エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

鹿公園のコケイラン

2022年06月02日 | 鹿公園
安平町 鹿公園のコケイラン
【6月1日(水)】

新緑が眩しい程の鹿公園は、静かな散策を楽しむには絶好の場所だよと推奨する。
公園の名になっている「鹿」も飼育されていて遊歩道の整備された山林は広過ぎず狭過ぎない
程良い広さだ。北海道新聞社から発刊された菅原靖彦氏著書の「札幌から日帰り ゆったりハ
イキング」の中でも紹介され、近隣市町村から訪れる方も増えて来ている。

公園内には人気のキャンプ場もあり毎週土曜日や連休になるとほぼ予約で一杯の利用者で賑わ
っている。その一角には子供たちが遊べるアスレチックがありファミリー層には大人気だ。
ちょっと散策するだけでも自然が実感出来るし、鹿を間近に見られる公園は他にあまりない。

そんな公園内の遊歩道・・ぐるっと一周しても2kmちょっとでゆっくり歩いても2時間と掛か
らない広さ。なのに意外と遊歩道を歩く方は少なく、町内の散歩好きでさえホタル池を一周し
て帰る方が多い。山林の遊歩道は正に自然の中にある道で、一見樹林帯に迷い込むイメージに
なるかも知れず、奥へ入り難いのかも知れない。入口にある地形図を載せた案内板も古く一部
不明瞭で見え難いのも要因の一つかもと思うが、静かな散策を楽しみたいならこのままで良い
か!とも思う。




「コケイラン (小蕙蘭) 」

整備・育林されない保健保安林ってなんだ!・・・
公園全体が保健保安林に指定された山林である事から、鬱蒼とした山林の整備はおろか風倒木
があっても、遊歩道を支障しない限りそのまま放置されている現状が悲しい。

市民に開放されている公園であり、遊歩道も整備されているのに、そこから見える景色にがっ
かりする事も多い。樹間が狭く大木が多いから林床に陽が届かないので暗い。倒木はそのまま、
木と木が風で揺れると枝や幹同士がぶつかってキィーキィーと痛い音がする。

広葉樹が多いから、落葉する秋から冬は見通しは良いが、新緑の今はまさに鬱蒼とした樹林。
豊富な植物もあるのに樹間の中まで入る気にはなれない・・。

一見、静かな散策が出来ると喜ばしく思える山林・・・と勘違いしてしまうが、静かなのでは
なく、「入り難い山林」だから静かなんだと誰かに訴えたい気持ちである。








コケイラン・・・
ゆったりハイキングで知った「コケイラン」を見付けてから毎年楽しみな散策になっている。
以前はある一定の場所でしか見付けられなかったが、今年は公園内のあちこちで見る事が出来
て不思議でならない。個人的には嬉しい事だが、植生が変わっていなければ良いが、在るもの
が無くなって、無いものが増えてしまうのも複雑な思いである。

そんな「コケイラン」を今回じっくり観察し、一枚に収めたので紹介したいと思った・・・。

ただ、ゆったりハイキングに載っていた「トケンラン」だけは、未だ見ていないのが悔しい。


おまけ・・・



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