風に吹かれたアン

旅歴、50年~世界中を放浪するのが夢。
40ヵ国は行ったけど、今年は再び中欧へ~

イギリス という国

2016-06-30 11:16:28 | 日記・エッセイ・コラム
 

イギリスは、ヨーロッパを代表する国の一つだ。

そのイギリスが、EU離脱を選択し、今は混とんの中にいる。
ニュースを見ても、彼の国の混迷が感じられる。

私はもちろん日本人だが、
どちらかというと「和洋折衷」で生きて来た。

小さい頃から本を読むのが好きだった。

自分の中の「西洋」は、ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・アメリカ・・・

そして一番大きな部分をイギリスが占めていたかもしれない。
憧れに導かれて、何回も何回も訪ねて行った。

文学の中のイギリスは、カナダやアメリカの作家の中にも強く存在する。



幼い頃に読んだ「小公子・小公女・秘密の花園」はバーネット夫人
思春期の読書は「赤毛のアン」のシリーズから始まった・・・ルーシー・モード・モンゴメリー

日本人とは違うヨーロッパ人の精神構造。
外交や政治・経済が複雑に絡み合って、目が離せない。

でも、それぞれの国の文学に育てられた。
ますます、惹きつけられてしまう。

ポンピドウーセンター傑作展

2016-06-26 09:43:32 | まち歩き♪



友人と上野にある東京都美術館に行った。

「フランス20世紀美術を一年ごとに一作家一作品を厳選し、
1906年から1977年のタイムラインをたどる展覧会」
ということで、コンパクトにわかり易くまとめられていた。

こうして観ると、まだまだ名前さえも知らない沢山の画家や彫刻家がいる。
私の知っているのは、ほんの一部の有名な人だけだと思い知らされる(笑)

雨も上がり、美術館周辺の散歩も楽しかった。
ランチ、パークサイドカフェにて。

♪ 神楽坂散歩~「キイトス茶房」

2016-06-24 20:13:09 | まち歩き♪
 水曜日、牛込柳町の習い事の帰りに、念願の「キイトス茶房」に立ち寄った。



ランチのお店を探す時、2階に見えるこのお店がいつも気になってはいた。

その前を通る時、決心がつかずチラッと見ては通り過ぎてしまうことが多かった(笑)

「きっと、今の時間は混んでいるだろうな」
「本格的なちょっと敷居の高い、常連さん向けのカフェかも」
・・・などと余計な心配までしていた。



そして、新しい感じの、若い子に受けそうなお店に行くことが多かった。


昨日は、そんな思いを振り切って、箪笥町25にあるこのお店を訪ねた。
私の思っていた通りのカフェだった。



カレーが有名だが、今回は「海鮮炊き込みご飯」にした。
いつもはあまりご飯の量をたくさんは食べないが、
味つけが柔らかく私の好みの味で、ついつい全部食べてしまった(笑)



ランチに付いて来たコーヒーも、まろやかな味で美味しかった。
須賀敦子の本があったので、思わず手に取りゆったりと読ませてもらった。


このお店は若い子には「レトロな感じ」なのだろう。

私には、置いてある本や、カフェのご主人・女主人までもが
とっても懐かしく感じられた~

陽だまりのような場所を見つけた。

川端康成~ルノワール展~そして 「ポンペイ」 へ

2016-06-17 10:33:09 | 日記・エッセイ・コラム
 


 11日の土曜日から今週にかけて、充実した3つの美術展に行った。
日本→フランス→イタリア と、世界をかけめぐった(笑)



1 「川端康成コレクション・・・伝統とモダニズム」
  東京ステーションギャラリー(6/19まで)

  ★コレクションの美術品は素晴らしかったが、
   恋人・伊藤初代の直筆の手紙や資料が興味深かった。
   本郷のカフェエラン、岐阜の西方寺など、彼らの青春がまぶしく感じられる。

2  「ルノワール展」
   国立新美術館(8/22まで)



★月曜日に行ったので、あまり混んでいなくて嬉しかった。
それでも、雨の日にもかかわらず、普通に人がたくさん来ていた(笑)
会期の後半になると混むので早めに行ったつもりだが、
やはり「巨匠」の人気はすごい。

絵を見ているだけで幸せな気分になった。
こんなにも、後世の人々に愛される絵を描く画家なのだ。

3  「ポンペイの壁画展」
   森アーツセンターギャラリー(7/3まで)


   ★水曜日、牛込方面の帰りに思い切って行った。
    「セーラームーン」と同じ、森タワー52階だ。
    ポンペイの方は混雑していないのですぐ入場できた。良かった~
    一方「セーラームーン」は会期も終わりに近いので
    120分待ちの表示が出ていた!(笑)

壁画の色も鮮やかで、こんなに素晴らしいものを遠く離れた日本で
見ることができるのは、何て幸せなんだろう。
小さい頃に好きだった、ギリシャ神話の神々の絵が多く見られた。



ポンペイにはまだ行ったことがない。
ポンペイ、行きたいな~


♪五輪真弓さんの 「心の友」

2016-06-13 20:00:51 | 日記・エッセイ・コラム
 


涙が出ました~

日曜夜のNHK・BS1、10時からの「激動の世界をゆく」を見ていた。
「大越インドネシアの旅」だった。

インドネシアにはまだ行ったことがないな~
最近のイスラム教の関係など、国内も変化があるのかな?
何気なく見ていただけだった。

番組内容もさることながら、
私の好きな五輪真弓さんの歌の話題が出てきたのだ♪

「心の友」というタイトルで、インドネシアでは
日本の歌としては一番知られているという。
え~~? 全然知らなかった。

調べてみたら、
「日本人にはあまり知られていないが、インドネシアでは大ヒットになった名曲」だ。
そういえば、彼女が出てきた番組で何回か聞いたことがあったと思う。

インターネットで探して、曲を何回も何回も聞いた。
本当にいい曲だ。



この曲を聴きながら、自分の20代の時の旅を思い出した。

★★イギリスのデヴォン州エクセター(Exeter)という街にバスで到着した。
その日は、ゲストハウスかB&Bを探して泊まろうと思っていた。
バスを降りて、ロータリーできょろきょろしていたら、
アジア人らしき若い男性が声をかけてきた。

(怪しい!身構えている私・・・)

彼:「マレーシアからの学生ですか?」
私:「いいえ、日本人です。今旅行中で、宿にこれから行きます」
(宿はまだ決まってなかったが、こう答えておいた)

いろいろなやりとりがあって、彼がこんな提案をしてくれた。

彼:「もし良かったら、うちの大学の寮に泊まれますよ。案内します」

私:(ウソーッ、危ない危ない、怪しい男の人に付いていくわけないでしょう?)

でも、何かピーンと来たのか、彼の言葉を信じて付いて行った。

大学到着後、本当にマレーシア人留学生の仲間を紹介してくれて、
結婚している留学生カップルの部屋に泊めてもらった。

彼らのベッドのどちらかに私が寝て、多分旦那さんの方は
ソファーで寝たのだと思う。
今思うと信じられないくらい、純粋だった!
私も彼らも・・・



留学生仲間が何人も集まって来て、私を歓迎してくれたのだ。
みんなでビートルズの曲や、「Asian people」?などの曲を歌った。
ギターを弾いていた人もいたっけ。。。

懐かしい!!

「心の友」を聞いて、○十年前の情景が蘇ってきた。
自分の源流に、久しぶりに出会ったような気がして
思わず涙が出た。