在していたことに気が付き、早々に下山する事にした。

雪は少なくまだ笹が剥き出し状態だったが、ゆみりんの雪山体験と言う事でスノー
シューを装着し下山する事にした。
まだ装備の無いゆみりんには少し大きいが私のスノーシューを履いてもらった。
私はアルミのワカン、トモさんもスノーシューを履いて新雪の笹藪に突入する。

初めてのスノーシュー体験もあまりにも雪が少ないので戸惑ったゆみりんだった
かも知れないが、笑顔いっぱい少女のようにはしゃいで感触を楽しんでいたようだ。



頂上からすぐに最短ルートの笹藪に突入、雪とスノーシューの感覚を体験する・・



★ 下りは笹藪、送電線ルート・・・
もっと雪があれば他のルートも選べる下りだが、見渡す斜面には笹原が剥き出しで
余りにも雪は少ない。
それでも雪山の感触を味わってもらうには往路を戻るだけでは芸がないと
頂上から笹の斜面をスノーシューで下りる事にした。

ゆみりんにとって、初めて履くスノーシュー。
おっかなびっくりは当たり前、慎重に斜面を下りながらも楽しそうだった。



笹が雪と混じってクッションになりフカフカな感触だった


ほんの15分程度の笹原の下りだったが、ゆみりんどう感じたかなぁ~?

★ 歯が曲がった・・・
送電線下の短縮ルートを最後まで辿ればかなり下まで繋ぐことが出来るが
余りにも雪が少ないので15分ほど下りて車道に出ると終了とした。
車道にも多少なり雪はあるのでそのままスノーシューやワカンも履いたまま
歩いていたが、途中でつまずき転んだのは私だ・・・。
ワカンの歯がアスファルトに当たってしまったのが原因かと思うが
歯が曲がってしまいバランスが崩れ転んだのだ・・・

スノーシューは無事だったが、ここで全員「武装解除」としてスノーシューを
脱いでツボ足に戻った。

下りも会話が途切れず楽しい時間はあっと言う間、雪山体験になったかどうか
ゆみりんは冬山にも挑戦したいと意欲満々のご様子。
本格的に挑戦するなら山スキーが最強のアイテムなんだが、装備を揃えるには
高価過ぎて今は手が出ないという。ならばスノーシューの購入を勧めて知る限り
のアドバイスを伝授した。

ゆみりんの冬山シーズンスタートに弾みがつくことを期待して登山口に着く。

帰路は、休憩村で汗を流し帰札する。市内は少し渋滞気味だったがなんとか
懇親会には間に合いそうだった・・・