晩秋の道南、プチ遠征へ・・・その1
遊楽部岳の前哨戦で・・カニカン岳(981m)
■ 山 行 日 2020年10月26日(月) 日帰り
■ コ ー ス 茶屋川・南東尾根コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №32
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「二股温泉」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「寒々岳 カンカンダケ」
■ コースタイム 登り 2時間35分 下り 1時間38分
<登り>
09:07 登山口出発
09:24 一合目
09:37~42 二合目 (休憩)
10:10 三合目
10:35~45 四合目 (休憩)
10:50 五合目
10:55 六合目
11:05 七合目
11:21 八合目
11:30 九合目
11:42 カニカン岳(981m) 頂上 (距離約5㎞)
<下り>
12:00 下山開始
12:28 五合目
13:10~20 二合目 (休憩)
13:38 登山口(P)
GPSログを元に地形図に移行したルート図です・・・
下山時に撮った登山口駐車場・・・
★ 未踏1000m超峰シリーズ・・・
道南プチ遠征の目的は、「遊楽部岳(1277m)」とその手前の「臼別岳(1251m)」に登る事。
登山道のある山で私は2000年9月に登頂しているが、妻チーヤンは未踏だった。20年ぶりの再訪と
なるが、いつも日高や大雪方面ばかりに集中していたので、気分を変えて道南方面をチョイスしてみた。
天気予報は、あまり良いとは言えないが当初予定していた道北・道東の未踏峰は沢絡みの藪山・・・。
遠出は良しとしても寒さに凍る沢と藪にテンションが上がらなくなってしまった(苦笑) 歳だわ!
来月も道南遠征を予定していて、雪の遅いところで未踏1000m超峰を一つでもという狙いがあった。
遊楽部岳を前に足慣らしとして夫婦未踏でもある「カニカン岳」に登るか!・・・と計画は固まった。
朝5時過ぎに自宅を出て現地登山口には8時50分に着く。約200㎞のトライブだった。
登山口駐車場は広く、20台以上は停めれると思う。その先の林道はゲートがされていて通行止めだった。
後志利別川を挟んだ対岸の山はすっかり紅葉してとても奇麗だった。天気もまずまずでブナの紅葉に期待
しながら貸切になりそうな平日登山のカニカン岳へ出発した・・。
登山口にある案内板はこれだけ・・・よく見ないと登山口かどうか迷うところだ
スタートした時は整備された広い登山道とブナやモミジの紅葉に感激しながら歩いたが・・・
本来の登山口は、スタートして5分くらいのところにあった・・・そして。
★ いきなりの洗礼か?・・・
この山の核心部は、登山口から一合目までにあったのか!と思わせる急登に汗を流した。
ほとんど情報を入れぬまま来てしまった事を少し後悔したが後の祭り・・・。カニカン岳の洗礼を最初に
受けてしまった。それでも夫婦登山だからマイペースで登れば良いことでよっちらこっちらとゆっくり登
る事に誰も文句は言わない・・・。
一合目から合目標識があるようで、ひとつの目安にしていたが、途中から違和感を感じて登っていた。
それは、合目標識の場所である。これを設置する基準はそれぞれ違うかも知れないが、高度による基準に
しても距離の基準でもない何を基準に設置したのかバラバラの設置だった。
私の歩きも一定ではないかも知れないが、スタートから一合目まで17分、二合目まで13分、三合目ま
で28分、四合目まで25分、五合目まで5分、六合目まで5分、七合目まで10分、八合目まで16分
九合目まで9分そして頂上まで12分というコースタイムだった。この山の整備は今金山岳会が行ってい
るようだが、やはり人手不足と高齢化なのか何から何まで整備するなんて無理なのは承知しているが、登
山道整備が何かと気になる今日この頃・・。つい登山道の整備方や標識などが目についてしまうのが玉の
傷でしょうがない私だ。
まぁ~そんな標識の事はさて置き、登山道は途中まで快適だったのに七、八、九と登るに連れ次第に荒れ
始めた。登山道は狭くなり笹が登山道を覆い被さるようになって朝露でズボンはビショビショになるとこ
ろだった。寒さのお陰でカッパのズボンを最初からはいていたので濡らさずに済んのが幸いである。
急登には見えない一合目までの登山道もある・・・
地形図とGPSでこれ以降は少し緩斜度であると分かった・・・
他の山でも見かける光景・・・合目標識が気に食い込んでいるのだ
しばらくは、登山道の両側にブナの木が続き明るい紅葉を楽しみながら歩く事が出来る
四合目手前から振り返った景色、少し展望が開けて紅葉を楽しむ事が出来た
四合目
五合目・・・だんだんと標識の扱いも粗雑に?
