【欄外】ED78の臨客

　地元､って割にはポジで撮った記録が殆んどない､ED78｡
　尤も､ネガで全機撮ってたって意識があったし､ポジをメインに使って撮るようになった時には､ネタに事欠かない関東･甲信越で活動するようになったのもあったが､上京する前後のタイミングに｢板谷のスイッチバック廃止｣って大ネタを使い果して以降魅力がなくなってそれで行かなくなったのが大きかった｡
　とはいえ､14系ハネ･ハネフ入線というネタは出かけるに値するのがあり､”シュプール戦”の勢いで行けば楽勝と踏んでいたこともあって､撮影前々日に｢能登｣利用で関山にラッセル強行でスキー臨を撮りにいってから帰京､その日のうちに夜行バスだか臨時急行｢津軽｣だかで山形入りして､仙山線で山寺駅東方の観音堂のある踏切ポイントに行った｡
　狙いは山形駅で団体を下ろして回送で戻る所｡｢シュプール蔵王｣の583系電車も狙えて一挙両得､と思って待ち受けた｡
　｢シュプール蔵王｣の回送は定時で通過したものの､回送9836ﾚは行きの時のダイヤ乱れが響いて遅れが波及して､朝方に山寺を通過するのが数時間後の昼間の通過になった｡慣れていたけれど足下が冷えるのは辛かった｡

ED78 ５が牽く回9836ﾚ(面白山高原～山寺間：27.01.'96)

　この撮影が終わってからは山寺から仙山線で山形に出て､｢つばさ｣利用で帰京､休む間もなく急行｢能登｣で直江津入りして｢シュプールユーロ｣を撮って帰って､一連の撮影行はやっと終わった｡
　しかし体力の減退までは及びもつかないもので､翌日月曜日に目が覚めるとどうも熱っぽいというか､ダルい｡出勤途中に水道橋の薬屋で体温計買って体温測ったら､信じられない値が出てその体温計をもって出勤､課長の前で体温再計測してみたら40°2'もあったのが公式に確認されたので

(# ｀Д) ＜ お前､帰れ！

　以後インフルエンザで３日だか４日だか休んでいた｡