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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

松納・・・松がとれました

2018年01月08日 | ポエム
昨日が松の明け。
門口の松飾りを外す日、でありました。

松納、まつおさめとも云います。
松過、まつすぎとも云います。

新年の美しい言葉、であります。



これは、芙蓉の絮です。
新年のオマージュとも云えないけれど、齢を重ねる哀しさが見えるのです。
松納に合わせて、今年の賀状に記した新年の句を紹介します。







「幣帛の揺るる殿内初祓」
「しめやかに刻の野辺ゆく初夜明」
「繰り返し観じてみたき初景色」
「竹林の音消し去って初鶯」
「何事も無きかのように初松籟」







幣帛・・・へいはく
松籟・・・しょうらい

初物尽くし五題、としました。
佳句ではないけれど、気分は正月です。

御尋ね頂いた皆様の、今年一年のご多幸を御祈り申し上げます。


          荒 野人