滑稽新聞
晩酌の代表、ビール。
一般家庭にまで浸透したお酒ですが、
国産ビールが初めて誕生したのは明治時代。
ビールを初めて紹介したのは、
江戸中期ごろの出島のオランダ人だそうです。
その後、開国間もなくのビールは
主に外人向けとして輸入する貴重品でした。
一般的に知られるようになったのは、
海外から技術者を招いてビールを日本国内で製造できるようになってからです。
国産ビールの中でも、老舗の一つであるキリンビールも、
最初は外国居留地に重点を置き、醸造に適した湧水があることから
横浜に工場を建設しました。
やがて販路が東京までのび、
明治後半から大正にかけてビヤホールや
カフェーにもビールが登場しました。
銀座に洒落た内装の店舗が開店し、
文化人やモダンボーイやガールも足しげく通うようになります。
一杯十銭(もりそばが一銭八厘)と
高級品でしたが、
ハイカラで最新の飲み物として歓迎されました。
次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!
次回は1月の予定です