同ビルは東京駅のすぐ前に建っている。
皇居周辺の散歩の折、レトロな建物に「素敵なビルだな」と思っていた。
新丸の内ビルの横あたりにあるが、
まさか内部に入れるとは夢にも思っていなかった(笑)
★日本工業倶楽部会館(登録文化財)は、大正9年に竣工した。
80数年にわたり日本経済界の重要な舞台になった歴史的な建物だ。
たまたま「会館見学とランチ」という、願ってもない勉強会に参加できた。
(参考)
「一般社団法人日本工業倶楽部」(にほんこうぎょうくらぶ):
当時の有力実業家により「工業家が力を合わせて、わが国の工業を発展させる」ことを目的として1917年(大正6年)に創立された法人。
初代会長は三菱合資会社頭取の豊川良平で、初代理事長は三井合名会社理事長の団琢磨。
重要経済問題、労働問題などに関して調査活動および政府への建議を行い、経済団体としての機能を果たしてきた。
第二次世界大戦後は戦後経済の復興発展の礎のような役割を担い、経済団体連合会(経団連)、日本経営者団体連盟(日経連)をはじめとした経済団体の設立と育成に協力し、それらの団体と重複する事業は行わないこととなった。
元経済産業省所管 の社団法人で、現在は財界人の交流の場として公益法人としての役割を果たしている。
「日本工業倶楽部会館」:
日本工業倶楽部創立後直ちに建設が計画され、
1920年(大正9年)11月、地上5階、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造の会館が 丸の内の旧伝奏屋敷跡に完成した。
設計は横河民輔、ファサードは松井貴太郎、インテリアは橘教順と鷲巣昌が担当した。日本における数少ない本格的なセセッション様式であり、全体に「雅にして堅」を旨とし、国賓を迎えることを考慮して、正面玄関にはドーリア式オーダーのエントランス・ポーチが配され、正面階段も広くとられた。
1999年8月23日、登録有形文化財として登録されたが、
老朽化のため、2003年3月に会館の南側部分を保存・再現したうえで建て替え、三菱信託銀行本店ビルとして竣工した。 (Wikipediaより)