12月に入りますと、あちこちでクリスマスのイベントあって賑やかですね。
寒い季節ですけど、毎年この時期はわくわくしてしまいます。
白ヒゲのおじいさんが赤い服に大きな袋をかつぎ、
子どもたちにプレゼントを配り歩く……
皆さんご存知のクリスマスの主役、サンタクロースです。
彼ほど子どもたちに
愛される有名人はいないでしょう。
しかし人気者の彼は昔から
あの赤い服を着ていたわけではないのです。
プレゼントを配る
サンタクロースは、
聖ニコラウスの
伝説からきてます。
昔、信心深いけど
貧乏な三姉妹が
結婚の支度金が
なくて困っていました。
通りがかって事情を
知った聖ニコラウスが、
夜に三つの金塊を
娘たちの靴に投げ入れました。
この伝説がやがて
クリスマスと結びつき、
プレゼントを贈る、
サンタクロースが誕生したのです。
もしもし、サンタさん?
最初ファーザー・クリスマス
(クリスマスのおじさん)や
シント・ニコラウス
と呼ばれました。
ファッションも魔法使いのような
フード付きのローブで
色も地味なものか、
召使を連れた威厳ある
司教の姿をしてました。
私たちの知る
サンタクロースが
最初に登場したのは、
19世紀末のアメリカの
週刊誌からでした。
真夜中の配達
有名な政治風刺画家だった
トーマス・ナストは
クリスマス号に
掲載する予定の詩から
インスピレーションを受け、
トナカイのそりに
乗って空を飛ぶ、
ふとっちょで
赤い帽子とコートを着た
白ひげの陽気な
おじいさんを描きました。
彼は痛烈な風刺画を
描く一方で、
毎年クリスマスに陽気な
サンタクロースを
雑誌に掲載したのです。
クリスマスの朝
トーマス・ナストが描いたサンタクロースのイメージは、
アメリカにとどまらず世界中に浸透していきました。
一人のイラストレーターの創作から始まった
サンタクロースも、今や誰もが知っている有名人。
ちょっと太めの優しいおじいさんの姿は心が温まる気がします。
さて次回も素敵なクリスマスの特集をいたします。
お楽しみに!
次回は12月19日の予定です