河鍋暁斎は激動する時代を、
奇抜で独創的な絵で風刺しました。
自らを画鬼となのった暁斎は、
様々な流派の画法を貪欲に学び、
日本画だけでなく浮世絵でも活躍したのです
彼の魅力は高い描写力と
躍動感あふれた登場人物たちのユーモアあふれるセンス。
特徴を正確に写しとったうえで、
極端なディフォルメをほどこした画は、
グロテスクに見えるほど。
それは浮世絵の世界でも発揮され、
他の浮世絵とは一線を画す作品を発表。
題材は当時の流行や事件、新しく流入した文化を、
皮肉と鋭い感性で表現しました。
才能が際立つ、
暁斎特有の洒落がたっぷり効いた作品は、
国内外でも高い評価を得ております。
次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!
次回は10月の予定です