今では、当たり前のように使われている靴。
靴は足を保護する道具としてだけでなく、
素材や装飾にこだわるファッションの重要アイテムとして、
また人を魅了する小道具として世界中で発展しました。
幕末の頃、侍が西洋の靴を履くことは
恥ずかしい事として嫌厭されていましたが、
丈夫で動きやすいブーツの性能を認め、
軍靴を中心に日本にも浸透していったとのことです。
靴が絵葉書のように、庶民も履くようになったのは
関東大震災以降と推測されております。
日露戦争をきっかけに、
日本人の足にあう靴を国内工場で
生産できるようになりました。
しかし当時はまだ和服が主流で、靴を履くのは一部の学生や富裕層のみでした。
ですが関東大震災以降、
勤務服を中心に、
洋装が一気に広がりました。
それから既成紳士靴や
婦人靴が小売店でも販売されるようになったのです。
次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!
次回は4月の予定です