(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

もう俺らの仕事場じゃないんだよな…JPビルは

2012年04月18日 | 管理人のきまぐれ日報
夜更け。
先日、ウヤ情買ってきたので
パラパラとめくってみたら
東京中郵跡地に建ってる新しいビル
「JPビル」のことがチラッと出ていた。
俺ら下々の郵便屋に言わせれば
何をエラソーに名乗ってんだ
JPったらモルガン・スタンレーだろ?
カッコつけるんじゃない!って感じか。

かつての中郵には色々伝説があって
よく語られる地下トンネルの話も然ることながら
一番てっぺんの階に東鉄郵があったとか
一階と二階の間に中二階があって、そこで郵袋分けてたとか
建物の柱の芯に入ってた松材が堅くて
普通のコンクリの柱以上に壊せなくて困った、とか
今でも色んな話を出身者から聞くことが出来る。
中郵出身者ったって、みんながみんなエリートの集まりではなく
そこで働いてたのは普通のオヤジ、あんちゃんばっかりだから
出てくるのは大した話じゃない。
寧ろ「今では笑い話」っていうのが多くて
中二階で仕事してた、っていう件とかは
「アレはそれこそ『サティアン』だよw」
とネタで〆られる位だ。
どんだけぁゃιぃんだwww
俺の仕事場も、立地からしてぁゃιぃが
中郵の話には負ける。
何せ郵便物が人の手で動いていた時代に建った局舎だし
完成した頃とその50年後とでは
中も相当改装されて違ってた筈だから
出身者でなければ誰も知らないような話がまだあるに違いない。
俺なんかは結局入れなかった人間なので
最終的にどういう風な中の構造だったのか
余計に知りたい位だ。

周りでは文化財として保存すべきだ、という声も挙がってたけど
時すでに遅し、声が挙がる前に解体する件はあっさり決まっていて
あとはもう裏っ側からバリバリ…っと。
それでも昭和一桁の時代に建った当時の
外観だけは何とか再現した訳だけど
出身者の間から保存を呼び掛ける動きは
俺が見聞きした限りでは殆どなかった。
まぁ…また戻って仕事が出来る訳でもなかったし
週末にギャンブルだ、やきうだ、ゴルフだ、って
休みの日の予定の話ばっかりする人々だからね。
俺も含めて、郵便屋ってのは。
現役で使ってこその局舎だし
「何を今さら保存?」って具合に
あまり拘る人がいなかったのかも知れない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