エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

杜鵑・・・ホトトギス

2015年10月11日 | ポエム
杜鵑は、別に子規とも書く。
子規と書いて、ホトトギスと読む。

この季節は、子規の忌日でもある。
子規忌は実は9月19日である。
糸瓜忌(ヘチマキ)とも獺祭忌(ダッサイキ)とも呼称する。

とまれ、この季節は杜鵑が咲き初む候ではある。



季語としては、誠に美しく語感に響く。
かてて加えて、感動の心に共鳴するのである。







「床しさの証は不要ホトトギス」







ぼくの好きな季節の花であって、語感に共鳴する花であるのだ。



この花は、みっちりと花が着かないのが良い。
いまごろ咲いている杜鵑は、台湾ホトトギスである。

けれども、ほっこりする花である。



      荒 野人