無意根山の東面・・・納涼 白水川遡行~ギロチン林道へ
■ 山 行 日 2012年8月27日(月) 日帰り 快晴
■ ル ー ト 白水沢林道~白水沢遡行935~ギロチン林道~宝来小屋
■ メ ン バ ー パッポ隊長、パプマル、I藤、中さん、長さん、エバ
■ 登 山 形 態 沢登り
■ 地 形 図 1/25000地形図 「無意根山」
■ コースタイム 登り 4時間20分 下り 1時間40分
(林道歩き、車の移動、休憩含む)
<登り>
白水沢林道出合P 7:37--(林道歩き)--入渓C550 8:20---C900付近 11:30
---C935ギロチン林道出合12:00
<下り>
C935林道 12:05--(林道歩き)--宝来小屋 13:10---白水沢林道出合P 13:40
★ルート図・・・パッポ隊長GPSログよりお借りしました。
★ 再会・・・
昨年のイドンナップ山行以来同行する機会を失っていたパッポ隊長にメールを送る。
互いに休みは平日組なのでもしや・・と思った勘は的中した。
約一年ぶりの再会に正直エバは興奮気味だった。
6:30 無意根山登山口林道出合の待ち合わせも30分早く着いてしまった。
しかし、ほどなくパッポ隊長チームも到着し久しぶりの再会で握手してしまった・・。
皆さん相変わらずいい顔している笑顔が嬉しい。
★ チーム・・・
遡行の目的は「納涼」と「新人の沢体験」がメイン・・・無意根山には登らず沢上935付近で出合う林道
で遡行は終了。そのまま林道を辿って「宝来小屋」まで歩く計画だった。そのためには車が2台以上は
必要となるが今回は6名で4台の車があるので車の回しは容易だった。
夫婦登山では難しい車の回しもチームを組めば大きな力になるから頼もしい・・。
「宝来小屋」まで約5.2キロ。車2台をデポし、白水沢林道出合へ向かう。
この林道は約2.2キロほどありその先が通常入渓地点とされているが、知人の情報で林道は荒れて
いて奥まで車の通行は出来ないと聞きゲート前に車を停めて歩く事にした。
車の回しに約1時間、林道歩き約40分は丁度良いウォーミングアップになった。
情報通り林道は荒れ気味で二股から奥は林道を塞ぐ倒木が2箇所あったので歩きが正解だった。
スタートした「白水沢林道」は途中荒れていたり倒木もあり車の通行は出来
ないので約2.2キロの林道歩きです・・
林道終点のC550付近から入渓しました。ちょっと増水気味です。
★ いきなり・・・
8:20 入渓
入渓早々パッポ隊長は予告なしで最初の釜にいきなり泳ぎだす・・・
ジリジリと気温が上がる快晴無風の林道歩きで体が火照ったようでクールダウンが必要だったみたい。
メンバー中2名は初対面で、実質沢登りが初めてと言う長さんとクライマーの中さんにご挨拶しながら
ゆっくりと歩き始める。
入渓して20分ほどの滑で隊長チーム全員です (エバ撮影)
撮影を終えて気持ちの良い滑を楽しみます・・・
★ すべて直登・・・
白水川は全体的には初心者向きの沢で小滝群と釜が適度な間隔で現れいずれも直登可能な滝なので
身近な沢での納涼には最適な一つかも知れない。
普段のエバならいきなり釜に飛び込む事はしないのだが、中さんが釜に出合う度にその深みに酔いしれ
るのを見るとついつい続いて首まで浸かる。
滝も左右いずれかで巻けるのにわざわざシャワーを浴びながら直登するのも沢登りの醍醐味。
中さんはほぼすべての滝を直登しこの沢の難易度を上げていた。
当然メンバーはこれに続けとばかり納涼を楽しみ、新人の長さんは釜に飛び込んでマジに溺れそうに
なったのはちょっと笑ってしまった(ゴメンナサイ)
でも果敢に挑戦する長さんは次第に味をしめて釜に飛び込むから凄い。
滝壺があれば躊躇なく飛び込み、滝も直登するメンバーたち・・
C750付近から周りの渓相が一変する・・そして巨岩帯へ
簡単に滝を巻けるのに・・敢えて直爆を選び難易度を上げる?
