風に吹かれたアン

旅歴、50年~世界中を放浪するのが夢。
40ヵ国は行ったけど、今年は再び中欧へ~

『クリスマス・キャロル』

2019-12-23 20:40:24 | 日記・エッセイ・コラム


クリスマスの時期は、ちょっと自分を振り返ってみることが多い。

「そういえば、小さい頃は両親とデパートに買い物にいって、
お人形を買ってもらったっけ。。。」
父母は豊かではなかったが、それなりに子育てに頑張っていた。

一方、自分の子育てはどうだったかな?
子供に恨まれることばかりしてたかもしれない。
あまり、良い親ではなかった。

土日の街では、幼い子供を連れた若いお父さん・お母さんを見かけた。
その様子を見て、ディケンズの「クリスマス・キャロル」を思い浮かべた。

今の自分は、いやーな大人になってしまったのかもしれない。。。
若き日の真摯な気持ちをどこかに置き忘れてはいないか?



クリスマスソングを聞きながら、一人で物思いにふけった(笑)

注:「クリスマス・キャロル」(チャールズ・ディケンズ)
→守銭奴のスクルージがクリスマス・イヴに超常的な体験から、過去・現在・未来の旅をした結果、改心をする。
クリスマス・ストーリーの中では最も有名なもの。
広範囲な読者を獲得し、ディケンズを世界的に有名な作家にした。

「アンコウ鍋」を初体験

2019-12-15 20:59:25 | グルメ


まさか、鮟鱇を食べることになろうとは?

冬の味覚で、アンコウは有名であり貴重だ。
ただ、絶対食べてみたいかと聞かれると、それほど恋焦がれてはいなかった(笑)
今回、ちょっと興味があり「あんこう鍋」を食べてみたくなった~

ネットや雑誌で、どこにしようか色々とお店を調べてみた。

結局「都内唯一のあんこう料理専門店」という神田の「いせ源本館」に決まった。
建物も雰囲気ある昔の佇まいで、天保元年創業、189年続いているという!
この古さに参ってしまった(笑)


 
土曜の夜、家族で「アンコウ鍋」コースに初挑戦した。
えー、アンコウってこんなに美味しかったの?と、驚きの連続だった。


 
つるし切りは見られなかったが、あんこうを食べることをきっかけに、
食べ物の歴史や、お芝居・俳句など、結構いろんなことがわかって面白かった。

普段はそれほど話さない家族だが、鍋を囲み「鮟鱇」の珍しさに皆饒舌になった。

日本酒も美味しく飲めた~

映画 「ジョーカー」 に思う

2019-12-03 20:32:37 | 文学・映画・芸術


昨日、「ジョーカー」を見て来た。
美術館ばかりではなく、たまには映画でもみようと作品を捜していた。

そこへ、どういうわけか子供からの情報提供?があり、この映画を知った。
普段そんなに話さないのに、この映画に関しては彼は熱心だった(笑)
 
映画はかなり刺激的な内容だが、やはり見て良かった。
 
人間として誰でもが思う感情や・家族との関係・社会とのつながりなど・・・
作品の中で訴えるものがあり、感動した。
 
私自身、若かった時は父母との感情の行き違いがあり、
家族関係もいいとは思えなかった。
「最悪の家族」「最悪の社会」だと、常に思っていた(笑)

 
今、両親も高齢になり、自分が子供から何かと批判される毎日だ。
人間は、どの年齢や段階になっても、きっと悩みは尽きぬのだろう。
 
映画「ジョーカー」が若い人たちに支持されているのも、嬉しいことだ。
共感できる優しい人がまだまだ大勢いるのだ。

ロバート・デ・ニーロも渋くて、怪しい雰囲気がよかった(笑)