猫と人の関係は古代までさかのぼります。
人が農耕を始め、貯蔵管理方法を模索する中で、猫という動物に注目するようになりました。
猫は貴重な食料を奪うネズミなどの害獣を、素早い動きで捕らえることができます。
アジアからアフリカまで、広い地域で住んでいた大型の猫を、
穀物を守るために飼いならしたことが、家猫のはじまりと言われております。
猫を間近で観察した人々は、光の加減で変化する瞳や自立した性格に驚き、親しみと尊敬を抱きました。
しかし同時に猫は「得体のしれないもの」という印象を生みだし、
妖怪や魔女の使い魔など、マイナスイメージを植え付けたのです。
絵葉書展では、猫の不思議な魅力に夢中になった人びとの、
自由な想像力を活かした絵葉書を数多く展示しております。
次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!
次回は7月の予定です