後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔405〕ドキュメンタリー「NAGASHIMA~“かくり”の証言」が遂に完成しました。(矢部顕さん)

2021年10月07日 | メール・便り・ミニコミ
■福田三津夫・緑様

●最初のシーン
濃い青色の未明の海と崩れ落ちた患者収容桟橋

●ナレーション
波ひとつありません。
浮かんでいると本土まで運んでくれそうな海なのですが、
凪いでいても隔ての海です。
今まで誰にも話さなかった。この桟橋から、島にあげられたときのことを。
顔を出さなかった、家族に迷惑がかかるから。
でも、もう時間が残っていません。
あなたにだけは知っていてほしい。
あなたに真実を託します。
*     *     *     *

ドキュメンタリー映画製作に協賛金をいただき感謝申し上げます。おかげさまで、
ドキュメンタリー「NAGASHIMA~“かくり”の証言」が遂に完成しました。
27人の入所者の証言を集めて、愛生園の四季と織り交ぜた構成になっています。

また、廃棄されていた愛生園が出来たころの過去の古い16mmフィルムを拾った
入所者の方がいたのですが、その映像も使われています。

現在は、日本におけるハンセン病の長い歴史(光明皇后の時代から?)の最後の最後の
局面ですが、最後の証言集となります。
高齢で、証言出来る人の最後です。今後はもう不可能でしょう。

下記は製作実行委員会のHPです。
https://www.kakurino-shougen.com/

コロナ禍が落ち着かないと難しいと思いますが、今後は全国各地で自主上映会を開催して
いただける方やグループを募っています。

ドキュメンタリー「NAGASHIMA~“かくり”の証言」製作実行委員会
矢部 顕

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