色々なことを思い出す。この際、思い出したことを記録しておこう。
★★ナルビクのユースホステル(ノルウェー)
ここのユースは、今はもうなくなってしまったようだ。
雪深い中を鉄道で行ったので、ことのほか思い出深い。
私が泊まったのが、1978年。
(このBlogの「お題」参加したおかげで、昔のメモなどを見つけることができた)
結婚や度々の転居で、日記類はほんの少ししか残っていない。
ところが、ユースホステルの会員証が残っていた!!
その時代は、北欧やドイツなどは日本よりもかなり物価が高かった。
だから、安心して泊まれて値段が安いユースホステルは、
女性一人旅には本当に助かるのだ。笑)
日本で作った会員証は、外国でもそのまま使えた。
↓こけしの増補ページや日本語を見て、イギリス・ヨークのユースホステルのスタッフが
丁寧にスタンプを押してくれたのを思い出した。笑。
↓★「NARVIK」と赤いスタンプが押してある。
駅からは雪の中を歩いて、15分ぐらいかかった。
とぼとぼと歩いてやっとたどり着いたユースは、本当にありがたい。
そこで、嬉しいことに日本人二人に出会った。
彼らはそれぞれ男性一人旅だった。笑。
名前も忘れてしまったが、一人の人が松本清張の文庫本をくれた。
「読み終わったからどうぞ」って。
私は、その本を読んだと思うが。。。今はタイトルも覚えていない。
北極圏に位置するナルビクには、もう二度と行けないかもしれない。
もし行くことができたら、あのユースホステルがあった場所を探してみたい。
サラサラの雪の感触と、静かな通りを思い出す。
1978年8月、成田空港からアメリカに向かって出発。
女性の一人旅がまだ珍しい時代だった。
社会では学生運動の余波が残り重苦しい雰囲気が続いていた。
不完全燃焼の暗~い青春を送っていました。笑。
★ロサンゼルスに到着後、オレゴン州でペンフレンドに会った。
彼女は、私よりかなり年上の既婚者。彼女の家には2週間ほど泊めてもらった。
「もっと長くいてくれていいのよ」と言ってくれて、今思うと優しい大らかなご夫婦だった。
彼女と別れてから後は、まったくの女性一人旅。アメリカ大陸をバスで横断。
ニューヨークからイギリスへ。
大好きなイギリスに1か月間滞在。
更に、ユーレイルパスでヨーロッパ大陸を放浪した。
5か月半の、今思うと冒険三昧の貧乏旅行でした。
お金はとことん節約していました。
貧乏旅行でしたが、命や安全には替えられないので、
「甘いことを言う、変な人には付いて行かない」ことだけは死守。笑。
ユースホステル・ゲストハウスを中心に宿泊。
ユーレイルパスで夜行に乗って次の街に行き、宿泊代を浮かしたのも良い思い出です。
色々な人に親切にしていただいたのが、心の財産になった。
★一番忘れられないのは、東西ドイツが分断されていた時の「東ベルリン」に行ったこと。
西ベルリンからチェックポイントチャーリーを通って、東側に行った。
その時の緊張感や光景が、今でも鮮やかに浮かんできます。
翌年の1月に無事に日本に帰国。
一生分の冒険をしたので、それからの人生は平凡に送っています。(笑)