夕張岳の林道開放は6月15日(土)からです・・。
夕張岳登山道パトロールボランティアに参加
花の百名山・・・夕張岳(1668m)
■ 山 行 日 2019年6月09日(日)
■ コ ー ス 冷水コース~馬の背コース
■ メ ン バ ー 19名
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「夕張岳」
■ 三角点・点名 一等三角点 点名「夕張岳 ユウバリダケ」
■ コースタイム 登り 5時間10分 下り 2時間40分
(登山道整備やコースロープ張り作業ありコースタイムは登山の参考にはなりません)
<登り>
05:50 ヒュッテ出発
06:50~7:00 冷水の沢
07:20 分岐
07:50~55 石原平コースロープ作業(別の班)
08:05~15 望岳台コースロープ作業(別の班)
09:00~15 憩い沢
09:40~10:00 蛇紋岩崩壊地コースロープ作業
10:30 吹き通しコースロープ作業(別の班)
11:00 夕張岳頂上
<下り>
11:30 下山開始
12:17~20 前岳湿原
12:45~55 望岳台
13:00~10 石原平
13:25 分岐(馬の背コース)
14:10 ヒュッテ
★ 昨年に続きパトロールに参加・・・
平成28年8月の台風被害により通行止めが続いていた夕張岳登山口までの鹿島林
道がようやく復旧工事を終えて、通行規制が解除になったのは昨年の6月の事だっ
た。そして、昨年9月には台風や大地震にも見舞われたが幸い林道崩壊などの被害
は少なく、今年は順調に林道が解放される予定だ。
例年ヒュッテ開き(山開き)を前にユウパリコザクラの会が中心となり登山道のパト
ロールやコースロープなどを張って自然保護活動に取り組んでいるが、今年も昨年
に引き続きHYML(北海道の山メーリングリスト)にもパトロールの協力要請があ
り多くの会員が賛同、参加しました。
前日の8日は、夕張市清水沢市民研修センターにて「安全登山研修会」が開催され
野外活動での応急処置や知識などを学んだり、パトロールの説明や作業の注意事項
などが伝えられました。その後夕張岳ヒュッテに移動し、コザクラの会会長を始め
スタッフの皆さんと交流を深める懇親会を開催して頂きました。
今回私は、HYMLメンバーとしてだけでなくYAMAP(山登りの地図アプリ)の
メンバーとしてもその仲間をお誘いして参加させて頂きました。
立派に建て替えられた素晴らしいヒュッテは、北海道一の山小屋と自負しているの
で、是非見て欲しかったし30周年を迎えたユウパリコザクラの会の活動と発足し
たばかりの札幌登山道整備隊(STST)のボランティア活動を重ねながら、少しで
もお役に立てたらと参加した次第です。

6/9 登山道パトロール隊とユウパリコザクラの会スタッフ
★ 第1回パトロール・・・
山開き前の登山道パトロールと整備、主要5ヶ所のコースロープ張り作業などが今回の
目的。コザクラの会スタッフとHYMLの総勢19名が2班に分かれてヒュッテを出発。
第1班だった私は7名グループ。最初に出発し前岳北東面になる望岳台~憩いの沢まで
に残る急斜面の雪渓に足場を作る作業が主な任務だった。
始めて参加するSTSTのメンバー2人も同じグループとなり、パトロール最初の一歩
を踏み出した。参加する前は色々と緊張気味だった二人も昨日の懇親会ですっかりと打
ち解け、少しは余裕も出来たかも知れない。
登り始めの登山道脇に先ずは「ズダヤクシュ」や「マイズルソウ」が迎えてくれます。
冷水の沢を過ぎると少しずつ「シラネアオイ」の小群落や「ムラサキヤシオ」もいつも
と変わらず見事な色合いでした。

ヒュッテを出発した第1班のグループ

ツバメオモト

色鮮やかなムラサキヤシオが緑に映えて更に輝く

蕾も色濃く、つい足が止まる・・・

ケエゾキスミレ

エンゴサク

タカネザクラ

石原平のシラネアオイ群落・・・まだ五分咲きだった

シラネアオイその2

シラネアオイその3

珍しい白いシラネアオイ
★ 任務その1・・・
夕張岳に降った雪は例年以上に多かったと言うが、5月末の猛暑が続いた影響か雪解け
が進み、残雪は平年並みの印象だった。とは言え、前岳北東斜面にある望岳台~前岳湿
原手前までは幾つかの雪渓があり登山道が埋まっている。本日はこの雪渓にスコップで
足場を作り、滑落防止になるよう任務が課せられた。

