エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

冬薔薇

2017年11月17日 | ポエム
冬薔薇、谷津バラ園である。



こざっぱりしたバラ園、である。
香りのある薔薇の傍を通り過ぎると、仄かに匂う。

注意書きがあって「物を食べるのは禁止」とある。
ぼくは、お昼ご飯の弁当を買い求めて入場したのだけれど・・・。
一旦、園を出てお弁当を頂いた。



総菜などの匂いが無い分、爽やかな薔薇の匂いが漂う。
それで良いと思う。



純白の薔薇は、沁みる。



赤は、パトスが掻き立てられる。
下手な花言葉より、直感的に感ずる気持ちが大切だと思うのだが・・・。
ぼくは、結構花言葉が大好きである。







「冬薔薇陽射しのおちてくるはやさ」







色、という概念が雲散霧消する。
それほど冬薔薇は感覚的である。



感性がいたく刺戟され、癒される。


     荒 野人