エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

今日は大寒

2018年01月20日 | ポエム
大寒の寒さの中では、縮こまるしか無い!
そう思いつつ、昨日は小石川後楽園に出かけたのであった。

そろそろ梅が咲き初めたであろうと、勝手に判断して出かけたのだ。
白梅が四五本、紅梅が二三本。
綻び始めている。

園内を隈無く歩き回り、漆喰壁の面白さを詠んでみた。







「大寒や漆喰壁の縞模様」







句を詠んだ日は大寒の前日だけれど・・・。
気分は「大寒」の日。



美しい壁なのだけれど、手入れは行き届かない。
カビのような、苔のような青いものが白い壁を浸食しつつある。



でも、庭園の美しさが損なわれた訳では無い。



寒椿の紅が、点晴となっている。
大名庭園の極みである。


     荒 野人