急斜面の大雪渓に慎重に足場を作って行く第1班のメンバー



エゾノイワハタザオ
★ 第2班と合流・・・
任務その1を終えた第1班は、雪渓で埋まる憩いの沢で休憩を取った。
少し休んでいると程なく第2班も石原平のロープ張りを終えて到着し合流となる。
丁度天気も回復し、後方になった前岳(1501m)がくっくりと見えていたので全員で
写真を撮った。

パトロール隊が揃った「憩いの沢」 前岳を背に集合写真を撮る

ショウジョウバカマも咲き始め色合いが良い・・・

前岳湿原は、まだ多くの残雪で埋まったいる・・・

ガマ岩手前から振り返る前岳(右側)と恐竜の背(左)

ミツバオウレン

固有種 ユウパリコザクラ その1

蛇紋岩崩壊地でのロープ張り準備をする第1班グループ

見事に咲き誇るユウパリコザクラの大株 その2

上の写真のアップです・・

コースロープ張りが終了(蛇紋岩崩壊地)

固有種 ユウパリキンバイ


固有種 シソバキスミレの早咲き

ミズバショウ

エゾイチゲ

エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)

タカネグンバイ

タカネグンバイの群落

固有種 ユウバリソウ

ナンブイヌナズナ

エゾノハクサンイチゲの群落

エゾノハクサンイチゲ

頂上直下にある夕張岳神社

キバナシャクナゲ

頂上部から見下ろす北斜面の残雪・・・

夕張岳頂上・・・最初に登頂したメンバー9名で。
★ 下山・・・
1400m湿原のロープ張りは、まだ多くの雪渓で埋め尽くされポール自体が埋まっ
ていたので作業は省略された。しかし、見飽きる事の無い夕張の花々を見る度にメン
バーの足が止まり座り込んでついシャッターに手が行く。
まぁ理由はそればかりではないが、整備作業の行動時間が少し遅れていたため最後の
吹き通しでのロープ張り作業は、班に関係なくユウパリコザクラの会メンバーが中心
に行ってくれた。HYMLのメンバーや始めて夕張岳に登るメンバーには頂上まで登
る事を許され、その配慮に感謝である。
私たちは、最初に登ったが頂上ではガスで展望も無く非常に寒かったので写真だけ撮
って下山を始めた。しかし、吹き通しでの作業を終えた一部のメンバーも登って来て
直下の神社で出会ったので、風の無い神社前で食事を取る事にした。
登りでの各班に分けた作業も終了し、下りでは合同班となったがパトロール隊は大き
く3班に別れての下山になってしまった。
下りでは、作業も無いので足早に普通の下山となる。
休憩を挟みながらも頂上上からヒュッテまで約3時間ほどで無事下山となり、先行し
て下山していたメンバーに出迎えられた。

