新しい年が始まった。
穏やかな新年、である。
近所に住まう孫が正月早々に来訪。
昼と夜、正月の食事をした。
一番上の孫は、大分遠い場所に住む。
年に一度会えるかどうかであり、寂しい。
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けれど、どんな場所で正月を迎えようとも馳せる気持ちは同じである。
年を重ねるとともに、そうした血の繋がりが思われるのである。
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先ずは氏神さま「氷川神社」に出かけた。
昼食後であったけれど、破魔矢も熊手も、お御籤も売いでいなかった。
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けれど、この神社には富士塚がある。
何より、大銀杏のギンナンは美味しいのである。
まだ少し残っていて、風が吹くとパラパラ落ちてくる。
孫たちは、それを拾い集めて楽しそうであった。
氷川神社の後、孫が御籤を引きたいとのことで東京大物に出かけた。
人出は、圧倒的に多かった。
御籤を引くのに、長い列が出来ている。
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「カンマ打ち葉月朔日良く晴れて」
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いずれにしても、御籤を引くと云うのは新しい年の習いである。
孫二人は、末吉と大吉を引き当てた。
縄に結びつけ、帰ってきたのであった。
遠い場所に住む男の孫は一人。
近くに女の孫二人。
三人の孫だけれど、行く末をずっと見ていられない哀しさを感ずるこの頃である。
荒 野人
穏やかな新年、である。
近所に住まう孫が正月早々に来訪。
昼と夜、正月の食事をした。
一番上の孫は、大分遠い場所に住む。
年に一度会えるかどうかであり、寂しい。
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けれど、どんな場所で正月を迎えようとも馳せる気持ちは同じである。
年を重ねるとともに、そうした血の繋がりが思われるのである。
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先ずは氏神さま「氷川神社」に出かけた。
昼食後であったけれど、破魔矢も熊手も、お御籤も売いでいなかった。
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けれど、この神社には富士塚がある。
何より、大銀杏のギンナンは美味しいのである。
まだ少し残っていて、風が吹くとパラパラ落ちてくる。
孫たちは、それを拾い集めて楽しそうであった。
氷川神社の後、孫が御籤を引きたいとのことで東京大物に出かけた。
人出は、圧倒的に多かった。
御籤を引くのに、長い列が出来ている。
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「カンマ打ち葉月朔日良く晴れて」
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いずれにしても、御籤を引くと云うのは新しい年の習いである。
孫二人は、末吉と大吉を引き当てた。
縄に結びつけ、帰ってきたのであった。
遠い場所に住む男の孫は一人。
近くに女の孫二人。
三人の孫だけれど、行く末をずっと見ていられない哀しさを感ずるこの頃である。
荒 野人