グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

中国・王岐山氏の副主席就任に思う

2018年03月18日 | 日記
中国の全人代で習主席の再選とともに昨秋引退した王岐山氏が国家副主席に選出された。
習主席の再選は既定路線だが王岐山氏の副主席就任は高齢(69歳)のため政府の要職を退任した後のことであり意外に思ったものだ。
それにしても信任投票ともいえる選挙結果が有効投票数2970票に対し反対票はわずか1票だったことには驚いた。
誰も何も言えない空気がその場を支配しているようで空恐ろしくなる。
そしてマスメディアには「習・王終身体制」などというフレーズが踊る。
中国には「長期政権は必ず腐敗する」という格言はないようである。
いくら王岐山氏が「反腐敗」で辣腕を振るったとはいえ自身の問題については別次元の問題ではないだろうか。
やっぱり中国という国は「民主主義」とは程遠い国だと思わざるを得ない。
独裁制という点では北朝鮮も中国もあまり差がないようである。
違うのはせいぜい世襲制の有無と粛清のあり方くらいだろう。