帰路、望岳台手前の大雪渓も安心足場のステップで楽々通過・・・

ヒュッテに無事下山しましたぁ~

ヒュッテ自慢のひとつ「ツイン五右衛門風呂」

今回お誘いしたSTSTの二人(右、totobaachnと中央、ぶたんたさん)
★ 新会員へ・・・
参加したメンバーのほとんどの方が、昨夜の内にユウパリコザクラの会に入会した。
決して強要ではなく自然保護団体としての活動とそのメンバーに惚れてつい判を押し
たくなったのだろう?
STSTの二人も初参加で即入会をしたと言うが、これから増々忙しくなるのを承知
しているのだろうか・・・。
まぁ他人事のように言っているこの私もSTSTメンバーでもありコザクラの会会員
でもあるので、やれることはしっかりと協力しないと・・とは思っている。
また、前夜の懇親会では、先日出版となったKO玉さんこと故・児玉保則氏の前人未
到の1594山・北海道「KO玉の全山登頂記」を紹介し、多くの方に購入して頂き
ました。改めてお礼を申し上げます。
更にユウパリコザクラの会でも創立30周年記念誌として「夕張岳 大いなる自然」
~その魅力を訪ねて~が3月に出版され、長きに渡って活動して来た苦労と実績そし
て、多くの貴重な記録が凝縮された一冊に仕上がっていました。
是非、手に取って読んで頂きたい一冊です。ご購入はユウパリコザクラの会事務局ま
でお問い合わせください。
事務局長 菊池宏冶 080-6090-1839まで。
参加された皆様、お疲れ様でした。
※ 6/11 アップ終了します・・・
夕張岳登山道パトロールボランティアに参加
花の百名山・・・夕張岳(1668m)
■ 山 行 日 2019年6月09日(日)
■ コ ー ス 冷水コース~馬の背コース
■ メ ン バ ー 19名
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「夕張岳」
■ 三角点・点名 一等三角点 点名「夕張岳 ユウバリダケ」
■ コースタイム 登り 5時間10分 下り 2時間40分
(登山道整備やコースロープ張り作業ありコースタイムは登山の参考にはなりません)
<登り>
05:50 ヒュッテ出発
06:50~7:00 冷水の沢
07:20 分岐
07:50~55 石原平コースロープ作業(別の班)
08:05~15 望岳台コースロープ作業(別の班)
09:00~15 憩い沢
09:40~10:00 蛇紋岩崩壊地コースロープ作業
10:30 吹き通しコースロープ作業(別の班)
11:00 夕張岳頂上
<下り>
11:30 下山開始
12:17~20 前岳湿原
12:45~55 望岳台
13:00~10 石原平
13:25 分岐(馬の背コース)
14:10 ヒュッテ
★ 昨年に続きパトロールに参加・・・
平成28年8月の台風被害により通行止めが続いていた夕張岳登山口までの鹿島林
道がようやく復旧工事を終えて、通行規制が解除になったのは昨年の6月の事だっ
た。そして、昨年9月には台風や大地震にも見舞われたが幸い林道崩壊などの被害
は少なく、今年は順調に林道が解放される予定だ。
例年ヒュッテ開き(山開き)を前にユウパリコザクラの会が中心となり登山道のパト
ロールやコースロープなどを張って自然保護活動に取り組んでいるが、今年も昨年
に引き続きHYML(北海道の山メーリングリスト)にもパトロールの協力要請があ
り多くの会員が賛同、参加しました。
前日の8日は、夕張市清水沢市民研修センターにて「安全登山研修会」が開催され
野外活動での応急処置や知識などを学んだり、パトロールの説明や作業の注意事項
などが伝えられました。その後夕張岳ヒュッテに移動し、コザクラの会会長を始め
スタッフの皆さんと交流を深める懇親会を開催して頂きました。
今回私は、HYMLメンバーとしてだけでなくYAMAP(山登りの地図アプリ)の
メンバーとしてもその仲間をお誘いして参加させて頂きました。
立派に建て替えられた素晴らしいヒュッテは、北海道一の山小屋と自負しているの
で、是非見て欲しかったし30周年を迎えたユウパリコザクラの会の活動と発足し
たばかりの札幌登山道整備隊(STST)のボランティア活動を重ねながら、少しで
もお役に立てたらと参加した次第です。

6/9 登山道パトロール隊とユウパリコザクラの会スタッフ
★ 第1回パトロール・・・
山開き前の登山道パトロールと整備、主要5ヶ所のコースロープ張り作業などが今回の
目的。コザクラの会スタッフとHYMLの総勢19名が2班に分かれてヒュッテを出発。
第1班だった私は7名グループ。最初に出発し前岳北東面になる望岳台~憩いの沢まで
に残る急斜面の雪渓に足場を作る作業が主な任務だった。
始めて参加するSTSTのメンバー2人も同じグループとなり、パトロール最初の一歩
を踏み出した。参加する前は色々と緊張気味だった二人も昨日の懇親会ですっかりと打
ち解け、少しは余裕も出来たかも知れない。
登り始めの登山道脇に先ずは「ズダヤクシュ」や「マイズルソウ」が迎えてくれます。
冷水の沢を過ぎると少しずつ「シラネアオイ」の小群落や「ムラサキヤシオ」もいつも
と変わらず見事な色合いでした。

ヒュッテを出発した第1班のグループ

ツバメオモト

色鮮やかなムラサキヤシオが緑に映えて更に輝く

蕾も色濃く、つい足が止まる・・・

ケエゾキスミレ

エンゴサク

タカネザクラ

石原平のシラネアオイ群落・・・まだ五分咲きだった

シラネアオイその2

シラネアオイその3

珍しい白いシラネアオイ
★ 任務その1・・・
夕張岳に降った雪は例年以上に多かったと言うが、5月末の猛暑が続いた影響か雪解け
が進み、残雪は平年並みの印象だった。とは言え、前岳北東斜面にある望岳台~前岳湿
原手前までは幾つかの雪渓があり登山道が埋まっている。本日はこの雪渓にスコップで
足場を作り、滑落防止になるよう任務が課せられた。

