西洋から沢山の情報・文明を取り入れ、
真似をしていた時代はおわり、独自の和製西洋文化が芽生えました。
大正から昭和初期の日本は、まさに日本の西洋文化が発展し、
新しい美意識とデザインが席巻しました。
その中の一つに、抒情画というジャンルがありました。
感傷的な余韻を残す絵を、抒情画と名付けたのは蕗谷虹児です。
抒情画は、センチメンタルの中にユーモアやロマンスが隠れております。
竹久夢二を始め多くの挿絵画家の、
詩情豊かな挿絵が雑誌を彩り、少女の心に響きました。
夢二、虹児を中心に、同時代に活躍した挿絵画家も展示。
大正ロマンから昭和レトロの世界観をご紹介いたします。
ドラマティックな時代の中で
、乙女たちが抒情に馳せた夢、
憂いに触れることのできる企画展でございます。
是非、ご高覧頂きます様お願い申しあげます。
次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!
次回は5月の予定です