風に吹かれたアン

旅歴、40年~世界中を放浪するのが夢。
40ヵ国は行ったけど、コロナで一時中断。
今年はまた挑戦するぞ~(笑)

一年間読んでくださり、ありがとうございました~

2015-12-30 17:45:47 | まち歩き♪
 ひねくれもののオバサンが、一年間こまめにblogを書き続けた。



いつも、大体三日坊主で終わるのに・・・

私の人生の中で、こんなに続けて他の人に自分の気持ちを発信したのは
おそらく無かった気がする。

「変なオバサンのたわごとなんて、誰も読んでくれないだろう」と
最初は思っていた。
でも、本当に誰も読んでくれなかったら、
きっとショックで寝込んでいただろう(笑)

文章を書くということで、心の中の整理ができることに気付いた。

大きな収穫が得られた。

皆さん、変なオバサンの書いたことに付き合っていただき
ありがとうございました。

また、来年も自分と向き合いながらblogを続けていけます。

たった一人でも読んで下さる方がいるというのは、
すごく心強いことです。

今までどおり、井戸端のことを書いていきます~

年末年始、楽しい時間をお過ごしください。


「終わった人」・・・タイトルが刺激的過ぎ~

2015-12-27 18:08:15 | 日記・エッセイ・コラム

 

内館牧子さんの小説を、図書館で借りてきた。

タイトルに惹かれて、興味を覚え読み始めた。

何となく、中身が想像つくような表紙の絵でもある(笑)

これって、男性だけではない。
女性も、私も同じだと感じた。

何とか「自分はそうはなりたくない」と、悪あがきをしている。


「牛込柳町界隈」・・・縁の糸がつながった!

2015-12-22 11:44:16 | 日記・エッセイ・コラム


牛込柳町界隈に、習い事に通っている。

自分の小さい時の思い出探しも兼ねているので、
時間があると付近を散歩する。

市ヶ谷薬王寺と今は呼ばれている場所がある。

父が良く話してくれた、
「ポーランド大使館」の馬車の写真が手元にある。

立派な馬車の前に、エプロンをした普段着姿の私が写っている。
4・5歳ぐらいの時の話なので、覚えているようないないような・・・

児玉坂の前を、今まで何回も歩いてみた。
確か、父親が写真を撮ったというのはこの辺りのはずだが~

ある日、通りがかりの70歳前後の女性に、思い切って尋ねてみた。

「以前、この辺にポーランド大使館があったようなのですが、ご存知ですか?」

50年以上も前の話だが(笑)、もしかしたらと淡い期待を抱いて。

「ごめんなさい。結婚してからここに来たので、
古いことはあまり知らないのです」とのことだった。


そうだ、皆が皆生まれたところにずっと住んでいるわけではない。

この私自身がそうだ。
引っ越しを繰り返したので、
東京にいてもある意味、異邦人みたいなものだ。

それ以来、父の思い出話も、馬車の写真も、
「幻かもしれない」と
ルーツ探しは半分諦めていた。


雨の日、習い事の帰り道、
未練がましく(笑)例の付近を訪れた。

防衛庁そばの外苑東通りに面して、
かつて賑わっていた商店なども
今は皆、大きなビルの1階に入っているようだ。

話を聞きにお店に行っても、誰一人として知らないだろう。

「変なオバサン」だと、思われるだけだ・・・


そんな中で、ちょっと昔の雰囲気のタバコ屋さんがあった。

それも、今までは見過ごしていたが、児玉坂のちょうど入口付近だ。
あ、このお店・・・

私の勘があたった!!

嬉しいことに、女主人が古いことも覚えていてくれた。

「そう言えば、夫が良く、ここにはポーランド大使館が昔あったんだ。
短い間だったけど」と、言ってましたよ。

「私も結婚してからこの辺りに来たので、自分では見たことがないのですが」

やった~~
父の昔話と、
馬車の写真は「幻」ではなかったのだ(笑)

2週間後、私の古ぼけたモノクロの写真を持って、女主人を訪ねた。
その日も雨だった。

通りを走っていた都電の話や、
街の移り変わりの話が面白かった。

忙しい時間にもかかわらず、
私の相手をしてくれた女主人。
感謝の気持ちでいっぱいです。


凧の糸が切れたような、そんな空白の時間が、
彼女の話によって
現実になり、鮮やかな色も付いた。

香港のクリーム兄貴の姉御は「便利店の女主人」だった。

偶然にも、薬王寺の親切な女性も「タバコ屋の女主人」だ。

私にとって、「女主人」は、幸福の女神ともいえる。


「香港 4・重慶マンション 」

2015-12-19 13:27:08 | 旅行(海外)香港・中国・アジア
何度も香港に通ううちに、現地の人の行動があまり気にならなくなった。



というより、ちょっといい加減だったり、色々な民族・言語が行きかう空気に
ホッとする部分があるのだ。

日本にいると、キチンとした態度でいなくてはいけないと、
いつも自分を抑えているところがある。

香港は、多種多様な人々が狭いところに集まっている。
面積が狭いというのが、東京の比ではない(笑)
異邦人でいることが、寂しくもあり心地よくもある。

今回は、例の(笑)重慶(チョンキン)マンションの2階・3階も歩いてみた。

ペニンシュラホテルにも近い重慶マンションの付近は、
カオルーン側の中心になる。
何だかわからないけど、昼・夜と旅人たちもこのビルの
付近を通ることになる。

数十年前のこのマンションは、確かに「ちょっと危ない」怪しい場所だった。
沢木耕太郎氏の「深夜特急」でも有名になった場所だ。



でも1階部分に関しては、
今は私のようなオバサンも両替しに出たり入ったりする。

アジアや中東系の男性が入口や中に多くたむろしている。

女性一人だと、ちょっとスリリングに感じるが、
普通の時間帯に行く分には危険も特にない、面白い場所だ。

そうそう、今回は意を決して(笑)2・3階にも階段を使ってあがってみた。

エレベーターもあるが、階段の方が開放的な感じがして安心感がある。

手芸屋さん、雑貨店・アクセサリー・宝石店などの他、
ほとんどあまり人が来てないようなお店やスペースが何軒もある。

多分、知り合いや常連さんが、おしゃべりがてら来るのだろう。
あるいは夜など、一般人がいなくなったころにこそ、
色んな取引もあるのかもしれないが・・・

普通の両替商のほとんどが、今は1階に来ていると思う。

時の流れか、だんだんと「オープンで健康的」な
チョンキンマンションになってきている。