連休中、一冊ぐらいは長めの本を読みたいと思っていた(笑)
外出・買い物・小旅行であっという間に10日間は過ぎていく。
たまたま予約していたこの本が、図書館で借りられた。
林真理子の上手さと、内容の普遍性で、一気に読んでしまった。
読みながら、自分の子育て時代のこと、子供の思春期・青年期のことなどを
思い出して、胸が痛くなることもあった。
どこの家庭でもあるかもしれないが、夫に「子育ての失敗はお前の責任だ」と
言われる情けなさ。。。。
子どものこと、家庭の不始末?は、何で一方的に女性や妻の責任にされるのか??
今更ながら、我が家庭を振り返って後悔の念や怒りが蘇った(笑)
誰が悪いのではない、一人一人は皆善意で生きている。
この「8050」を読み終えて、今だから子供のことも冷静に考えることが
少しはできた。
学校でいじめられているのでは、と考えてしまう親の気持ちが他人事では
ない。
子どもが学校に行きたがらない時、私もまた自分自身を責めたりした。
何しろすぐ「お前の責任だ」という人が家庭内にいるのだから。。。
家族内の葛藤や、自分の人生、また年老いた親たちのことなどを
色々と思いめぐらす。
何か大変なことに出会った時、いったん立ち止まってみるといいのかもしれない。
できるだけ早く、処理したい、片づけたい、とは思うけど。。。
でも、それが最善かどうかはわからない。
そもそも、最善のことなんてどこにも無いのだろう。
自分の気持ちに正直になることが一番いいのかな?