(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

見たいという人がいるなら

2011年12月06日 | 庄内・越後 \|EF81の記憶|/ 東北・常磐
 今年も喪中欠礼の葉書が何枚か届いている。折角作ってるから是非とも出したいけれど、身内の不幸があったなら出すのを控えるのは仕方ない。
 けれども例え自分の身内に不幸があっても年賀状が欲しいと言う人がいたら…
 一昨年作成の年賀状を出す時にこんなことがあった。
 某関東地区在住の方で、弟さんを亡くされたという人がいた。一度喪中欠礼らしき葉書が届いたのだが、その文面からは大変気落ちした様子が滲み出ていて、鉄道趣味を止めるという内容まで認められていた。
 趣味的にも大変な先輩でいらした人からの「止める」宣言。相当なショックを受けたのだろう。受け取った俺もそれがとても残念でならなかった。
 所が数日後、その人からこういう内容の葉書が届いた。

「やっぱりあなた(=俺)の出して下さる年賀状が見たいので
一度欠礼は撤回します、今年も出してください」

 驚いた。
 欠礼撤回の葉書なんて初めて貰った。何分お歳を召していらした人だから、これを素直に受け応えていいのか迷ったが、他ならぬ強い希望とあらば出すべきだな、と思いその意思を汲んで差し上げ、一番綺麗に撮れたと思った、この中身のを送ることにした。


 翌年、その方からお礼の葉書を頂いた。大変な眼福だったようで、俺も出した甲斐があったというもの。ただ、欠礼は欠礼で持ち越した様子で正式な喪中欠礼の葉書が12月に届けられてきた。
 やったことは些か礼儀を欠いたかも知れない。けれど、それでも欲しいと言ってくださる以上はその人がそれで幸せになるのなら、俺は出してもいいんじゃないかと思った。


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