前に続けと・・果敢にアタックする女性メンバーたち・・
私は登れるかなぁ~・・・のI藤女史
★ 核心部・・・
10:42 ゴルジュ
この沢唯一のゴルジュで両サイドは垂直の壁となり釜は深い。
正面から流れ落ちる滝の直登は難しく、ただ対岸に辿り着けばロープ無しでも滝上に登るは可能だ。
右岸壁に残置ロープが3本あったが、メンバーを考えて中さんがロープを引いてリードする。
中々いい泳ぎで対岸に着き難無く滝上に登ってしまった。エバはロープ無しで対岸へ泳ぎスタンスの
いい場所に立って次の泳者の撮影役になった。
この沢のメインゴルジュか?・・全員泳いで対岸へ
リードする若手の中さん・・・泳ぎも上手いなぁ~
カナヅチ・・と言うI藤さんはお助けロープに頼ります・・
沢登りは新人・・と言う長さんもロープに助けられ壁に挑む・・
全員無事ゴルジュをクリアーし滝上に登る。
核心部はこれで終わりかと思ったが以降も小滝は現れエキサイティングは続く。
初心者ルートも中さんが登れば難易度が上がるシャワーの直登・・
写真提供(パッポ隊長)
写真右は簡単なのにねぇ~・・・やっぱり水流を好むメンバー多し
★ ギロチン林道・・・
巨岩帯が続く900m付近でまるで昔のギロチン台のような残骸を発見。
この先に出合う林道が「ギロチン林道」と命名された由縁なのだろうか・・・詳細は不明。
隊長のGPSやエバの読図でも林道出合まではあと高度差で30m、距離で300mほどと一致する。
もう遡行は終盤化と思ったところにこの沢最大級の三段30mの滝が現れた。
下から見ると一本の大滝に見えたが近づくと三段に分かれていてホッとする。
今日の日の楽しみと三段とも直登を楽しみ最後の土管に出合って終了。
C900付近の巨岩に縛られたギロチン台?を発見。林道の愛称名はここから来たのか?
最後は3段30mの滝はすべて直登する・・・
左岸に巻きルートがあるが敢えて直登に挑戦する楽しさ・・
いよいよ今日の終点を迎える土管に出合う。土管の上に林道がある
★ 踏み跡・・・
土管丸出しの上は本来林道のあった場所なのだが、崩壊して土管だけ残った状態だった。
最初土管の上(左岸)に登っても林道を認識する事が出来なかったが、よく見ると廃道化した林道跡に踏
み跡を見つける事が出来た。
車を停めている「宝来小屋」までは約4キロの林道歩きだが沢を下るより遥かに早い。
林道は一部廃道化して白樺の若木や蕗などで覆われていたが一本の踏み跡だけは何とか判断で来て、
辿ると地形図通りの林道を歩いていた。
一部廃道化した林道も踏み跡はしっかりしていた。
宝来小屋まで約4キロの林道歩きで山行を締める・・・
★ 三度目・・・
白水川の遡行は今回で三度目・・・
一回目は2000年、無意根山まで登り、二度目は2004年、新人沢訓練でゴルジュの往復だった。
いずれも記憶が遠のく昔の遡行だが、三度目の2012年はしっかりと記録だけは残す事が出来た。
パッポ隊長の言葉にもあったが、エバも毎年恒例としたい遡行場所候補に残して置きたいと思った。
歳を取るとこの位の沢が丁度良い・・・とつくづく思う。
改めてパッポ隊長に感謝したい。
パッポ隊長の「納涼白水川遡行ブログ」はこちら
★ 温泉・・・
穴場の温泉
定山渓温泉 ホテル「山水」 日帰り入浴600円(シャンプー、石鹸、露天風呂、蒸し風呂付き)
5人以上だと回数券があり100円引きの500円はリーズナブル。
平日なら貸切の日も・・・蒸し風呂はオーナー手作りでゆっくり長時間居たいお風呂でしたよ。
■ 山 行 日 2012年8月27日(月) 日帰り 快晴
■ ル ー ト 白水沢林道~白水沢遡行935~ギロチン林道~宝来小屋
