●福田三津夫様
「定年帰農」者のお米つくりとブドウつくり⑮
稲の苗を食べる動物
ブドウを食べにくるカラスの話をしましたが、稲の苗を食べにくる動物の話です。
その1「ヌートリア」
かつては沼狸(ぬまたぬき、しょうり)とも呼んでいたようですが、いま、このあたりではヌートリアと呼び体長が50cmくらいの水辺に住んでいる動物です。川や用水路を泳ぐ姿をよく見ます。
柔らかい上質な毛皮を入手するために、第二次世界大戦のころには軍隊の防寒用飛行服の裏地として使用するために、輸入されて飼育された外来種とのこと。
軍隊の「勝利」にかけて「沼狸(しょうり)と呼ばれていた???
戦後、飼育されなくなって放逐され野性化したようです。
稲の苗を食べに来るので、被害に遭いやすい田んぼには用水路から上がってこれないようにべニア板で囲っているところもあります。(写真)
その2「スクミリンゴガイ」(通称・ジャンボタニシ)
もともとは食用として輸入されたようで、全国各地に養殖場があったそうです。が、採算がとれず廃棄されたものが野生化した外来種のようです。
タニシよりもはるかに大きくて、近所の田んぼで苗が小さい時に食い荒らされて、田んぼの3分の一ほどを食べられてしまったところもあります。
このふたつは、人間の都合で輸入したもののの、結局は人間が廃棄して、それが野生化して、いまや人間に仕返しをしているようです。
矢部 顕
「定年帰農」者のお米つくりとブドウつくり⑮
稲の苗を食べる動物
ブドウを食べにくるカラスの話をしましたが、稲の苗を食べにくる動物の話です。
その1「ヌートリア」
かつては沼狸(ぬまたぬき、しょうり)とも呼んでいたようですが、いま、このあたりではヌートリアと呼び体長が50cmくらいの水辺に住んでいる動物です。川や用水路を泳ぐ姿をよく見ます。
柔らかい上質な毛皮を入手するために、第二次世界大戦のころには軍隊の防寒用飛行服の裏地として使用するために、輸入されて飼育された外来種とのこと。
軍隊の「勝利」にかけて「沼狸(しょうり)と呼ばれていた???
戦後、飼育されなくなって放逐され野性化したようです。
稲の苗を食べに来るので、被害に遭いやすい田んぼには用水路から上がってこれないようにべニア板で囲っているところもあります。(写真)
その2「スクミリンゴガイ」(通称・ジャンボタニシ)
もともとは食用として輸入されたようで、全国各地に養殖場があったそうです。が、採算がとれず廃棄されたものが野生化した外来種のようです。
タニシよりもはるかに大きくて、近所の田んぼで苗が小さい時に食い荒らされて、田んぼの3分の一ほどを食べられてしまったところもあります。
このふたつは、人間の都合で輸入したもののの、結局は人間が廃棄して、それが野生化して、いまや人間に仕返しをしているようです。
矢部 顕