エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

アトリエ蜻蛉

2012年03月01日 | ポエム
「アトリエ蜻蛉」に行ったのである。



テレビの「人生の楽園」なる番組で取り上げられたアトリエである。
この番組は、基本的に田舎暮らしをコンセプトとしている。

このアトリエは、里山の奥深くで陶器を焼き、ゆったりとした洋服を裁断して楽園を作る夫妻、とりわけ妻を中心とした楽園である。
茨城県城里町にこっそりと蹲っている。
横には風情ある竹林と雑木林が広がっている。



奥手にある建屋に作品が展示されている。
手前の建屋の右横に電気窯が設置されているのである。

作品作りの一寸した建屋がある。



展示はこういった風情である。






      竹林の葉擦れの音や寒雀          野 人





家屋の前方に拡がる田園風景側である。

左にちょっと見えるのは、手作りのテーブルと椅子であって、ここで珈琲でも飲んだら気分が良いだろうと思われるのである。



文字通りの前方である。
視界が広がっている気分の爽快さは、こうしたステージでこそ感じられるのである。




      里山のそのまた奥は春遠く          野 人




まだまだ木の芽時には程遠い風情であった。



個展の準備に忙しい時間であったけれど、気持ち良く迎えて頂いた。
もう少し時間があれば良かったな!と思いつつ辞したのであった。

ぼくの車でぎりぎり、この家の住人はボルボに乗っておられる。
ボルボをここまで乗り入れる運転のテクニックは超弩級である。
ぼくはプリウスだったけれど、植木にこすりそうであった。

とまれ、作品と人柄がフィットした時間に出会えたのが嬉しいことであった。
個展が重ねられると、作品が高価になっていくのが常である。
せめて、そうではないように・・・。

誰でもが、気軽にここの陶器を使える手軽な価格をキープしてほしいと祈念するものである。
「アトリエ蜻蛉(とんぼ)」である。




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      荒 野人


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