クルミちゃん 人形と犬
小さな体につぶらな眼。
大きなリボンがトレードマークの、おしゃまな女の子。
クルミちゃんは、少女むけキャラクターグッズの先駆けでした。
挿絵画家、松本かつぢは、抒情画のスターでしたが、
その表現に限界を感じておりました。
そこでより自由に表現ができる、マンガに転向しました。
就学前の幼女を主人公にした漫画を連載したところ、
その明るくユーモアあるキャラクターが好評をえて、グッズにもなりました。
最初は雑誌のおまけとしてシールや絵葉書になりましたが、
よほど評判が良かったのでしょう。
すぐにグッズ販売するようになったのです。
絵葉書やシールはもちろんのこと、紙製着せかえ人形にもなり、
クルミちゃんの福々しい顔を真似た類似品も多く出回りました。
クルミちゃんは漫画の枠をこえ、
キャラクターとして活躍したのです。
次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!
次回は10月の予定です