今回ご紹介致しますのは、
企画展の大きなテーマであるハートについてです。
ハートは真心や恋心を伝えるために、
西洋では古くから使われたシンボルの一つです。
日本でも当たり前のように使われているハートマーク。
この心臓をモチーフにしたハートに関する、
ロマンティックなお話はたくさんあります。
To Greet My Love Three Cupid Heart
心臓と恋が密接な関係にあるのは、
前回取り上げたキューピッドのエピソードからも明らかです。
胸の高鳴りが矢によって、
射られた衝撃に例えられたのでしょう。
そのためキューピッドとハートは
セットになったモチーフが数多く見られるのです。
Love Heart Arrow
また心臓は結婚にも深い関わりがあります。
婚約の象徴として薬指に
エンゲージリングをはめますね。
婚約指輪の歴史は古代エジプトの習慣から起源とされております。
左手の薬指が心臓と直接繋がっている
愛の静脈があると考えられておりました。
そこから古代ローマ時代に婚約の成立を
証明するために指輪を送る習慣が誕生し、
現代へと引き継がれていったのです。
Cupid's Message
感情の動きが心臓の動きに影響を与えるところからも、
心と心臓が繋がっていると考えられておりました。
西洋文化から誕生したハートは愛のシンボルとなり、
世界中で親しまれるようになったのです。
次回も企画展の特集を致します。
お楽しみに!
次回は7月2日の予定です