日 時:9月30日(土)10時~
参加者:小倉、山佐、田中、福田
前回調査(8/12)から7週間が過ぎて、ヨシたちのその後を見に行きます。この間、たまに夕立が降ることはありましたが、台風が来ることもありませんでしたので、ヨシはそのまま倒れずに残っていることでしょう(①筆者の希望的観測)。また、これまでの調査結果から、ヨシたちの高さ、太さはほとんど変化なしという結果になるのではないかと思っていました(②筆者の予想)。
それよりも調査にあたる皆さんが、この7週間の間に調査のコツ(笑)を忘れてしまって、悩ましい数字が並んだらどうしよう?と考えていました(③筆者の危惧)。
何はともあれ、調査開始です。
さて、気になる結果ですが…
・ヨシ高さはほぼ変化なし(全体:280⇒279cm、上流:303⇒302cm、下流:259⇒259cm)
・茎の太さの全体平均は約7mmで調査開始以降ほとんど変化が無い。
と言うことで、調査前の筆者の心配ごと(前述の①~③)が全てクリアされました(嬉泣)。
ちなみに、見た目で選んだ最も大きなヨシは高さが404cm、太さが11mmでした。
それはともかく、実際の調査では、前回のデータは伏せたままでヨシの高さ、太さの測定を行いますが、ほぼ全ての測定について、前回に近い測定結果となりました(そりゃ、平均値に差が出ませんね)。
調査データの蓄積だけでなく、(7週間のブランクにも耐えられるまでに)調査手法が固まって来たことに、これまでの苦しい調査の日々を思い返していました(笑)。
さて、ここまで8回にわたって、ヨシの生育調査を行ってきました。春から夏にかけて急激に成長して、夏以降は成長のスピードが鈍化するというヨシの生育過程を実際に確認することが出来ました。その中で、同じ調査区画の中でも生育の度合いに差が見られましたので、次回は調査区画を幾つかに分け、各区画ごとのヨシの生育度を調べようと思います。
ただし、写真からもご想像いただけるように、調査区画は”ヨシジャングル”になっていて、中には入れません(頑張れば入れますが…)。そのため、最後の調査は各区画ごとにヨシを刈り取り、適当な何本かを選んだ上で、ヨシの高さと太さを測定しようと計画中です。
さて今回の調査中、トンボ、アブ、蝶がやって来たのですが、種類も分からず、写真も上手くとれませんでした。それをネタに何か書こうと思ったのですが…
ですが、昆虫つながりで少々書かせて下さい。
実は筆者は、こちらのブログでも紹介されている昆虫観察会(R5.9.10、津之江公園自然再生エリア)に参加していたのですが、講師の稲本先生が紹介して下さった昆虫図鑑に興味を持ちました。
「学研の図鑑 LIVE(ライブ)昆虫 新版」https://zukan.gakken.jp/live/insect_new/
この図鑑は「約2800種を生きた状態で新規撮影!標本では伝わらない「生きた色と形」で掲載しています。」という気合の入り方で、その制作過程を一冊の新書にするくらいです。
「[カラー版] 昆虫学者、奇跡の図鑑を作る」丸山宗利、幻冬舎新書 https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344986695/
子供の頃、学研の図鑑を愛読していた私としては放っておけません(笑)。
ちなみに「昆虫」は嫌いでしたので持っていませんでしたが、長い年月は虫嫌い少年を昆虫図鑑の紹介記事を書く中年に変えてしまいました。長年生きていると、何が起こるか分かりません。
もちろん私は出版社、著者から一銭も貰っていませんが(笑)、昆虫好きの方にお勧めしたいと思います。
閑話休題。
今回も調査にお集まりいただいた皆さん、どうもお疲れさまでした。