■ メ ン バ ー パッポ隊長、パプマル、I藤、中さん、長さん、エバ
■ 登 山 形 態 沢登り
■ 地 形 図 1/25000地形図 「無意根山」
■ コースタイム 登り 4時間20分 下り 1時間40分
(林道歩き、車の移動、休憩含む)
<登り>
白水沢林道出合P 7:37--(林道歩き)--入渓C550 8:20---C900付近 11:30
---C935ギロチン林道出合12:00
<下り>
C935林道 12:05--(林道歩き)--宝来小屋 13:10---白水沢林道出合P 13:40
★ルート図・・・パッポ隊長GPSログよりお借りしました。
★ 再会・・・
昨年のイドンナップ山行以来同行する機会を失っていたパッポ隊長にメールを送る。
互いに休みは平日組なのでもしや・・と思った勘は的中した。
約一年ぶりの再会に正直エバは興奮気味だった。
6:30 無意根山登山口林道出合の待ち合わせも30分早く着いてしまった。
しかし、ほどなくパッポ隊長チームも到着し久しぶりの再会で握手してしまった・・。
皆さん相変わらずいい顔している笑顔が嬉しい。
★ チーム・・・
遡行の目的は「納涼」と「新人の沢体験」がメイン・・・無意根山には登らず沢上935付近で出合う林道
で遡行は終了。そのまま林道を辿って「宝来小屋」まで歩く計画だった。そのためには車が2台以上は
必要となるが今回は6名で4台の車があるので車の回しは容易だった。
夫婦登山では難しい車の回しもチームを組めば大きな力になるから頼もしい・・。
「宝来小屋」まで約5.2キロ。車2台をデポし、白水沢林道出合へ向かう。
この林道は約2.2キロほどありその先が通常入渓地点とされているが、知人の情報で林道は荒れて
いて奥まで車の通行は出来ないと聞きゲート前に車を停めて歩く事にした。
車の回しに約1時間、林道歩き約40分は丁度良いウォーミングアップになった。
情報通り林道は荒れ気味で二股から奥は林道を塞ぐ倒木が2箇所あったので歩きが正解だった。
スタートした「白水沢林道」は途中荒れていたり倒木もあり車の通行は出来
ないので約2.2キロの林道歩きです・・
林道終点のC550付近から入渓しました。ちょっと増水気味です。
★ いきなり・・・
8:20 入渓
入渓早々パッポ隊長は予告なしで最初の釜にいきなり泳ぎだす・・・
ジリジリと気温が上がる快晴無風の林道歩きで体が火照ったようでクールダウンが必要だったみたい。
メンバー中2名は初対面で、実質沢登りが初めてと言う長さんとクライマーの中さんにご挨拶しながら
ゆっくりと歩き始める。
入渓して20分ほどの滑で隊長チーム全員です (エバ撮影)
撮影を終えて気持ちの良い滑を楽しみます・・・
★ すべて直登・・・
白水川は全体的には初心者向きの沢で小滝群と釜が適度な間隔で現れいずれも直登可能な滝なので
身近な沢での納涼には最適な一つかも知れない。
普段のエバならいきなり釜に飛び込む事はしないのだが、中さんが釜に出合う度にその深みに酔いしれ
るのを見るとついつい続いて首まで浸かる。
滝も左右いずれかで巻けるのにわざわざシャワーを浴びながら直登するのも沢登りの醍醐味。
中さんはほぼすべての滝を直登しこの沢の難易度を上げていた。
当然メンバーはこれに続けとばかり納涼を楽しみ、新人の長さんは釜に飛び込んでマジに溺れそうに
なったのはちょっと笑ってしまった(ゴメンナサイ)
でも果敢に挑戦する長さんは次第に味をしめて釜に飛び込むから凄い。
滝壺があれば躊躇なく飛び込み、滝も直登するメンバーたち・・
C750付近から周りの渓相が一変する・・そして巨岩帯へ
簡単に滝を巻けるのに・・敢えて直爆を選び難易度を上げる?
