エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ニオイスミレ

2016年03月24日 | ポエム
我が家のニオイスミレが、目を楽しませてくれる。
仄かなすみれ色、である。

否、むしろ白に近い。



昨年買い求めた鉢植えなのである。
二鉢のうち、この一鉢が生き残ってくれたのだ。



楚々として野である。



野の匂いを周囲に漂わせてくれる。
野に誘う・・・そういっても良いだろう。







「生きるてふニオイスミレの野山かな」







こんなにも愛おしいのは何故だろうか。
生きる事の情念を、優しく包むからであろうか。

ニオイスミレは、淡淡としているけれど逞しいのである。



ぼくたちは、こうした小さな植物からもエネルギーを頂いている。
生きる事は素晴らしい。



     荒 野人


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