グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ネット損保の事業見通しを考える

2018年03月20日 | 日記
ネット損保の自動車保険全体に占めるシェアは8%前後とみられているがその伸びは芳しくないようだ。
あまり気が付かなかったが業界には撤退や合併話が結構あるようである。
「アマゾン・エフェクト」という言葉に象徴されるようにリアルの事業がネット勢に駆逐されつつある業界が多い中で損保ビジネスは数少ない例外か。
たしかに自動車保険事業には自動車ディーラーという強力な代理店網がある。
クルマを購入する際に同時に対面で保険契約を行うというのは安心感という面でも利便性という面でも効果的である。
問題は保険料の格差だろうがその際決定的な要因となるのが契約者ボリュームだろう。
結論から言えばネット損保事業者の中で一定の規模を持つ事業者が低保険料を武器に業績を伸ばしていくことになるのではないか。
リアル損保事業者は保険料に相応しい事故対応力の強化を目指すか、それとも保険料の値下げで対抗するのか?
それに業界再編もまだあるのかもしれない。
一時期生保と損保の相互乗り入れが流行ったがこちらの方はその後どうなったのだろうか・・・。