前に続けと・・果敢にアタックする女性メンバーたち・・
私は登れるかなぁ~・・・のI藤女史
★ 核心部・・・
10:42 ゴルジュ
この沢唯一のゴルジュで両サイドは垂直の壁となり釜は深い。
正面から流れ落ちる滝の直登は難しく、ただ対岸に辿り着けばロープ無しでも滝上に登るは可能だ。
右岸壁に残置ロープが3本あったが、メンバーを考えて中さんがロープを引いてリードする。
中々いい泳ぎで対岸に着き難無く滝上に登ってしまった。エバはロープ無しで対岸へ泳ぎスタンスの
いい場所に立って次の泳者の撮影役になった。
この沢のメインゴルジュか?・・全員泳いで対岸へ
リードする若手の中さん・・・泳ぎも上手いなぁ~
カナヅチ・・と言うI藤さんはお助けロープに頼ります・・
沢登りは新人・・と言う長さんもロープに助けられ壁に挑む・・
全員無事ゴルジュをクリアーし滝上に登る。
核心部はこれで終わりかと思ったが以降も小滝は現れエキサイティングは続く。
初心者ルートも中さんが登れば難易度が上がるシャワーの直登・・
写真提供(パッポ隊長)
写真右は簡単なのにねぇ~・・・やっぱり水流を好むメンバー多し
★ ギロチン林道・・・
巨岩帯が続く900m付近でまるで昔のギロチン台のような残骸を発見。
この先に出合う林道が「ギロチン林道」と命名された由縁なのだろうか・・・詳細は不明。
隊長のGPSやエバの読図でも林道出合まではあと高度差で30m、距離で300mほどと一致する。
もう遡行は終盤化と思ったところにこの沢最大級の三段30mの滝が現れた。
下から見ると一本の大滝に見えたが近づくと三段に分かれていてホッとする。
今日の日の楽しみと三段とも直登を楽しみ最後の土管に出合って終了。
C900付近の巨岩に縛られたギロチン台?を発見。林道の愛称名はここから来たのか?
最後は3段30mの滝はすべて直登する・・・
左岸に巻きルートがあるが敢えて直登に挑戦する楽しさ・・
いよいよ今日の終点を迎える土管に出合う。土管の上に林道がある
★ 踏み跡・・・
土管丸出しの上は本来林道のあった場所なのだが、崩壊して土管だけ残った状態だった。
最初土管の上(左岸)に登っても林道を認識する事が出来なかったが、よく見ると廃道化した林道跡に踏
み跡を見つける事が出来た。
車を停めている「宝来小屋」までは約4キロの林道歩きだが沢を下るより遥かに早い。
林道は一部廃道化して白樺の若木や蕗などで覆われていたが一本の踏み跡だけは何とか判断で来て、
辿ると地形図通りの林道を歩いていた。
一部廃道化した林道も踏み跡はしっかりしていた。
宝来小屋まで約4キロの林道歩きで山行を締める・・・
★ 三度目・・・
白水川の遡行は今回で三度目・・・
一回目は2000年、無意根山まで登り、二度目は2004年、新人沢訓練でゴルジュの往復だった。
いずれも記憶が遠のく昔の遡行だが、三度目の2012年はしっかりと記録だけは残す事が出来た。
パッポ隊長の言葉にもあったが、エバも毎年恒例としたい遡行場所候補に残して置きたいと思った。
歳を取るとこの位の沢が丁度良い・・・とつくづく思う。
改めてパッポ隊長に感謝したい。
パッポ隊長の「納涼白水川遡行ブログ」はこちら
★ 温泉・・・
穴場の温泉
定山渓温泉 ホテル「山水」 日帰り入浴600円(シャンプー、石鹸、露天風呂、蒸し風呂付き)
5人以上だと回数券があり100円引きの500円はリーズナブル。
平日なら貸切の日も・・・蒸し風呂はオーナー手作りでゆっくり長時間居たいお風呂でしたよ。
来年もやりましょう!
今度はそうめんでもやってゆっくりやりたいですね。
新人でも楽しめるいい沢でした。
あのウォータースライダー豪快でした
まだまだ若いエバさんですね
またチーヤンさんと皆で行けるのを楽しみに
しています。
それぞらにコメントありがとうございました。
ほんと一年ぶりとは思えない身近な再会を感じていました。
ウォータースライダーは最初から是非やりたかった滝で
中さんに影響されてつい先頭切ってしまいました。
隊長のブログから写真とルート図拝借しました。
是非近々・・夫婦共々ご一緒しましょうね。
私も5年前、この沢から無意根山まで登りましたが、このようなルートでの楽しみ方もあるのですね。
「山楽紀行」は毎回楽しみに読んでコピーもしています。
またいつもHPにお邪魔していますがコメントせずに
ゴメンナサイ・・です。
今回のルートは私も初めてですが登りの沢だけをゆっくり
楽しむなら持って来いのルートだと思います。
車が無くてもチャリを宝来小屋にデポしてもいいかと。
来年も行きそうなので是非一緒にいかがですか。