六合目・・・ようやく頂上部が見えて来た
頂上部がはっきり見えてきたが、登山道が見えなくなって来たぞ・・・
★ 基本文句無し・・・
足慣らしで登らせていただいた山に文句を言う権利など無いが、「こんな山が自分の近くにあればなぁ~」
と呟きたくなる良い山である。距離も約5㎞で手ごろ、尾根筋の登山路、ブナ林、標高、山頂からの景色・・
良い所尽くしだけに・・・ね。
最初の急登と最後の藪さえ無ければ・・・なんて贅沢な要望はここだけにしておこう。
来た時期も時期だが、頂上から望む景色に登った苦労も忘れるカニカン岳は、またいつか再訪したいと
思った。
振り返る景色に文句は無いが・・・
C900付近から登山道に残雪が目立ち始めた・・・
突然の急斜面にロープが・・・
C935付近・・・頂上部が近いもここからは笹藪だった
チーヤン、頂上に到着!
古い看板と「お初です・・」
山頂から登路を振り返る・・・
★ 着いて見れば・・・
着いて見ればなんと景色のいい山か・・・
北にまだ未踏の「利別岳」を望み、北西には利別川を挟んで「長万部岳」を望む。更に遠望すると羊蹄山や
ニセコ連山も確認出来たし、南東方向に振り返れば内浦湾と駒ヶ岳を望むではないか。
ここは今金町、地形図を見ると茶屋川の南隣には鉱山川があって古い林道跡の点線が記されていた。
その昔(江戸時代)、砂金が採取されゴールドラッシュに沸いた夢の山で、その砂金が日光東照宮造営に使われ
たと聞くと、五合目付近で見かけた金鉱跡がその名残と歴史を物語っていたのかも知れない。そんな歴史ある
山に残された登山路を大切に守って来た山岳会の皆さんに感謝するところだった。
なにかと文句が多くなってしまうが、機会があれば微力ながらお手伝いをしたいという気持ちになるのも
登って見た素直な感想だった。
下りは、ひたすら下るでほとんど写真も撮らずあっと言う間に下山してしまった・・。
最後まで貸切で申し訳なかったが、明日の足慣らしとしては大満足の山に登れて良かったと思う。
2020年10月26日 「カニカン岳(981m)」初登頂・・・
下りのロープ場で・・・
またピンボケも・・・燃える紅葉の登山口に到着
遊楽部岳の前哨戦で・・カニカン岳(981m)
■ 山 行 日 2020年10月26日(月) 日帰り
■ コ ー ス 茶屋川・南東尾根コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №32
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「二股温泉」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「寒々岳 カンカンダケ」
■ コースタイム 登り 2時間35分 下り 1時間38分
<登り>
09:07 登山口出発
09:24 一合目
09:37~42 二合目 (休憩)
10:10 三合目
10:35~45 四合目 (休憩)
10:50 五合目
10:55 六合目
11:05 七合目
11:21 八合目
11:30 九合目
11:42 カニカン岳(981m) 頂上 (距離約5㎞)
<下り>
12:00 下山開始
12:28 五合目
13:10~20 二合目 (休憩)
13:38 登山口(P)
GPSログを元に地形図に移行したルート図です・・・
下山時に撮った登山口駐車場・・・
★ 未踏1000m超峰シリーズ・・・
道南プチ遠征の目的は、「遊楽部岳(1277m)」とその手前の「臼別岳(1251m)」に登る事。
登山道のある山で私は2000年9月に登頂しているが、妻チーヤンは未踏だった。20年ぶりの再訪と
なるが、いつも日高や大雪方面ばかりに集中していたので、気分を変えて道南方面をチョイスしてみた。
天気予報は、あまり良いとは言えないが当初予定していた道北・道東の未踏峰は沢絡みの藪山・・・。
遠出は良しとしても寒さに凍る沢と藪にテンションが上がらなくなってしまった(苦笑) 歳だわ!