急斜面の大雪渓に慎重に足場を作って行く第1班のメンバー



エゾノイワハタザオ
★ 第2班と合流・・・
任務その1を終えた第1班は、雪渓で埋まる憩いの沢で休憩を取った。
少し休んでいると程なく第2班も石原平のロープ張りを終えて到着し合流となる。
丁度天気も回復し、後方になった前岳(1501m)がくっくりと見えていたので全員で
写真を撮った。

パトロール隊が揃った「憩いの沢」 前岳を背に集合写真を撮る

ショウジョウバカマも咲き始め色合いが良い・・・

前岳湿原は、まだ多くの残雪で埋まったいる・・・

ガマ岩手前から振り返る前岳(右側)と恐竜の背(左)

ミツバオウレン

固有種 ユウパリコザクラ その1

蛇紋岩崩壊地でのロープ張り準備をする第1班グループ

見事に咲き誇るユウパリコザクラの大株 その2

上の写真のアップです・・

コースロープ張りが終了(蛇紋岩崩壊地)

固有種 ユウパリキンバイ


固有種 シソバキスミレの早咲き

ミズバショウ

エゾイチゲ

エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)

タカネグンバイ

タカネグンバイの群落

固有種 ユウバリソウ

ナンブイヌナズナ

エゾノハクサンイチゲの群落

エゾノハクサンイチゲ

頂上直下にある夕張岳神社

キバナシャクナゲ

頂上部から見下ろす北斜面の残雪・・・

夕張岳頂上・・・最初に登頂したメンバー9名で。
★ 下山・・・
1400m湿原のロープ張りは、まだ多くの雪渓で埋め尽くされポール自体が埋まっ
ていたので作業は省略された。しかし、見飽きる事の無い夕張の花々を見る度にメン
バーの足が止まり座り込んでついシャッターに手が行く。
まぁ理由はそればかりではないが、整備作業の行動時間が少し遅れていたため最後の
吹き通しでのロープ張り作業は、班に関係なくユウパリコザクラの会メンバーが中心
に行ってくれた。HYMLのメンバーや始めて夕張岳に登るメンバーには頂上まで登
る事を許され、その配慮に感謝である。
私たちは、最初に登ったが頂上ではガスで展望も無く非常に寒かったので写真だけ撮
って下山を始めた。しかし、吹き通しでの作業を終えた一部のメンバーも登って来て
直下の神社で出会ったので、風の無い神社前で食事を取る事にした。
登りでの各班に分けた作業も終了し、下りでは合同班となったがパトロール隊は大き
く3班に別れての下山になってしまった。
下りでは、作業も無いので足早に普通の下山となる。
休憩を挟みながらも頂上上からヒュッテまで約3時間ほどで無事下山となり、先行し
て下山していたメンバーに出迎えられた。

帰路、望岳台手前の大雪渓も安心足場のステップで楽々通過・・・

ヒュッテに無事下山しましたぁ~

ヒュッテ自慢のひとつ「ツイン五右衛門風呂」

今回お誘いしたSTSTの二人(右、totobaachnと中央、ぶたんたさん)
★ 新会員へ・・・
参加したメンバーのほとんどの方が、昨夜の内にユウパリコザクラの会に入会した。
決して強要ではなく自然保護団体としての活動とそのメンバーに惚れてつい判を押し
たくなったのだろう?
STSTの二人も初参加で即入会をしたと言うが、これから増々忙しくなるのを承知
しているのだろうか・・・。
まぁ他人事のように言っているこの私もSTSTメンバーでもありコザクラの会会員
でもあるので、やれることはしっかりと協力しないと・・とは思っている。
また、前夜の懇親会では、先日出版となったKO玉さんこと故・児玉保則氏の前人未
到の1594山・北海道「KO玉の全山登頂記」を紹介し、多くの方に購入して頂き
ました。改めてお礼を申し上げます。
更にユウパリコザクラの会でも創立30周年記念誌として「夕張岳 大いなる自然」
~その魅力を訪ねて~が3月に出版され、長きに渡って活動して来た苦労と実績そし
て、多くの貴重な記録が凝縮された一冊に仕上がっていました。
是非、手に取って読んで頂きたい一冊です。ご購入はユウパリコザクラの会事務局ま
でお問い合わせください。
事務局長 菊池宏冶 080-6090-1839まで。
参加された皆様、お疲れ様でした。
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