Haste not, Rest not

二度と返ってこない今の自分の気持ちを積み重ねる部屋。

透明人間18号 / RADWIMPS

2013-04-03 20:37:24 | 詞備忘録
晴れた空の蒼さだけじゃ もはやかばいきれはしなくて
このままではボロが出ると 黒く染まり色を仕舞いこんだ
されど黒に身を預けるほどの懐などなくて
どちらにせよ潔さが 求められることを知った

聖者も僕も同様に 照らしてくれるのが救いだよ
太陽が照らす相手選んだら きっと僕に色は与えられない

ただ一つを貫く人 幾色にも塗れる人
それぞれなけなしの 正しさを振り絞っているのに 僕は
白と黒の狭間で今日も 見事なまでの灰の色
涙一つこぼしてみても 色は教えてはくれない

賢者も 空も 凡人も それぞれの色に染まる中
太陽の光纏った君は 無色透明に輝いていた

何ににも染まらぬように 何にでも溶けるように
心と声との隙間に 裸で立ってられるように

黒発:白着 鈍行に乗り 何万回目かの里帰り
その道すがら乗り込んできた 君に僕は見つかったんだ
すると灰の色の僕を眺め 綺麗と言ったんだ
虹の色を掻き混ぜると 同じ色をしていると

聖者の声がこの僕の 耳にも聞こえるのは救いだよ
声が 届く相手選んだら きっと君と僕は出会えぬまま

何ににも染まらぬように 色々から逃げるように
これっぽっちのこの僕に 何を選べというのかい

僕にもなれるかな
何か嫌いというには 何も知らないから

僕にもできるかな
この命の間に 全ての色を手に

できるかな

愛さないで 愛でよう
探らないで 探そう
語らないで 喋ろう
歩まないで 歩こう

愛さないで 愛でよう
飾らないで 飾ろう
変わらないで 変えよう
失くさないで 捨てよう

君と羊と青 / RADWIMPS

2013-04-03 09:19:00 | 詞備忘録
今がその時だともう気付いてたんだ 光り方は教わらずとも知っていた
眼の前の現在がもうすでに 思い出色していた

奇跡は起こるもんじゃなくて起こすものだと 手当たり次第ボタンがあれば連打した
『今』がすり切れるくらいに生きてたんだ 精一 目一杯を

喜怒哀楽の全方位を 縦横無尽に駆け抜けた日々を

君を見つけ出した時の感情が 今も骨の髄まで動かしてんだ
眩しすぎて閉じた瞳の残像が 今もそこで明日に手を振ってんだ

世界が僕らを置き去りにするから 負けじと彼らをなおざりにしてやった
するとどうだ寂しがったこの世界が 向こうから割り込んできた

今日の僕を賞味できる期限は今日 眠らせて 腐らせるくらいならばと
青いままでヘタもとらず落ちた僕を 君が受け取ったんだ

苦いけど 苦しくはないよと 君は
酸っぱいけども 悪くはないよと そう言った

起承転結の『転』だけを 欲張って頬張った僕らの日々よ
『結』することなどのない日々を

君を見つけ出した時の感情が この五臓の六腑を動かしてんだ
眩しすぎて閉じた瞳の残像が 向かうべき道のりを指差してんだ

リアルと夢と永遠と今と幻想が 束になって僕を胴上げしてんだ
あの日僕らを染め上げた群青が 今もこの皮膚の下を覆ってんだ

ちから

2013-04-03 08:57:02 | 趣味
復興予算が関係ないところに使われていた、なんていう
予想通りでやっぱりか、と思うニュースも
いざこうやってテレビなんかで見てしまうと救われない気持ちになって、
この国は何なんだろう、
大変な思いをしている人の気持ちはどうなるんだろう、
それでも正義を信じて闘っている人もいるんだろう、
そんな中で仕事に追われている自分で精一杯な私は何なんだろう、
とか、色んな気持ちがごちゃまぜになりながら
桜散らしの雨の中を歩いて駅まで歩いて、

でも、久しぶりに聴いたスピッツとラッドウィンプスに
沈み切っていた気持ちをすくいあげられた。

私には私にはできることをするしかないし、
私は私を生きる。
自分の持ち場で奮闘する。

懐かしい歌や新鮮な音楽は
根本に立ち返らせてくれる。

朝の通勤ラッシュ、
暗いニュースを見たりして気持ちが沈んだまま
駅構内で人の波をかきわけてゆくとき、
音楽だけはいつもわたしの味方だ。



♬どうでもいいとか
そんな言葉で汚れた
心 今 放て

春の歌 / スピッツ