来月も道南遠征を予定していて、雪の遅いところで未踏1000m超峰を一つでもという狙いがあった。
遊楽部岳を前に足慣らしとして夫婦未踏でもある「カニカン岳」に登るか!・・・と計画は固まった。
朝5時過ぎに自宅を出て現地登山口には8時50分に着く。約200㎞のトライブだった。
登山口駐車場は広く、20台以上は停めれると思う。その先の林道はゲートがされていて通行止めだった。
後志利別川を挟んだ対岸の山はすっかり紅葉してとても奇麗だった。天気もまずまずでブナの紅葉に期待
しながら貸切になりそうな平日登山のカニカン岳へ出発した・・。
登山口にある案内板はこれだけ・・・よく見ないと登山口かどうか迷うところだ
スタートした時は整備された広い登山道とブナやモミジの紅葉に感激しながら歩いたが・・・
本来の登山口は、スタートして5分くらいのところにあった・・・そして。
★ いきなりの洗礼か?・・・
この山の核心部は、登山口から一合目までにあったのか!と思わせる急登に汗を流した。
ほとんど情報を入れぬまま来てしまった事を少し後悔したが後の祭り・・・。カニカン岳の洗礼を最初に
受けてしまった。それでも夫婦登山だからマイペースで登れば良いことでよっちらこっちらとゆっくり登
る事に誰も文句は言わない・・・。
一合目から合目標識があるようで、ひとつの目安にしていたが、途中から違和感を感じて登っていた。
それは、合目標識の場所である。これを設置する基準はそれぞれ違うかも知れないが、高度による基準に
しても距離の基準でもない何を基準に設置したのかバラバラの設置だった。
私の歩きも一定ではないかも知れないが、スタートから一合目まで17分、二合目まで13分、三合目ま
で28分、四合目まで25分、五合目まで5分、六合目まで5分、七合目まで10分、八合目まで16分
九合目まで9分そして頂上まで12分というコースタイムだった。この山の整備は今金山岳会が行ってい
るようだが、やはり人手不足と高齢化なのか何から何まで整備するなんて無理なのは承知しているが、登
山道整備が何かと気になる今日この頃・・。つい登山道の整備方や標識などが目についてしまうのが玉の
傷でしょうがない私だ。
まぁ~そんな標識の事はさて置き、登山道は途中まで快適だったのに七、八、九と登るに連れ次第に荒れ
始めた。登山道は狭くなり笹が登山道を覆い被さるようになって朝露でズボンはビショビショになるとこ
ろだった。寒さのお陰でカッパのズボンを最初からはいていたので濡らさずに済んのが幸いである。
急登には見えない一合目までの登山道もある・・・
地形図とGPSでこれ以降は少し緩斜度であると分かった・・・
他の山でも見かける光景・・・合目標識が気に食い込んでいるのだ
しばらくは、登山道の両側にブナの木が続き明るい紅葉を楽しみながら歩く事が出来る
四合目手前から振り返った景色、少し展望が開けて紅葉を楽しむ事が出来た
四合目
五合目・・・だんだんと標識の扱いも粗雑に?
六合目・・・ようやく頂上部が見えて来た
頂上部がはっきり見えてきたが、登山道が見えなくなって来たぞ・・・
★ 基本文句無し・・・
足慣らしで登らせていただいた山に文句を言う権利など無いが、「こんな山が自分の近くにあればなぁ~」
と呟きたくなる良い山である。距離も約5㎞で手ごろ、尾根筋の登山路、ブナ林、標高、山頂からの景色・・
良い所尽くしだけに・・・ね。
最初の急登と最後の藪さえ無ければ・・・なんて贅沢な要望はここだけにしておこう。
来た時期も時期だが、頂上から望む景色に登った苦労も忘れるカニカン岳は、またいつか再訪したいと
思った。
振り返る景色に文句は無いが・・・
C900付近から登山道に残雪が目立ち始めた・・・
突然の急斜面にロープが・・・
C935付近・・・頂上部が近いもここからは笹藪だった
チーヤン、頂上に到着!
古い看板と「お初です・・」
山頂から登路を振り返る・・・
★ 着いて見れば・・・
着いて見ればなんと景色のいい山か・・・
北にまだ未踏の「利別岳」を望み、北西には利別川を挟んで「長万部岳」を望む。更に遠望すると羊蹄山や
ニセコ連山も確認出来たし、南東方向に振り返れば内浦湾と駒ヶ岳を望むではないか。
ここは今金町、地形図を見ると茶屋川の南隣には鉱山川があって古い林道跡の点線が記されていた。
その昔(江戸時代)、砂金が採取されゴールドラッシュに沸いた夢の山で、その砂金が日光東照宮造営に使われ
たと聞くと、五合目付近で見かけた金鉱跡がその名残と歴史を物語っていたのかも知れない。そんな歴史ある
山に残された登山路を大切に守って来た山岳会の皆さんに感謝するところだった。
なにかと文句が多くなってしまうが、機会があれば微力ながらお手伝いをしたいという気持ちになるのも
登って見た素直な感想だった。
下りは、ひたすら下るでほとんど写真も撮らずあっと言う間に下山してしまった・・。
最後まで貸切で申し訳なかったが、明日の足慣らしとしては大満足の山に登れて良かったと思う。
2020年10月26日 「カニカン岳(981m)」初登頂・・・
下りのロープ場で・・・
またピンボケも・・・燃える紅葉の登山口に到着
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