私がミリタリーに染められた番組、とも言えますね(笑)。
以前「戦車男」なんて記事をアップしましたが、実は私は戦闘機と戦車が特に好きな「ミリタリーマニア」でもあります。
これは、ひとえに小学校の頃の友達がこの「コンバット」と言うTV番組で私を引きずり込んだから、とも言えます(笑)
当時の私の周囲の男の子達の趣味と言うと、殆ど誰もがソフトボール。
そして、チャンバラと鉄砲が続いていた気がします。
これらは比較的、どんな男の子でも一度はハマる趣味、でしたね(笑)
ソフトボールはTVでプロ野球をやっている。
チャンバラは時代劇が今より当時は多かったので、これまたポピュラー。
鉄砲と言うと西部劇が主体で、比較的少数。
ところが、鉄砲を使うこの「コンバット」は、西部劇より時代がぐんと新しい。
友人に誘われて一度見てハマってしまい、結局これが今の「戦車マニア」につながっていると思います。
(「戦闘機マニア」になったのは、映画「トップガン」の影響が大きいですね。これは又別の機会に。)
小学生の頃は、「何故かつての敵国アメリカが主役で、同盟国だったドイツが負ける番組をやるのだろう?」と言うような疑問を抱きつつも、主役のサンダース軍曹・ヘンリー少尉他の常連メンバーがいつの間にか気に入ってしまっていました(笑)。
この「コンバット」、最近までBS2で放送していまして、ほぼ全編録画して見る事ができました。
これは戦場を舞台にし極限状態に置かれた人間の心理を描き出しているドラマであり、単なる戦争ドラマではないのです。
各編毎にテーマが違い、「戦争であるが為の人殺しが正当化される矛盾」とか、「敵同士であってもちょっとしたきっかけで心が通い合って戦う事を止めて別れる(いずれ別の場所で再会すれば再び殺し合う運命ではあるが・・・)」とか、大人になって改めてじっくり見て「考えさせられる」テーマが少なくありません。
随分前から放送されていましたが、今月でこのシリーズの放送が終わってしまいました。
幼いなりに「あのストーリーはどんな展開だったかな・・・?」と心に残ったストーリーがいくつかあり、それは全てこの放送で見直す事ができました。
その一つ、戦争のであるが故のむなしさを心に植えつけられた作品の一部を簡単にご紹介します。
ヘンリー少尉が前線にいる負傷兵の救護の為、部下と軍医を伴い徒歩で前線に向かう。
行軍中、軍医の息がかなり荒くなってきたので木陰で彼を休憩させ、ヘンリー少尉は部下と共に周囲の警戒をする。
5分ほど休憩した後に軍医の元に戻ると、軍医はそこで死んでいた。
ヘンリー少尉が部下に漏らした一言。
「病気で死ぬ事もあるって事を忘れていたよ。」
コメント
- まめ八 [2009年4月17日 19:38]
- こんばんわ。
まめ八の子どもの頃は、男子で零戦、大和、タイガーを知らなかったら友達との会話に入れませんでしたよ。
晴れた日は外で野球か戦争ごっこ、雨の日はプラモの自慢大会とか板ゲームやってましたね。
でもまめ八の両親が戦争経験世代でしたから戦車の模型なんて買ってもらえず、そのトラウマが40過ぎのこの年になっても戦車を作り続けている所以でしょう。
戦車に限らず、飛行機とか軍艦やっている人達って“戦争”についてよく勉強してます。
ですから、世間一般の人達よりも戦争の悲惨さや虚しさをよく知っていますよ。
コンバットにしても、最近ではバンドオブブラザースにしてもしっかり観るととても悲しい映画ですよね。
どの戦争においても、戦病死は実は戦死よりも多いのですが、ヘンリー少尉のこの言葉には戦争という“非日常”の中にあって、病死ということを通じてしか日常を感じる事が出来ない悲しい状況がよくあらわされていると思います。 - EP82-SW20 [2009年4月17日 21:52]
>まめ八さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
零戦も大和も憧れでしたよw
ただ、タイガーについては、私の周りでは少数派でした。
どちらかと言うと、当時は自衛隊の61式戦車が戦車ではポピュラーでしたね。
それと、あの「複合転輪」には私はかなり違和感有りました。
バンドオブブラザースも全編見ました。
あれは実際従軍した人達の実話がベースなので、戦争ドラマとしてもかなり重みがありますね。
プライベートライアンはフィクションですが、モデルとなった実在の人物がいますから、あれも重いですね。
ヘンリー少尉の言葉は、私も聞いてはっとしましたよ。
それ程「戦死」が日常の世界だと言う事ですから・・・。- 真鍋清 [2009年4月17日 22:25]
- コンバット、このドラマは小生が9~10歳頃フジテレビでやってましたね。兵士と恋人の別れや束の間の触れあい等に戦争に翻弄される人間の空しさ、辛さに心を打たれ涙を流したこともあります。
ただ当時=小学4年生たる1979年頃(小生は9歳だった)は小生は戦車や軍艦というよりもヨーロッパ製乗用車=メルセデスベンツやBMWの各種、アウディの各種、ルノー30TSやルノー18GTS、プジョーの各種(特に当時出たばかりの505そしてフルサイズの604)、オペルレコードやアスコナ等にはまっていました。これらは戦車やウェポントラック、ジープ等と対照的に平和も平和、近代テクノロジーで速度無制限のアウトバーンやオートルートを150-200以上で巡航する為にある存在なだけにレーンチェンジやブレーキの安全性、洗練された乗り心地を有してはいても途上国の内戦で真っ先に爆破されて跡形も無くなる存在(笑)。従って小生の戦争への興味も戦車や軍艦派と違い政治的安定がどうしたら保たれるか、経済や産業と戦争の関係は何か、といった切り口からでした。 - EP82-SW20 [2009年4月18日 19:55]
>真鍋清さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
それは面白いアプローチですね(失礼)
確かに戦争では車も壊されてしまいますからw
私はこの番組を見てから徐々に染まっていきまして、一時期車やそれ以前の鉄道に対する関心がかなり薄くなりました。
興味の対象って波がありまして、この後F-1の日本開催と「スーパーカーブーム」で車が復活します(笑)
しばらく戦車は無縁で、ゲームの「アフターバーナー」や映画「トップガン」でジェット戦闘機。
そしてゲームの「デザートタンク」「パンツァーフロント」で戦車が復活しています(笑)
車はスーパーカーブーム以来ず~っと続いていますねw
あなたのブログにコメント投稿されたものです。